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半影部分月食 [天体]

 昨日28日は満月で、半影部分月食でした。 月食の起こる仕組みは、地球の影に月が入ることでおきますが、地球には大気があったりするため綺麗な影ではなく縁がぼんやりした影になり、おおざっぱに濃い影の「本影」と薄い影の「半影」に分けられますが、その境界はとても曖昧です。 部分月食や皆既月食は本影に入ることでおきます。対して半影にはいると今回のような半影月食と呼ばれるものになります。 半影にも部分食と皆既食があり今回は半影部分月食です。

 半影はとても薄いので見た目にはほとんど判りませんが、一様に輝く満月を知っていれば幾分薄暗い感じが判ります。写真にするとさらに判りやすくなります。 天体ファンの間でもあまり関心の薄い現象ですが、ちょっと撮影してみました。 ただ、半影月食が始まる21時過ぎには薄い雲があり撮影出来ませんでしたが、最大に陰る23時半前には晴れてきたので時間を置いて撮影できました。

↓↓ 28日、23時30分頃。最大が33分ですのでほぼ最大食分です。 月の上方の影が濃くなっています、この方向に本影があります。 月の明るさを一定にするためカメラの設定は固定にして影の部分を判りやすくしてみました。 【K-5IIs SIGMA 135-400mmF4.5-5.6APO(換算600㎜)  F8.0  ISO800   1/1250s 固定。 半手持ち 大トリミング】

IMGP2534s.jpg

↓↓ 29日、0時20分頃。 ほぼ1時間後です。 上方の影が薄くなり少し右側に移動しているのが判ります。月が影の中を移動しているわけです。正確には地球の影も動いてます。

IMGP2536s.jpg

↓↓ さらに1時間後の01時30分ころ。 食の終わりは01時50分頃でしたが、眠いのでやめました(^^;) すっかり影も判らなくなり終わりが近づいています。ここまでくると肉眼ではわかりません。

IMGP2539s.jpg

半影月食は、ご覧のように面白くないのです(^^;) しっかり欠ける部分月食は、2013年4月26日ですが欠け具合は僅かです。 皆既月食は2014年10月8日となります。 


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