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飯盛山 (長野県) 【1】 [八ヶ岳・霧ヶ峰・諏訪周辺]

 今日はちょっと遠征して長野県の飯盛山に行って来ました。 目的はスミレでしたが、種類は少なくて6~7種類ほど。 高原性のスミレを期待しましたがまだちょっと早かったようです。 麓の方ではエイザンやヒナがまだ咲いていましたが盛りは過ぎてます。 タチツボスミレが林床で沢山咲いていてなかなか可愛いです。 飯盛山は眺望の山でもあります。特に八ヶ岳が目の前に見えて素晴らしいです。 富士山や南アルプスも見えてましたがやや霞みがち。 しかもちょっと風が強かったですが、散策するにはちょうど良い感じです。6月以降なら高山植物も増えるので面白そうです。

↓↓ 飯盛山の稜線から八ヶ岳連峰、見る限りではかなり残雪はなくなってるようです。 1600mの稜線もまだ春は浅いです。

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↓↓ アケボノスミレ 何故か稜線ではあちこちで見られますが他のスミレは少なかったです。

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↓↓ エイザンスミレはこの赤味の強いタイプばかりです。

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↓↓ フイリヒナスミレ  フイリは結構多いですが盛りは過ぎてました。 普通のヒナも多いです。

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↓↓ 林床に咲くタチツボスミレが可愛いです。 周りの様子も一緒に撮ってみました。

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↓↓ 距の白いタチツボも多くて、オオタチツボスミレなのかちょっと判断が難しいです。この付近はいちおう分水嶺になっているそうですので同居してても不思議ではないですが・・・ 

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↓↓ 飯盛山の山頂。 360度展望ですが風が強かったので早々に下山でした(^^;)

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↓↓ 稜線から見える大小のパラボラは野辺山電波観測所。

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続・奥多摩の花たち [高尾・陣馬・奥多摩]

 スミレ行脚の合間には目に付いた野草も撮りますので、どうしても足が止まり時間がかかります、まあこれは尾瀬でも同じですね(^^;) 尾瀬の場合は風景撮りに行ってるのに風景写真より花の写真が多くなってしまいます。 話しが逸れましたが、今回、スミレ探索と同時に目的があったのがコガネネコノメです。ハナネコと同じネコノメソウの仲間です、同種には「キバナハナネコノメ」というのもありますがコガネネコノメは更に鮮やかな黄色をしています。奥多摩ではけっこうあちこちで群生が見られますが数年ぶりに訪れたこの山の群生地はさらに大きく広がっていてびっくりでした。最盛期にはちょっと早いのですが、木漏れ日が黄金色をより輝かせていました。

 ↓↓ コガネネコノメ。 鮮やかな黄色の花が数個集まっています。久しぶりに見ることが出来てちょっと感激でした。

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↓↓ ミドリの器にポチポチって黄色のお菓子を乗せたように見えてしまうのは私だけ?(^^;)

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↓↓ ミヤマキケマン。 何故だかちょっと小降りの株が沢山見られました。 でもこのくらいの方が可愛いですね。

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↓↓ ツルキンバイ。 ちょっと自信がないのですが、葉の状態、そして花弁の付け根がオレンジ色という点からツルキンバイにしました。ただ分布域が関東以西となっているのでちょっと微妙なところですが・・・。

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↓↓ ヤマツツジ。 一面の新緑の中に点々と咲いているので結構目立ちます。

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↓↓ ホソバテンナンショウ。 撮る気もなかったのですが行く先々で咲いていて、撮ってくれ~と訴えかけられているようなので、撮ってあげました(^^;) それにしても変わった形ですよね・・・。

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↓↓ ミツバコンロンソウ。 山道沿いに点々と沢山咲いてました。【bioskopさんに教えていただきました。】

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スミレ行脚 [高尾・陣馬・奥多摩]

 土曜日は雨で出掛けられなかったので予定が狂ってしまいましたが、今日は暑いくらいに晴れたので再び奥多摩にスミレ散策に行ってきました。 例年ですとGWは超満員の電車とバスですが、どうもまだ震災の影響なのか登山客は少ない感じです。最終日なのでゆっくりしようという事かもしれませんが・・・。 日差しは暑いですが心地よい風が吹いて、新緑が綺麗でした。 それにしても奥多摩の山はキツイ登山道が多いですね。。。

 新緑は標高1500Mくらいまで登ってまして春のスミレも合わせるように咲いてました。高尾あたりではすっかり終わってしまったナガバノスミレサイシンも見ることが出来ました。 お目当てのスミレは見つかりませんでしたが、それなりの収穫はありました。

