SSブログ

東京の奥深い山へ・・・ [スミレ]

 土曜日の信州スミレ遠征ではやや消化不良でしたが、知り合いのブログでサクラスミレが咲いているとの情報をゲッチュしたので日曜日に出かけようと思ってましたが、寝過ごしまして遅い出発となってしまいましたが、結果的にこれが幸いしたかもしれません。 場所は東京の西の奥としておきましょう、というのも場所を明かせないものを見つけてしまったので・・・(^^;)

 初めてのエリアなので見る景色は新鮮でしたけど、こんな奥深いところにも営みがあるんだな~という感じです。 天気も良いしツーリングの人たちが多かったです。おかげでバスはノロノロ運転で到着時間をちょっとオーバーしてしまいました。ただでさえ時間が遅いのに・・・ 結局登山口から登り始めたのは11時45分・・・ 時間もないのでガンガン登りましたが幸いにも道々の花は少なくスミレも終わり気味。 それでも中腹を過ぎるとエイザンスミレやヒナスミレも出てきて足が止まってしまいます(^^;)

↓↓ 汗汗になりながら登りますが、新緑シャワーも浴びて気持ちいい汗に変わります。

IMGP4620a.jpg

↓↓ 足下には、チゴユリがいっぱい咲いてました。

IMGP4604a.jpg

 なんだかんだと尾根に出たのは13時前。展望も良いのですがちょっと雲で良くないですね・・・ 日当たりの良い斜面にはタチツボスミレやアカネスミレも咲いていて、すぐに大きな花が目にとまるとサクラスミレです!! ちょっと久しぶりにみました。ヒゴスミレもポツポツと咲いていて開いているのを見るのはかなり久しぶりです。相変わらず芳香がステキです。

↓↓ 今回のお目当てのサクラスミレ。花が大きくてとても目立つスミレです。花の色が桜色、いやいや花の形が桜?と諸説いろいろあるのですが詳細は不明らしいです。 「高尾奥多摩植物手帳」には陣馬山にもあると記されてますが何度探しても見つかりませんでした。しょうがないのでこういう標高の高いところに行かないと見れないスミレです。

IMGP4651a.jpg

↓↓ サクラスミレとキジムシロ。

IMGP4657a.jpg

↓↓ アカネスミレもけっこう咲いてました。でもこいつは信州で嫌ってほど見ていたのでほとんど写真しませんでした(^^;)

IMGP4626a.jpg

↓↓ ヒゴスミレ。エイザンスミレより葉が細く、5葉に分かれます。エイザンは3葉。 信州では半開きでしたが、ここではしっかり開いたのが数株ありました。花のない株もけっこうありました。よい芳香があります。

IMGP4672a.jpg

ヒゴとアカネがあるなら雑種も出るんじゃない? と斜面をくまなく散策していますと、ギャッ!!と声を出してしまうほどのものが目にとまりました。この葉っぱはどうみたって雑種。そして赤い花・・・ ヒゴ×アカネスミレの雑種のアソキクバスミレだっ! と大興奮で撮影開始。細部もしっかり撮影してこれだけで何十枚と撮ってしまいました。ニコニコで下山したのですが、帰ってからネットや書籍に載ってる写真と比べると、どうも違う・・・ もしかしたら、「ヒゴ×サクラスミレ?」 と疑うようになりましたが、未だに結論は出てません・・・。なにせ、ヒゴ×サクラスミレの写真が乏しいのです。

↓↓ 見つけようと思って探したらみつけてしまった、ヒゴ×アカネスミレ(もしくはヒゴ×サクラスミレ)。 見るからに雑種だと判りますね。 深裂した葉はヒゴだと一目瞭然。 問題は花ですが・・・ サクラもアカネも毛深いのでなんとも・・・ 

IMGP4695a.jpg

↓↓ 花のアップです。 側弁の毛が前方に盛り上がるようになってるのをみるとサクラスミレの可能性も捨て切れません。花が終わりかけなのか花弁が反り返り気味です。 しかもこれ1輪しか咲いてませんでした。

IMGP4686s.jpg

もし片親がサクラスミレなら、キクバサクラスミレという名前で学名もつけられているのですが、肝心の写真がほとんど無いというか、人工交配で作られたものがネットで1点確認できただけでしたが、もう少しすっきりした花色で丸みのある花弁でした。

とりあえず、現在調査中ですが、初めて見たヒゴの雑種なので興奮してしまいました。エイザン系の雑種とはまるで違いますね。こういうのを発見したりするとスミレの魅力の罠にはまってしまうのです・・・。

 

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。