オチクラミズバショウ [尾瀬]
5月中に梅雨入りしてしまった関東地方は台風の接近もあり週末は雨模様ですね・・・久しぶりにお出かけせずにゴロゴロしてます。明日は雨足が強まりそうです・・・。
さて、尾瀬好きの人には興味深い話しです。 昨年はミズバショウのホウが2枚や3枚のものが多数見つかりました、以前からもあるとは思いますが随分注目されました。 これらは単なる奇形とかいろいろ考えてましたが、実はちゃんとした名前があることがわかりました。その名前は、「オチクラミズバショウ」といいます。 ちゃんと品種登録もされていてLysichiton camtschatcense f. ochikurenseという英名もありました。 奥原という方が白馬村落倉で最初に発見したということですが突発的な奇形でなくその後も2ホウになるようです。でなければ登録はされません。 ということで尾瀬で見られる物も去年と同じ個体が2ホウになっていることが考えられます。
↓↓ オチクラミズバショウ。 ホウが2枚あるものを言うようです。
↓↓ こちらも2ホウ。 かなりの数ありましたよね~ ことしも見つかっているようです。
↓↓ こちらは何と ホウが3枚あります。 こういうのもオチクラミズバショウなのてかな~?
追記: 植物の専門家の方の話しですと、ミズバショウが群生するところならオチクラミズバショウが発生しても不思議ではないということです。 元々は突然変異だったのが遺伝子レベルで固定化したのがオチクラミズバショウということになるようです。