雨の尾瀬縦断 【3】 お花たち [尾瀬]
前回に続き、花の写真でーす。 梅雨の時期は尾瀬の花は種類も多くなりますが、そこを過ぎるとあまり目立たない花も多くなります。これは周りの草の葉が伸びてきて見えにくくなるからです。でもよーく見るといろんな花が咲いていたりするので、キスゲやカキツバタなどの目立つ花ばかり見てないで是非、腰をかがめて湿原の草の中を覗いて見ると面白いと思います。
【機材: K-5IIs DA18-55mmF3.5-5.6AL WR/SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO/Nikon P510】
↓↓ 大江湿原の尾瀬沼近くの湿原にはヒオウギアヤメの大群落があり今回は丁度最盛期のようでした。ただ遠いのでNikon P510で引き寄せてやっと咲いてるのが判る感じです。ちょうど光が差し湖面がキラキラと輝いて綺麗でした。
↓↓ 上田代に出る手前に広がる湿原を山の鼻湿原と呼んでますが、ちょうどカキツバタの大群落が見頃を迎えていました。雨が降りしきる中でしたが、この花は雨がよく似合います。
↓↓ 【左】 ヒオウギアヤメ。 【右】 カキツバタ。 よく似ているので混同しがちですがヒオウギアヤメは全体的に薄い紫色でカキツバタは鮮やかな紫色です。そしてカキツバタの垂れ下がった花弁には白い筋が入るので区別できます。
↓↓ 【左】 ヤナギトラノオ。 【右】 ミクリゼキショウ。 ヤナギトラノオは今年は沢山咲いているようです、この花は絶滅危惧種に指定されています。 ミクリゼキショウは目立ちませんが葉があやめに似ています。
↓↓ ツルコケモモ。 中田代にはとても多く、夏の終わり頃にはリンゴのような美味しそうな実がなります。
↓↓ オタカラコウ。 蕗のような大きな葉が目立ちますが花も大きく伸びて目立ちます。
↓↓ 【左】 カラマツソウ。 【右】 モミジカラマツ。 湿原で多く見られるのがカラマツソウです。 林内にはミヤマカラマツという似た種もあります。 またモミジカラマツも林内ですが葉が掌状をしているので判別しやすいです。
↓↓ 【左】 ハナニガナ。 【右】 シロバナハナニガナ。 この二つは同じところに咲いていました。 クモマニガナもほとんど同じなので区別が付きにくいのですが、「尾瀬植物図鑑」(著:猪狩貴史)ではハナニガナとなっているのでこれに沿うことにしました。
↓↓ オオレイジンソウ。 変わった形の花ですよね。 テンマ沢~山の鼻付近や尾瀬沼の林縁、などでよく見掛けます。
↓↓ ハクサンシャクナゲ。 比較的標高の高いところに咲き、アズマシャクナゲより花期が遅いです。 白砂湿原や沼尻ではちょうど見頃でした。
↓↓ ギンリョウソウ。 薄暗い林床でよく見掛ける白い奴です(^-^;) 別名ユウレイソウとも言われます。 この株は腐った倒木の上に出ていました。
↓↓ トリアシショウマ。 川沿いや林縁に涼しげに咲いています。
このほかにも、撮影していますが、とりあえずこんな感じで「花」の写真は終わりとします。
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