スミレツアー 【前編】 [スミレ]
今日は恒例の高尾山スミレツアーでした。 尾瀬シーズンの前に仲良しの尾瀬仲間、奥多摩仲間とともにスミレや野草を見ようというのが目的で、ほぼ毎年行ってますが、今回は天候が悪い予報でどうしようかと迷いに迷い参加表明していた皆さんの判断に任せるということにしましたが当日は8名も集まっていただき和気藹々とツアーすることが出来ました。 懸念されていた雨もほとんど降らずでした。ただちょっと寒くて冬のような気温でした。
今回のルートは短縮して日影沢林道からいろはの森コースを通り山頂付近からショートカットルートを使ったりして参拝路からケーブルで下山しました。スミレは一応一揃いは咲いていて、2週間前には咲いてなかったタカオスミレもぽつぽつと咲いてました。そして、一番驚いたのがヒナスミレの大群落です。何度か訪れている場所ですがこれだけ咲いているのは初めてみました、まったくの想定外のサプライズで、それまでルートで撮ってきた可愛いヒナスミレの影がかすんでしまうほどでした(^^;)
【共通機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO800】
↓↓ 高尾山で発見されたタカオスミレが、ぽつぽつ咲き出しました。本番は1週間後くらいからでしょう。
↓↓ ナガバノスミレサイシは見頃でいたるところで咲いてます。 白っぽい色から青紫色までバリエーションもあります。
↓↓ しっとりと濡れたヒナスミレがとても可愛く綺麗ですね。 このくらいの色が一番ヒナっぽいですね。
↓↓ こちらもヒナスミレですが、紫の筋と距に僅かに色が残ってますがかなり白に近い花です。しかもちょっと斑入り?
↓↓ そして、某所で斜面一面にヒナスミレの大群生となってました! とにかく凄いのですが、この群生をなかなか写真で表現するのが難しくとにかく撮りまくりでした(^-^;) いっぺんに咲いたのですごい状態になっているのでしょうけど、この花付きの良さはいったいどうなってるのでしょう?放射能!?(^^;) 状態からは「ヒナスミレ大爆発」って感じでした。皆さんこの場所からなかなか動けませんでした。それにしても明るいときに撮りたかった。。。
↓↓ かなり色の濃い株ですね。 水に濡れているのもなかなか良い感じです。
↓↓ すこし色の薄いタイプ。ほかにも白っぽいタイプと同じ場所でも花色が豊かです。
↓↓ タチツボスミレの群落が、とて綺麗でした。でも昨日のシハイスミレのエリアのタチツボスミレの群落はもっと凄かったです。
↓↓ マルバスミレも咲き出してます。
↓↓ エイザンスミレも沢山見ることが出来ました。
↓↓ 高尾山の山頂付近はガスがかかり幻想的な感じでした。
例年よりルート短縮でツアーとしては初めてのコースでしたが、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、エイザンスミレ、マルバスミレ、アオイスミレ、ヒナスミレ、ヒカゲスミレ、オカスミレと8種類の基本種を見ることが出来ました。白花なども含めると10種以上になります。やっぱり高尾山はスミレの種類が多いのでいいですね。
参加の皆さんお疲れ様でした。
霧雨の丘陵地 [スミレ]
お昼前後は晴れ間もアリとの予報だったので久しぶりにシハイスミレを見に都内某所の丘陵地に行ってきました。しかーし、現地は霧雨で薄暗く撮影にはちょっと不向きでした。 それでも、シハイスミレはちょうど見頃でした。シハイスミレは主に西日本に多いので関東では隔離的に分布しているだけです。この場所もさらに隔離的に群落を作ったりして咲いています。
今回の場所は初めての場所ですが、僕が知ってる限りでは個体数はかなり多いようです。花はマキノスミレに似ていますが葉は基本的には広くマキノスミレのように立ちません。ただし、中間的なものもあり同定が厄介な場合があります。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO 】
↓↓ 西日本のものを見たことがないですがこのあたりのは基本的なシハイスミレに近いのではと思います。
↓↓ 尾根沿いに隔離的に小群落がありました。
↓↓ 霧雨で水滴がついたシハイスミレ。
↓↓ 尾根とは違うところに見つけた大株。 カメラのホワイトバランスの加減で花の色あいがちょっと変ですね・・・
