初秋の尾瀬ヶ原 【3】 生き物たち [尾瀬]
花の少なくなる季節ですが意外と昆虫類が多いです。来るべく冬に備えて養分を蓄えているのでしょうか?少ない花に群がるように吸蜜しています。 チョウも多くて、この時期の成虫のほとんどは越冬するそうです。逆に初夏に発生し子孫を残した個体はその命を全うします。 トンボ類もヤゴで越冬するので成虫たちは水辺に落ちたりして命が尽きるそうです。 季節が足早に移ろい緑が紅葉に変わり人々の目を楽しませてるその裏側では命を繋ぐためのドラマがあるのですね。
今回は、移動の合間に撮ることが出来た蝶やトンボなどの写真です。
↓↓ クジャクチョウ。 黒い丸い模様は鳥が来たときに驚かして逃げ延びようというためのものだそうですが綺麗な模様ですよね。 年に2回発生して夏以降に生まれたものはそのまま越冬します。
↓↓ シータテハ。 窓に留まっていたので透過になってますがやや浅黒いオレンジ色です。この蝶も2回発生して越冬します。 2枚目の写真も同じ個体で羽を閉じた状態ですが、黒い地に浮かぶ白い班が「C」に似ていることからシータテハといいます。また「L」に似ている斑のものをエルタテハといい、尾瀬でも見ることが出来ます。
↓↓ エルタテハよりも羽の切れ込みが深くなっているのも特徴のひとつです。
↓↓ ヒョウモンチョウだと思いますが、羽がボロボロですね。 この蝶は成虫で越冬しないようなので冬までには死んでしまいます。
↓↓ 尾瀬で大型のトンボというとオオルリシボヤンマです。 この時期は産卵の季節で池塘をオスとメスが一緒に飛び回る姿をよくみかけます。飛んでるところを何枚もチャレンジしてなんとかピントが合っていたのがありました(^^;) 水面に映る姿もいい感じなのでトリミングしてみました。メスの色は緑色型と青色型があるそうです。 下の写真では右がメスです。
↓↓ こちらもオオルリシボヤンマです。
↓↓ トラマルハナバチ。 寒地系のマルハナバチです。エゾリンドウの花の中に入って花粉集めをしている姿をよくみかけます。