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尾瀬の放射線量公表 [尾瀬]

 未だ収束の芽も見えない福島原発ですが、今になっていろいろ隠し事?がいろいろと東電から発表されているようです。 大気中への大量の放射線物質は流石になくなってはいるようですがまだ出ているようです。

 前々から気になっていた、尾瀬への影響ですがホントにやっと測定されて公表されました。 詳細はアドレスのリンクを見て頂きたいですが、やはりというか平地の「0.0***」という数値より1桁多い数値になってます。 これは尾瀬ヶ原が山に囲まれた盆地のような地形なので溜まりやすいと言うことでしょう。 逆にアヤメ平などでは風が強い影響で飛ばされるのか低い数値です。

http://www.pref.gunma.jp/houdou/e2400007.html 【群馬県調べのデータ】

http://www.pref.gunma.jp/houdou/e2400004.html 【東電への要望書】

 これらの数値をどうみるのかは専門家ではないのでなんともいえませんが、たとえば、鳩待峠の鳩待山荘前で1mの高さで0.208uSv/h(マイクロシーベルト/毎時)です。つまり1時間に浴びるの放射線量です。単純にこの場所に24時間いると積算量は約5マイクロシーベルトになります。 更に単純に尾瀬シーズン約180日だと900マイクロシーベルトなので政府発表の基準値を信用するなら安全レベルです。  レントゲン1回分(0.2ミリシーベルト)の方が多いです。 

 ただし、これらの数値はあくまでこの場所だけの数値で、他に食べ物や飲み物から接種されてしまう放射線もあるので、気をつける必要があるわけですが、行政を信じるしかないですね・・・。

 ところで今回のデータは何故か赤田代や尾瀬沼付近が入ってません。 これはどうやら群馬県独自に計測したようで、尾瀬ヶ原でも群馬県内のポイントでの測定しかしてません。 このあたり縦割り行政の弊害が出てますよね。 尾瀬は3県にまたがりますので全体でやってもらいたいものです。 福島県や新潟県側から別々に公表されるかもしれませんが・・・  この測定結果情報は尾瀬保護財団にも記載がありました。

IMGP3549a.jpg

  ところで、ちょっと気になる記事もありました。 福島県の安達太良山系で活動する山岳会が独自に残雪の測定をしたそうですが、そこからは高いところでは残雪1㎏あたり約3000ベクレルの高い数値が出たそうです。 ちなみに野菜など食品の出荷制限は2000ベクレル(ヨウ素の場合)なのでなかなかの高数値ですね。

【参考:日本の暫定基準値(ヨウ素の場合)、食品は2000ベクレル、飲料水は300ベクレル。 但し非常時暫定基準値なので諸外国より高く設定されてますし他のセシウムなど別物質では基準値が違います。】 

 全ての山の残雪に当てはまるわけではないのですが、うーん、気になりますね・・・。 放射性物質は濃縮されますから・・・ 雪解け水はどうなんでしょうね・・・(+_+) 

http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/radioactive/news/20110530k0000m040103000c.html

 

 こんなこと書くと風評被害を助長することになるかもしれませんが、やはり知っておかないといけないと思います。そのくらい今の状況は非常時だと思います。 まあこの程度の放射線なら、ワタシは尾瀬に通いますよっ(^o^)/ 

 


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