↓↓ そしてとある場所で大群落地を発見!! ここはとにかく凄いです。傾斜のあるところにも群生してますが、写真の上の方の林床には足の踏み場も無いくらい咲いてました。 都内では最大の群生かも? これだけあるのに斑入りは見つからずです。
↓↓ 明るい林床にはシュンランも多かったです。
↓↓ シハイスミレ以外にはタチツボスミレくらいしか見当たりませんでしたが、切り開かれた場所では凄まじい群落になってました。雨で濡れて垂れていたので晴れたときならもっと素晴らしいでしょう。
さて明日は高尾山・・・でも天気は・・・うーん・・・
桜カワセミ [カワセミ・野鳥]
土曜日は新宿御苑には午後から出かけまして早い午前中は野川でカワセミ撮影でした。何とか桜の木にとまるカワセミを撮りたかったのですがタイミング良くメスがとまってくれました。でもとまったのはこの1回だけでしたが、ついにペアリングが始まりまして給餌が盛んになってきました。巣作りも順調のようです。
さらに、今日は天気が悪い予報もあり寝坊してしまい時間がないのでスミレの方は諦めて再び野川へ出動。 花見客で賑やかな野川でしたがカワちゃんは何度も桜の木にとまってくれて大サービスでした。満開の桜にはあまりとまらないのですが、このカワセミは関係ないみたいです。
【共通機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS HSM ISO400~1600】
↓↓ 待望の満開の桜の木にとまるカワちゃん(オス)。葉や花が茂るととまりにくいので嫌がるのですが何度もとまってくれました。【トリミングあり】
↓↓ アイキャッチがはいると綺麗なのですがなかなか思い通りの場所にはとまってくれません。【ノートリミング】
↓↓ 白い桜のせいかどうか分かりませんがこういう背景が白いシーンはAFが迷うことが多いようです。なのでMFで合わせることもあります。【ノートリミング】
↓↓ こちらは、土曜日の朝の時の物です。メスのカワちゃんですが木の中の方にとまりました。朝陽でアイキャッチが入りましたね。【ノートリミング】
↓↓ 巣穴掘りも順調になりペアリングが始まりました。 盛んにオスが魚をとってきてメスに給餌しています。連続でもってくることもあり愛も深まって来ましたね。あとは交尾をまつばかりです。 写真は魚を持ってきたところです。【大トリミング】
↓↓ そして、魚を渡します。 鱗が引っかからないようにちゃんと魚の頭を先にして渡す気の使いようです。 【大トリミング】
↓↓ 違う場所での給餌シーンですが、渡し追えてメスが食べているとオスは背筋をピーンと伸ばしてしばし待ちます。緊張しているのかな(^-^;) 【大トリミング】
↓↓ 巣穴掘りは交代でやってますが、みていた限りではオスの方が掘る回数は多いです。巣穴は60~80㎝くらい堀り、一番奥に抱卵場所を広く造りますが、すでにその広場を造っている段階のようです。 写真は巣穴からオスが出てくる瞬間です。泥をくわえて外に出しますが、穴の下に山になっているのが掘り出した土です。 それにしても人通りの多い土手ですが平気のようです。 【ノートリミング】
お花見 [旅・散歩]
都内は桜が満開となりあちこちでお花見の人たちが繰り出したようですが、我々もお花見に行ってきました。 あまり混んでいる有名どころは避けようと云うことでまずは新宿御苑に入りました。上野や千鳥ヶ淵ほど混んでないとはいえ大勢の花見客で大賑わいです。ソメイヨシノだけでなくいろんな桜があるので楽しめます。
その後は夕方になってしまいましたが浅草、隅田川の桜を見てきました。こちらも大賑わいですね。あいにく夕方なので花色は良くなく雰囲気を楽しんだ感じです。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】
↓↓ 新宿御苑を俯瞰。 これは高島屋の12階から撮影しました。
↓↓ 白いのはオオシマザクラで葉も一緒に出てきます。 濃い紅色の桜はヒカンザクラ系のようです。
↓↓ 濃い色と薄い色の組み合わせもなかなか綺麗ですね。人を入れないように撮るのが大変でした・・・。
↓↓ しだれ桜。何種類かありました。垂れた桜も風流で良いです。
↓↓ これもヒカンザクラ系でしょうね。かなり濃いピンクです。
↓↓ 満開のピンク色の桜が綺麗です。
↓↓ こちらは八重の桜。NHKとは関係ありません(^-^;)
↓↓ 夕方の隅田川の桜とスカイツリー。 桜の下では宴会で盛り上がってました。