↓↓ 登山道は辛いですが、見上げれば新緑がとても綺麗で癒されます。

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↓↓ エイザンスミレ。とても綺麗な色合いで、香水のような香りが素晴らしかったです。エイザンスミレは芳香のある個体も多いです。

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↓↓ 標高があがるとまだナガバノスミレサイシンが沢山咲いてました。

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↓↓ こじんまりと咲いていたタチツボスミレ。 可愛いですね~

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↓↓ マルバスミレは盛りでした。 白いので目立ちます。この山のは綺麗な白色が多いです。

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↓↓ お目当てのひとつ、シコクスミレ。 とても花付きが悪いスミレですが、郷里四国の名前がついているので愛着あります。

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↓↓ ひょんなところで、オクタマスミレを発見! 花は3つですが既に枯れてました。あと1週間早ければ咲いてるのが見れたことでしょう。来年はどんな花が咲いてるのか確かめに行きたいです。 本当はフイリオクタマスミレを探してましたが駄目でした。でもこれが見つかったので苦労して登った甲斐がありました。でも見に行くのはちょっと遠い・・・。

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フイリヒナスミレとエイザンスミレが群生する場所って他にないかな~?

奥多摩の野草たち [高尾・陣馬・奥多摩]

 スミレ散策の合間には野草にも目がとまります。 春はいろんな小さな花が咲くので楽しいですね。 私の愛用してるシグマ17-70㎜は1:2のマクロが付いてますが、この程度のマクロでも結構気に入ってますし、1:1よりは扱いやすいのではないかということで本格的なマクロレンズをわずにいます。ボケ味も悪くはないので暫くはこれ1本になりそうですが、永年愛用で内部にホコリがたまってきましたが替え玉がないのでなかなか修理に出せず困ってます。たぶん3週間くらいはかかるでしょうね・・・ 超音波になった新型がを買って今のはオーバーホールして長期休暇してあげたいです(^^;)

↓↓ チゴユリ。  白い花を1~3個咲かせ決して華やかでは無いですが林床に沢山生えていました。

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↓↓ ヒメレンゲ。 湿った場所や沢地に多く自生するベンケイソウの仲間です。 黄色い小さな花を沢山さけてとても綺麗です。

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↓↓ ニガイチゴ。 いわゆる木イチゴで熟すとオレンジ色の実になります。種は苦いですが果肉は甘いそうです。

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↓↓ オウギカズラ。 ランナーを出してよく増えるのでほとんどの場合群生状態で見つかります。 

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↓↓ お昼を食べているとじっと見つめる若い猫君を見つけました。物欲しそうにしていたのでお裾分けしました(^^;)

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スミレ散策 [高尾・陣馬・奥多摩]

 どんよりと曇りのこどもの日でしたが、奥多摩仲間と一緒にスミレ散策に行ってきました。 奥多摩分校ではすっかりスミレの顧問にされてますので、何か発見せねばと思ってましたが、2つほど珍しいのを見つけまして、面目躍如という感じです(^^;)

 それにしても薄暗い樹林の中での撮影は大変です。高尾山ほど種類は無いのですが尾根沿いをあるけば高尾山には無いスミレが見れるのが奥多摩の魅力でもあります。

↓↓ フイリフモトスミレ。 葉の脈に沿って白い班が入ってとても綺麗です。花は白色。写真のような花が多い株は少ないです。

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↓↓ こちらは、通常のフモトスミレです。 葉に班がありません。 フモトといっても山の麓にあるとは限りません。
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↓↓ 奥多摩の山の尾根筋には多く自生するのがこの マキノスミレです。 結構小さいスミレです。
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↓↓ フモトスミレとマキノスミレの自然交配種が、このミドリミツモリスミレです。 希に見つかりますが、今回は運良くスミレレーダーが反応して見つけることが出来ました。 これで顧問の役目を果たせました(^^;)
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↓↓ アケボノスミレ。 大きな花が目立ちますが、今回行った場所ではちょっと不作のようでした。 
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↓↓ タチツボスミレですが、とてもピンク色に近い花でちょっと珍しいです。 
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↓↓ そしてこれが今回の珍種! 「ミドリタチツボスミレ」です。 いわゆる先祖帰りと呼ばれるものですが、原因は明らかには判っていません。 名前の通り、ほんとに花弁が緑色をしているものが主ですが、この個体のように花弁の色がしっかり出ている物もあるようです。 基本的な特徴はスミレ特有の距がありません。 しかし花弁はしっかり5弁で上を向いてます。 この個体は種が出来て増えているのか周辺にもいくつか株がありました。 
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奥多摩は広いですが、スミレを探すエリアとしても魅力です。ただどこも急峻なところが多いのが難点ですね。

