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晩夏の尾瀬ヶ原 【2】 [尾瀬]

 下山時には予報通りの雨となりましたが、日中は雲は多いものの晴れてくれました。カンカン照りではなかったので花の撮影にはちょうどいい感じでした。 普通に歩いていると黄色いオゼミズギク、紫色のコバギボウシ、サワギキョウが特に目立つので、一般のハイカーさんには花がとても少ない感じるかもしれませんが、もっと小さい花を見ている尾瀬通の私たちには、まだまだいろんな花が見えています。

 今回の目的だった小さな花もなんとか見つけることが出来ましたし、ヤチランのような思わぬサプライズもありまして、日帰りでしたが花好きにはなかなか好結果の尾瀬入りとなりました。 人も少ないのでじっくり尾瀬を楽しむにはいい季節です。 

↓↓ 雲の多い天気でしたが、サワギキョウが見頃でちょっと色あせた草の色が晩夏の雰囲気を感じさせてくれます。

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↓↓ ソバナ。 森林の下で咲いている姿はこの時期はとても目立ちます。花色は薄いものや濃いものもあります。

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↓↓ アカバナ。 同種のイワアカバナかと思ったのですが、雌しべがこん棒状をしているようなのでアカバナとしました。 イワアカバナは頭状だそうですが、その違いはかなり微妙じゃないかと思います。

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↓↓ マルバダケブキ。 こちらも湿原より草地や沢地に多いです。かなり高くなるので黄色い花が目立ちます。

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↓↓ クロバナヒキオコシ。 草丈は高いのですが花はとても小さいので目立たない花です。撮影時もなかなかピントが合わずちょっとイライラします(^^;)

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↓↓ テングノコヅチ。 (同定確率80%) ツルリンドウに似てますが、他の草にはほとんど巻き付かず地面を這います。花は茎の先につけるだけです。ツルリンドウは葉脇からも咲かせるので、このあたりで区別します。が、まだちょっと自信がないです(^^;)

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↓↓ 白花のコバギボウシ。 ときどき出現するのですがどうも一過性のようなので毎年咲くとは限りませんが今回は運良く見ることが出来ました。

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↓↓ スギナモ。 上の大堀川に沢山たなびいているのがスギナモです。 花を咲かせるというイメージがなかったのですが、とても小さな花をつけるそうです。ただ遠いし小さいのでマクロ撮影とかは無理だったので高倍率ズームデジカメラで撮影してみました。なんとかそれらしいのが判りますが、それでも解像度も悪いので微妙ですが、たぶんこれが花です。花は子房のついた雌しべと雄しべが3本というシンプル構造だそうです。

Dscn0082a.jpg

↓↓ 今回の目的だった、ホソバノシバナ です。 シバナという似たものがありますがそちらは海岸沿いの塩湿地や塩田に生えますがこちらは普通の湿地に生育しています。ヤチラン同様とても細い植物なのでかなり見つけにくいです。

IMGP8711a.jpg


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コメント 2

hidamari

昨年工事したところに見事ホソバノシバナ、咲いてくれひと安心です。
今年も工事があるので、植物の調査に行ってきました。
今回は尾瀬の植物ならこの方!という先生と一緒だったので、
とても勉強になりました。でのスゲ類は難しい~~~~(>_<)
by hidamari (2012-08-13 05:49) 

てばまる

hidamariさん
 ホソバノシバナしっかりさいてましたね。しかも数本の花と花のない株もけっこうありました。目立つ花ではないですが大切にしていきたいですね。
尾瀬の植物の先生! 一度お目に掛かりたいものです。


by てばまる (2012-08-13 18:47) 

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