↓↓ 仲見世も大賑わい。裏通りにまわると桜並木がありました。
↓↓ 桜といえば団子。ではなく甘味を頂きました。 テレビの取材もよくくるというお蕎麦と甘味処「花月堂」さんhttp://www.asakusa-kagetudo.com/に入りましたが中は装飾品もレトロな雰囲気で大賑わいでした。 写真は「冷やし大納言ぜんざい」です。
↓↓ こちらは白玉クリームあんみつ。 甘味はどれも自家製ということでとてもマイウーでした。 花月堂の一番人気はジャンボメロンパンだそうですが、売り切れでした。
南高尾陵偵察 【2】 [高尾・陣馬・奥多摩]
南高尾稜偵察の2回目です。 この日は南風が吹き気温も上昇で久しぶりに半袖での山歩きとなりました。 黄砂と花粉で鼻水が止まらず困ってしまい花探しになかなか集中出来ませんでした(^-^;) 早く花粉の季節が終わって欲しいです。
スミレもなかなか種類が多いルートですが、野草も多そうな感じです。感覚的には大垂水峠へ向かうほどスミレも野草も多い感じがしました。
【共通機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】
↓↓ 今回のルートの最初のとっかかりではタチツボスミレの花園になっていてびっくりでした。 ありきたりのタチツボスミレですがこれだけ咲き誇ってると目がとまりますね。色変化もあり3色くらいあったかな。
↓↓ シュンランもけっこう多かったです。
↓↓ ヤブツバキもなんだか多くて見頃でした。
↓↓ アオイスミレも盛り。日陰や北斜面ではまだまだこのスミレが主役です。
↓↓ 草戸山はよく手入れされた休憩ポイントです。神奈川県側に城山湖があるのですが樹木が育ってしまいほとんと゛見えません。写真は展望東屋から撮ったものでなんとか湖の湖面が見えてます。
↓↓ センボンヤリ。 1000本ですが1つしか咲いてません(^-^;)
↓↓ ヒナスミレ。
↓↓ 梅の木平に下りてくるとあるのが 「うかい鳥山」 です、広い敷地に茅葺き屋根や水車、などが並びます。じつはここは炭火焼きの料亭です。写真の向かい側には別館の「うかい竹亭」 がありこちらは懐石料理だそうです。 どちらもちょいとお値段の張る料理ばかりで、汗だくの登山者が立ち寄るような店では無いです(^-^;)
↓↓ うかい鳥山の近くの民家の裏山は広い斜面一面(100mくらい)にカタクリが咲いてました。がっちり柵がしてあるので入ることは出来ません。公開すれば大人気になるでしょうね。
↓↓ 圏央道の高尾インター。高尾山を貫通して出てくるところです。便利になりますが、余計に観光客も増えるのでますます混みそうです。 路線バス最終便に間に合ったのですが、高尾山口まで歩いてみました。遊歩道は幅もあり歩きやすかったです。わたしの足で約20分です。地図だと30分と書かれてます。
南高尾もまだまだ隠れたスポットがあるようです。ただバス便が1日3便しかないのでちょっと不便です。
南高尾陵偵察 【1】 [スミレ]
春分の日、日中に小雨の予報でしたが降らないと判断。兼ねてから気になっていた南高尾に偵察に行ってきました。南高尾は文字通り高尾山の南側に広がる地域で、そこに標高300mくらいの尾根があります。神奈川県との県境で、登山道も整備されているわりには登山客は少ないので静かな山歩きが楽しめます、最終的には大垂水峠を経て小仏城山に繋がりますが今回は時間の関係で手前の方だけとしました。南陵は日当たりも良いのでスミレも早いのではという目論見です。
ルートは、高尾駅~草戸峠~草戸山~三沢峠~梅の木平~高尾山口。時間的には4時間くらいですがゆっくりスミレを探しながら6時間くらいかけました(^-^;) 地図を見ると簡単そうですがアップダウンがとても多く小さなピークもいくつもあります。中級以上のコースだと思います。でも危険なところはありませんし要所要所にベンチや休憩ポイントもあります。ただトイレがまったくないので女性陣はちょっと困るかも・・・。
スミレは予想以上に種類が多かったです。ただ全ルート上にあるわけでなく点々とポイントがある感じです。なんだかんだと11種類は数えました。また高尾界隈では初めてマキノスミレを確認しました。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO200~400】
