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タ~イムスリップ2000年7月 [尾瀬]

 昔のHDDがちょっと挙動不審なのでBDにバックアップを作るのに昔の尾瀬の写真を見ていたら2000年7月22日の尾瀬沼のキスゲが目に留まりました。2000年は初めてコンデジを導入した年でこのときはオリンパス3030でした。画素数はたったの300万画素でブログトップの写真が等倍ですが、当然ですが、解像度が酷い画質ですね(^-^;)

 デジタルで残ってるものとしてはこの2000年7月22日の大江湿原のキスゲの大群落が一番凄かった年じゃないかと思います。フィルムのは確認していません。

 沼山峠から入って大江湿原に出るとそこからもう黄色い絨毯が広がって、ヤナギランの丘のあたりから三本カラマツまでほんとにびっしりと咲いていました。もう圧巻ですね。ここ数年と比べると雲泥の差というか、比べてはいけないくらい次元が違うって感じです。

 ということで凄まじい群落の様子をプレイバックして、何点か掲載したいと思います。当時はブログがなかった時代なのでこうして大きくして出すのは初めてかもしれません。

↓↓ ヤナギランの丘分岐の橋あたりからの写真かな? びっしり咲いてますね~ 

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↓↓ こちらは展望テラスのあたりからです。ここからの風景を撮るのに沢山のカメラマンが三脚を並べていた記憶があります。

P7230152a.jpg

↓↓ これはヤナギランの丘に上がる寸前くらいからの写真です。まさに黄色い絨毯です!! 2000年より前に燧ヶ岳から大江湿原を見ると全部黄色くなっていたのを思い出しました。その写真は・・・フィルムなんですが、そのうち探してみます。

P7230156a.jpg

↓↓ 沼尻へ向かう丘のあたりからの写真です。大江湿原のずーと奥まで絨毯が続いてるのがわかりますね。

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↓↓ ここは、沼山峠から湿原に降り立ったあたりからの写真です。ここからもう絨毯が始まってました。

P7220042a.jpg

↓↓ 三本カラマツあたりから見た大江湿原です。素晴らしいですね。

P7220088a.jpg

 キスゲが減っているのはシカの食害が一因しているのは確実ですが、それ以前に、温暖化の問題もあるのではと思ってます。 たとえばアポイ岳あたりでは盗掘はなくなったのにそれでもヒダカソウは減り続け花が咲かなくなってます。原因は夏場に発生する海からの霧でこれがかかると暑さ避けになり乾燥も防げるわけです。もともと氷河期残存植物で暑さには弱いのです。

 これと同じようなことがキスゲにもあてはまるのではないかと考えてます。個人的意見ですが・・・。 車山や霧ヶ峰は湿原ではないのにあれだけキスゲが咲くのは、標高が高いのと雲や霧がかかりやすいからではないかと思います。でもあちらでもシカの食害は深刻になってるようです。

 とにかく、2000年以前のような大群落は難しいかもしませんが、もう少し盛り返してほしいものですね。


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コメント 10

kyon2

昔は、沼山峠からも黄色が確認できましたからね。本当に近年の状況には、残念です。
by kyon2 (2013-07-25 22:45) 

Aqua

そうなのです。この群落を見たかったんです。でも今となっては単なる高望みなのでしょうか? またこんな光景に会えるのは何年先になるのでしょうか? ちょっと絶望的なのでしょうか?

by Aqua (2013-07-25 23:39) 

てばまる

kyon2 さん
 そうですよね~ 確かに沼山峠からも黄色く見えてました。
 尾瀬ヶ原でも至仏山から下の大堀や外田代あたりが黄色くなっているのが確認できました。

Aqua さん
 もう10年以上この素晴らしい光景を見てないことになりますね。下田代も最近はイマイチですし・・・ 自然の成り行きなら仕方ないのですが、シカがの食害が一因となるとやはり毎年対策をする必要があるでしょうね、シカの増殖は人間にも責任がありますし。

 
by てばまる (2013-07-26 09:29) 

hanami

正しく黄色い絨毯ですねー。
去年があまりに少なかったので、今年はいい方だと自分に言い聞かせていましたが、こんな景色また見てみたいです。
キスゲだけじゃなくワタスゲもミツガシワも昔はもっと多かったように思います。
いろんな要因で尾瀬はちょっとずつ変わってきてるんでしょうかネ?
by hanami (2013-07-26 10:21) 

はるか

素晴らしいキスゲの絨毯ですね。

中学の時に従姉妹に連れられ、夏休みに至仏山に登りました。
尾瀬ヶ原を俯瞰した時、緑の湿原とキスゲの黄色い絨毯で、それは美しく、感動したものです。

5年前同じ時期に登った時に、あまりに黄色が少なくて、私の中学の時の記憶が間違っていたのかな?と、自分を疑ってしまいました。

てばまるさんのこの写真、とても感動して見入っています。

この風景再び見たいものですね。
by はるか (2013-07-26 11:47) 

てばまる

hanami さん
 大江湿原の絨毯を見て尾瀬に通い始めたので、ほんとにまた見てみたいです!! 
 たしかに、昔はいろんな花が群生していたように思います。湿原は徐々に変わっていくので咲く花々の状態もかわるのでしょうけど、いつまでも花の楽園であって欲しいです。

はるかさん
 尾瀬ヶ原の中田代、下の大堀川を中心に広大なキスゲの群落があたりまえの時代がありましたね。
 至仏山からの黄色い群落にも感激したものです、中田代の群落もまた復活して欲しいです。

by てばまる (2013-07-26 20:51) 

pulsar

尾瀬沼から帰って来ました、以前のような大江湿原のキスゲの群生が見たいものです。
by pulsar (2013-07-27 17:44) 

MIURA

僕も、大江湿原、尾瀬ケ原の全面がオレンジ色に色塗られた年に歩いたことがあります。
その時の写真はネガとリバーサルなので探すのが大変です。
7月の尾瀬といえば、ニッコウキスゲのオレンジ色というイメージでしたが、最近は寂しいのですね。
 
当時も、当たり年というのがありましたから、そんなことを期待していましょうか。
 


by MIURA (2013-07-27 23:39) 

てばまる

pulsarさん
 尾瀬沼にも宿泊していたのですね。 
 ほんとにあの頃の黄色い風景をもう一度見てみたいですよね。鹿の食害を長期間阻止していけばある程度は戻るかもしれませんね。

MIURAさん
 MIURAさんのころはもっと凄い縦断だったのでしょうね。2000年以前は釜っ堀田代も群生してましたから、夕焼けとキスゲの組み合わせが綺麗でした。

by てばまる (2013-07-28 20:34) 

アッキーマッキー

こんばんわ
by アッキーマッキー (2013-07-29 21:07) 

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