残雪の尾瀬 尾瀬沼編 [尾瀬]

 残雪の尾瀬、尾瀬沼編です。 2日目朝、出発の時には暫く晴れていたのですが急激に曇ってきてしまいました。 段小屋坂のトラバースを慎重に進んでやっと尾瀬沼の沼尻に到着、昼食後に沼の上を歩き出しました。今年は雪が多く沼の上の氷りも一定でしたので渡ることが出来ました。それでもヒヤヒヤで早足になってしまいました(^^;) 渡っている頃から天候悪化で雨になり風も吹き出してきたのでこのまま下山を諦めて長蔵小屋泊でした。 宿泊客も30名程度と少なくて3人で一部屋使うことが出来ました、しかも15番のベッドの部屋です。コタツがあるのが良いですね~ 

 雨も強まりましたが、夕方には奇跡的に回復して青空も見えて夕陽が景鶴山に落ちるのを見ることが出来ました。 少し薄雲がありましたが春らしい夕景でした。 

↓↓ 何年かぶりに沼の真ん中を歩いて対岸へ渡ることが出来ました。ちょっとヒヤヒヤでした。。。 前方は釜っ掘り田代。

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↓↓ 釜っ掘り田代沖には大きな割れ目が伸びてました。しかもアカシボが吹き出した跡が! 

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↓↓ 元長蔵からのいつもの景色もまだまだ残雪ですが、日に日に融けてきてます。

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↓↓ こちらも元長蔵のところからです。例年早くから開きますが今年はまだ狭かったです。

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↓↓ 三本カラマツは根元まで雪があったのでこんな珍しい構図で撮ることが出来ました。出来たら青空が良かったですね。

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↓↓ 夕方近くには急速に天気が回復して少し青空も広がり薄雲が多いながらも沈み行く夕陽を見ることが出来ました。

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↓↓ 星も少し見えましたが薄雲で駄目でした。その帰りに撮った長蔵小屋の玄関です。暖光が山小屋の雰囲気ですね。

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↓↓ 最終日も天気が悪く小雨の中を下山です。 この写真は三平峠へ登る途中からのものです。白い尾瀬沼の俯瞰です。

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残雪の尾瀬ヶ原 [尾瀬]

 今シーズン最初の尾瀬入りをしてきました。 今回のルートは鳩待峠~尾瀬ヶ原~尾瀬沼~大清水です。 5月1日が天気が悪い予報だったので1泊の予定でしたが、尾瀬沼に付いた頃に天気が急変して長蔵小屋に1泊となりました。 

 初日は天気は上々でした、眩しい残雪歩きはちょっと疲れますが楽しいです。昨年より雪は多くて木道はほとんど見えてませんでした。主立った橋などは出てますが昨年晩秋に工事をしていた上の大堀川橋はとても立派に完成していました。

 竜宮小屋はこの時期には珍しく満室で、しかも95%は景鶴山に登る人たちでびっくりでした。カメラマンは数名だけというのも竜宮小屋にしてみれば珍しいことです。檜枝岐小屋にも景鶴山組が多数泊まっていたようで30日の景鶴山は大混雑だったでしょうね。

今回は、尾瀬ヶ原編です。

↓↓ ミントブルーの融雪の池塘と燧ヶ岳。青空を反映した氷り色はとても綺麗ですね。 黒い筋は割れ目です。

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↓↓ どこまでも続く雪原。 木道はまだ見えてません。

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↓↓ 下の大堀ポイントからの至仏山。 川はやっと割れたばかりのようです。

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↓↓ 景鶴山の背後で燃えるような夕焼け雲が印象的です。

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↓↓ 朝も日の出が見れました。 雪解けの早いところでは湿原が覗いてます。

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↓↓ 柔らかい朝日を浴びる景鶴山。 この時期にしか登れないので大人気となっています。

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↓↓ ダケカンバの張り出しが素晴らしいです!! 無効に佇むのは竜宮小屋の常連カメラマンさん。

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↓↓ 夜は満天の星空を堪能しながら撮影でした。 流星は3つほど見れたかな!?

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↓↓ 上の大堀川の新設された橋。 対面通行が可能な広さになりました。

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 初尾瀬はまあまあ収穫のある尾瀬入りでした。 終始同行したkazuさん夫妻、お疲れさまでした。そしてお世話になりました。またアクアさん、山好きなおっちゃん、ハシタニさんにも逢えて楽しくお話も出来ました。皆さんお疲れさまでした。

 


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