↓↓ 南高尾陵から見た高尾山。薬王院の建物が見えました。 今日は春霞と黄砂が酷くて展望不良です。
↓↓ 尾根沿いにやたらに多かったニオイタチツボスミレ。 とてもいい芳香がします。何度も何度も嗅いでしまいました(^-^;)
↓↓ ニオイタチツボスミレとタチツボスミレがあったので念入りに探したら、両種の雑種と思われる株を見つけました。マルバタチツボスミレといいます。紫の濃いニオイタチツボスミレとはちょっと違う花ですが、弱いながらも芳香がしました。同定確率85%。同じタチツボ同士なのでけっこうよく見つかるそうです。ただしマルバタチツボノ定義である葉先が尖らず全体に丸いというのはちょっとあてはりません。推測ですが、戻し交配が起きたと思われます、つまり最初に交配して雑種が生まれ、その雑種と片親とさらに交配したというわけです。この個体に関しては葉先があまり丸くなってないということを考えるとマルバタチツボスミレとタチツボスミレの交配種という推測が出来ます。まああくまで推測です。とにかく雑種には違いないでしょう。
↓↓ コスミレ。一カ所だけこれだけ大量に咲いている場所がありました。 アカネも多いのでもしかしたらコスミレとの雑種のヒノクマスミレもあるかもしれません。今回は時間の関係で探せませんでしたが、次回は探してみたいです。
↓↓ ナガバノスミレサイシン。あるところには大量にあるのにないところはまったくない感じです。
↓↓ エイザンスミレは少なかったです。 これから芽吹いて咲くのかも?
↓↓ そして、高尾界隈では初めてみつけたマキノスミレ。 乾燥している場所に数えるほどですが咲いてました。こういう環境下ではとても小さくなりますので見つけにくいです。「大人の遠足 高尾奥多摩植物手帳」には南高尾に希に生えると書かれてましたが、やっと見つけることが出来ました。
※その後、この付近の個体はシハイスミレとマキノスミレの中間的なものと分かりました。どちらの名前を記載しても問題ないのですが、葉が直立している個体が非常に少ないということも考慮してシハイスミレの形態が優勢と判断。今後はシハイスミレとします。
↓↓ ヒナスミレは一カ所だけに大量に咲いてました。白に近くほんのりピンク色が乗っている花色が多いです。このポイントではほぼ満開でした。さすがにこのルートは早いですね。
↓↓ アカネスミレ。花柄や葉に細かい毛が沢山あります。
↓↓ こちらはオカスミレ。アカネスミレの毛の無いタイプです。
このほかに、アオイスミレ、タチツボスミレもあり。 行程中、スミレはずーと咲いてるわけで無く断続的にあるので無いところはまったくなくただ歩くだけになりましたが、これだけ見れればスミレファンとしては満足でしょう。 3月でこれだけ咲いてるとこのルートは4月はあまりないかもしれません。今年は暖かいので特に早いのかな? 機会があれば大垂水峠まで歩きたいです。
野川のカワちゃん [カワセミ・野鳥]
17日の日曜日は一度奥多摩方面へヤマちゃん偵察に出かけたのですが、狙っていたポイントは釣り人が入り、河原では遊んでいる人たちも多く、こりゃ駄目だということで急遽とって返していつもの野川に移動。
到着するなりカワちゃんいました。やっぱり野川のカワちゃんは期待を裏切りません(^-^) 川沿いの桜もぽつぽつと咲き出していまして満開が楽しみです。 そんな花芽も膨らんできた桜の木にカワちゃんがいまして、いきなりホバリングを見せてくれました、しかも滞空時間がとても長く、さらに移動しながら3回ホバリングを披露!! その後も何度もホバしてくれて滞在時間2時間くらいでしたがサービス満天でした。
【機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS HSM ISO400~1600 全てノートリミング】
↓↓ この桜の木はお気に入りのようで何度もとまって魚を探していました。 この日は風が強く水面が波立ってなかなかゲット出来ませんでした。桜の花が咲いたところにとまれば綺麗ですが満開になると狭いのでとまってくれなくなります。
↓↓ 桜の木から飛び出しいきなりホバ祭りが始まりました。 写真3枚は1度めのホバですが、このあと移動しながら3回も連続ホバでした。1回1回がとても滞空時間が長かったです。たぶん魚が見つからないので頑張ったのでしょう(^-^;)
↓↓ ホバリングしながらキョロキョロしています。 それにしても超至近距離でのホバで興奮しました。
