秋の尾瀬沼 【２】 光の情景

　初日の土曜日は生憎の天気でしたが。日曜日午後からから月曜日にかけてはいい天気で、鮮やかな焼けは無かったものの夕照、星空、朝の情景、そして霜の朝とカメラマンにとっては楽しい情景ばかりでした。ただ星空撮影をすると完璧に寝不足になりますが、秋の夜長のおかげでいくらか寝ることが出来ました。　２泊ですが珍しくK-5IIsのバッテリーを2個使い切ってしまいました。

　今回は素晴らしい光の情景を多めに掲載してみます。

【機材：　K-5IIs　SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5　MACRO】

↓↓　この時期の太陽は皿伏山付近に沈んでゆきます。　太陽が沈む前は草紅葉が一段とオレンジ色に染まりとても美しい時間です。そして落日になると一気に寒さが押し寄せて太陽の暖かさのありがたみを感じます。

↓↓　オレンジ色に染まる草紅葉と三本カラマツ。カラマツに夕陽が照ると背後の暗さに浮かび上がるのでとても印象的です。

↓↓　夜半頃はまだ半月が夜空にあるので影が出来るほど明るいのですが、それに負けない星立ちの輝きがあります。少し感度を落として撮影するとごらんのように星空を撮ることが出来ます。　真闇夜の星空もいいのですが月夜の星空もなかなか幻想的ですよね。

↓↓　そして、未明には月が沈み闇夜です。小さな星立ちも輝きを取り戻し美しい星空が広がります。　とあるポイントで１０分間の露出をしてみました。水面は鏡のようになつていたので星の軌跡が映ります。　感度はiso400、f3.5。　どうもこの長時間露出をすると一気にバッテリーが減るようで、あまり何回も出来ません。

↓↓　三本カラマツと冬の星座であるオリオン座を一緒に映してみました。　綺麗なんですけど、ここで独りで撮影するのはちょっと怖かったりします。このときも丘の方でガサガサと音がしたり、ブォ～と何かの鳴き声がしたりビクビクでした(^-^;)

↓↓　長蔵小屋と冬の星座たち。　上の三本カラマツと同じホワイトバランスですが、人工光が少しはいるだけで変わってしまいます。

↓↓　星空撮影を終えて1時間半ほど仮眠。そして、このビーナスの帯です！　最初は薄いのですが次第に色濃くなります。この朝は鏡のような水面に映り込みとても綺麗でした。

↓↓　モルゲンロートが始まった燧ヶ岳とビーナスの帯。　とても贅沢ですな光景ですね。

↓↓　モルゲンロートの逆さ燧が岳も綺麗でした。

↓↓　この朝は、今季初の本格的な霜でした。湿原は真っ白になり久しぶりに手足の先が悴む寒さは辛いですが、そんなことは言ってられません！　とにかく直ぐに溶けるので日が差す前に撮影でした。

↓↓　霜の道。　うーん、ここだけで何枚も撮ってしまいました。　

↓↓　トリカブトの葉にも霜が付着します。いろんな葉に付着していて撮影対象がいっぱいで困ってしまいます。

↓↓　木道の縁にも霜のツンツンがついてるのですが、この場所は結晶が出来ていました。しかもよく見るといろんな形があって面白いです。

↓↓　そして、太陽が差し始めるとキラキラの始まりです。　虹色に光る様子はまともにピンを置くとうまく表現できませんが、こうしてぼかすことで綺麗に映すことが出来ます。

コメント 5

確実に冷えてきていますね。見ているだけでもシーズンの終わりが近いことを実感させられます。

by Aqua (2013-10-17 01:58) 

う～ん♪～
素晴らしい写真ばかりですね♪～
またまたわたしも行きたくなりましたぁ～♪～
by こいちゃん (2013-10-17 08:23) 

Aqua さん
　台風の後は更に寒気が入ってるようですね。一気に冬モードです。これからは雨の予報が出たら雪の可能性があるので、見逃せませんね。

こいちゃん
　今回は派手な焼けはなかったけど美しい光景を見ることが出来ました。行けば何かしらの収穫があるのも尾瀬の魅力です。

by てばまる (2013-10-17 19:49) 

こんばんはぁ～
暗くなる頃から明るくなってからも！
尾瀬画になります！
水面に写る星良いなぁ～
霜面白い形あるんすねぇ～
by hina02 (2013-10-17 21:14) 

hina02 さん
　そうですね～　通い詰めると、時間帯によっていろいろ表情が変わるのがわかるようになるのでそういうのを撮るのも面白いです。
　水は光を吸収しちゃうので星のような微弱な光は映りにくいのですが、とても綺麗ですよね。

by てばまる (2013-10-18 10:44)