SSブログ

知床の花々 【3】 硫黄山 後編 [東北・北海道の山々]

 さて知床の花、硫黄山の後編です。

 今回は日帰り登山でなおかつ完全にシレトコスミレ狙いでしたので最初からピークを踏む予定ではありませんでした。というのも、いろいろな情報では浮き石が多く崩れやすく危険ということで無理に行く必要はないなと判断したのですが、ピークハンターさん数名は登頂したようです。でもやはりルートはかなり不鮮明だったそうです。面白いことに誰もピークの写真を撮ってないそうです(^^;)

 僕は予定通り山頂周辺の花ともうひとつのポイントである縦走路途中の第一火口のテント場指定地への分岐付近を探索しました。ただここへのルートも不鮮明でちょっと迷ってしまいました。もう少ししっかりしたルート案内の標識なりをつけないと駄目だと思いました。

 やっとたどり着いたポイントですが、シレトコスミレは葉っぱばかりで花はまったくありませんでした。雪田付近もあるとのことですが、ひとつ丘を越える必要があるようであまり時間もないので引き返すことにしましたが、ちょうどこのころ一時的にガスが切れて硫黄山の山頂が見えました。まさに岩峰で槍ヶ岳のようでした。山頂が見えたのはこのときだけです・・・。

↓↓ 一時的に見えた硫黄山の山頂岩峰。そそり立つその姿はまるで槍ヶ岳。この写真は第一火口方向からです。 このときピークハンター組はキャーキャーと賑やかに下山途中で一瞬姿が見えましたが、岩肌を歩いているようでした。

IMGP7980a.jpg

↓↓ 見えてるスキにとばかり付近で咲いていた花たちと一緒に撮ってみました。慌ただしかったのであまり構図も気にせずに連射で撮ったのですが、なかなかいい感じに写ってますね(^^;)チングルマはけっこう咲いてました。やはりここのは花が大きいです。 

IMGP7983a.jpg

↓↓ ミネズオウ。 これも本州のものよりちょっと大きく色が濃いです。 昭文堂の地図には第一火口分岐付近はお花畑のマークがついてますが、まさにその通りで種類は少ないものの一面にお花が咲いてました。雪田が消えたところにはエゾコザクラの大群生も見えてましたが、時間切れで引き返しました・・・

IMGP7984a.jpg

↓↓ イワヒゲ。 山頂周囲の岩肌には真っ白になるくらいに咲いてました。こんなに咲いてるのは初めてです。

IMGP7922a.jpg

↓↓ コメバツガザクラ。 ちょっと終わり気味の花でしたが咲いてました。 葉が米に似ているという意味なのか、米のように小さいという意味なのかはわかりませんがいかにも高山植物の出で立ちです。 燧ヶ岳にも咲いてます。

IMGP7958a.jpg

↓↓ コケモモ。 うっすらとピンク色をした可愛い花です。 

IMGP7890a.jpg

↓↓ ホソバイワベンケイ。 岩場ではよく見かける花ですね。ちょっと終わりかけてました。

IMGP7968a.jpg

↓↓ エゾイソツツジ。 山頂付近より、硫黄採掘跡地ふきんの岩場やハイマツ帯で良く咲いていました。 

IMGP8038a.jpg

↓↓ ハイオトギリ。 こちらも同じく採掘跡地でみかけたものです。

IMGP8046a.jpg

 もう少し時間があれば山頂付近や第一火口付近、さらには知円別岳あたりまで足を伸ばせればお花やシレトコスミレも見つけられたかもしれません。 硫黄山ルートは大変でしたが、ずいぶん喉元過ぎてきましたので、また機会があれば行ってみたいな~と感じるようになってきました(^^;) 出来たら今度は羅臼岳から縦走とかやってみたいですね。南岳などの稜線に咲くシレトコスミレと稜線の山々のコラボを撮ってみたいです。

★ホームページの方に、今回の旅の速報画像をアップしましたので合わせてご覧いただければと思います。 詳細なレポは現在制作中ですのでもう暫くお待ちください。http://www.tebamaru.jp/


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。