SSブログ

シレトコスミレ [スミレ]

 なうでも書きましたが、7月6~8と知床半島へ行ってきました。 目的はシレトコスミレです。 シレトコスミレは知床連山の硫黄山から南岳にかけての砂礫地帯に生育する珍しいスミレです。 ここにあることは有名ですが、とにかく遠い場所なのでなかなか行くことが出来ませんでした。 しかし南岳付近は1泊以上のテント泊でないと行けないし、半ば諦めていたのですが、永らく閉鎖されていた硫黄山登山口までの林道が昨年から期間限定で許可制で通れるようになり硫黄山日帰りが可能になりやっとチャンスが巡ってきたわけです。 

 1月から計画して、いろいろ情報収集もしていざ出発でしたが、あいにくの天気で常に霧で湿度も高く、硫黄地獄、ハイマツ地獄、雪渓地獄、砂利雪渓地獄、そして常に1番手2番手だったので熊への警戒を最大限から解けなかった精神的なストレスと、予想以上に険しい硫黄山への登山道でかなり大変でした。すっかり筋肉痛です(^^;)。 そんな大変な思いをして、何とかシレトコスミレをゲット出来たのはホントにラッキーでした。南岳付近の尾根ではほとんど終わっていたという話しでしたから硫黄山だけで見れたのは幸せですね。

 ではでは、シレトコスミレの写真をいくつか掲載しますが。これが見かけたほとんどすべてのシレトコスミレといっても良いです。図鑑のような数輪立ちしている株はほとんど無かったです。とにかく今年は咲き始めるのがかなり早かったのです。

↓↓ 憧れのシレトコスミレに逢えて、ほんとに感激でした。 最果てのスミレはなかかな逢えないので感激深いものがこみ上げてきますね。あのルートの険しさを考えると二度と行けないかもしれません・・・

IMGP8019a.jpg

↓↓ 砂礫地に生えることが多いシレトコスミレですが、このようなガンコウランの絨毯の中にもひょっこり咲いているのがありました。可愛いですね~

IMGP7932a.jpg

↓↓ このような1本立ちした株がほとんどですが、尾根沿いは終わっていたので見れただけでもよしとしたいです。

IMGP8025a.jpg

↓↓ 白地に黄色の花色がとてもキュートですね。 こんなスミレは野生ではあまりないです。花の直径は1.5㎝くらいでそれほど大きくはなく、1本立ちは見つけにくいです。

IMGP8007a.jpg

↓↓ こんな大株もありました。咲いた跡はかなり多くて、最盛期はさぞかし見事だったでしょうね。

IMGP7938a.jpg

 今回は尾瀬仲間のkyon2 さん夫妻ともうひとり、さらに北海道の尾瀬好きさん夫妻らと6名で挑みました。皆さんのがんばりもあり念願叶うことが出来ました、皆さんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

 また現地で一緒になった札幌在中の単独男性と姉妹の3名も合わさって総勢9名で往復しました。9名もいたので熊も出てこなかったのかどうかはわかりませんが、まったく会わずにほっとしましたけど、生々しい排泄物いくつか確認して常に警戒をしながらの登山でした。 この3名の方々とはすっかり意気投合して最後は足ゴールも一緒に決めさせていただきました。変なチームに同行してくださってありがとうございました(^^;) そしてお疲れさまでした。

次回は知床の花々です。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。