↓↓ こんどはこちらをむいて探してますね。 背景があまり良くないのが残念ですが、光線の具合も良くて綺麗なホバでした。
↓↓ これも超至近距離にとまってくれました。このオスのカワちゃんはかなり人慣れしてます。お気づきだと思いますがくちばしに泥がついてます。巣穴掘りが始まったのが分かりますね。
↓↓ で、こちらかその巣穴。でも、ずいぶん水面に近いところですし、穴はいくつもあるので、試掘しているようです。いくつか掘ってみて最終的にメスが気に入った穴で産卵、抱卵します。いづれにしても遊歩道から見える場所なのでこれからが楽しみです。
↓↓ カワちゃんのペア。なかなか一緒にとまってくれません。 穴が完成するとペアリングが始まります。メスは試掘している場所からあまり離れないので、このままここで産卵するかもしれないとの地元のバーダーの話でした。ただ子供が河原で遊んだりするので違う場所に移動する可能性もあります。
パンスターズ彗星 【3/16】 [天体]
高尾山を歩いていた日は天気も良く春霞も少ないようでしたので時間を調整して下山しまして、いつもの三鷹の陸橋でパンスターズ彗星を撮影してみました。 お気づきだと思いますが大砲レンズと三脚を持ち歩いていたわけです(^-^;)
すでに3等星くらいとなり薄明中の発見はかなり難しいです、大型の双眼鏡でもないと肉眼では厳しくなってます。なので撮影して場所を特定するという作業でフレームインしています。 写真を見るとわかりますが、少しは尾は伸びている感じです。明け方の東天にまわって高度が高くなっても等級はがくっと落ちますので、これからは望遠鏡での直焦点撮影がメインとなるでしょう。 大型彗星となって広角レンズでも楽しめれば良いのですが、今回は無理のようです。 まあそれでも市街地の光害の中でも望遠レンズで捉えられるのですから、彗星としては明るい彗星となります。
【機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS HSM ISO800~1600 露出0.7秒~1秒】
↓↓ 核の明るさは落ちてますが尾はそれなりに伸びてるようです。これは地球と彗星の位置関係が変わってきた影響もあると思います。すでにパンスターズ彗星は地球から遠ざかりつつあります。画像はハイライトとシャドウを若干調整してみました。
↓↓ こちらは、薄明中に辛うじて捉えたものですが、よーく見ると尾が矢印のあたりまでスーと伸びているように見えます。 夜空の暗い状態ならけっこう伸びているかもしれませんね。
★アストロアーツからiPhone/iPad用無料アプリ 「パンスターズ彗星を見よう」が出ました。 基本は「iステラ」の表示機能を使ってますが太陽系と彗星の公転の様子もシュミレート出来てちょっと面白いです。 http://www.astroarts.co.jp/news/2013/03/18comet_app/index-j.shtml
早春の高尾散策 【2】 [スミレ]
早春の高尾散策の2回目です。 まだまだスミレのシーズン本番ではありませんが、日当たりの良いところには早々といろんなスミレが咲き出していました。 特に高尾山山頂の日だまりではヒナスミレやエイザンスミレもけっこう咲いていてビックリでした。またタチツボスミレも群落になってるところもありました。 日陰沢はまだまだこれからですが、今回行けなかった上部ではいくつか馴染みのスミレも咲き出していると思います。
【共通機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO iso100-400】
↓↓ 有名な民家の石垣に咲くヒメスミレ。 今年はすでに満開で見事でした。わざわざ車を止めて撮影している人もいて大人気です。石の隙間や狭いところにアリが種を運び入れるのでそういうところから芽が出ます。
↓↓ こちらも石垣の隙間から咲いていた、コスミレです。 花色がバラパラなのが面白いです。
↓↓ ノジスミレ。 山にはあまりない野地に咲くのでノジスミレ? 葉や茎には細かい毛が多いです。
↓↓ エイザンスミレ。 高尾では結構多いスミレの一つです。芳香のあるものもありますがこの個体は無しでした。 奥高尾の稜線には沢山見ることが出来ます。
↓↓ ヒナスミレ。スミレ界のプリンセスと呼ばれるスミレです。淡いピンクが可愛いです。 高尾山頂に近く散策路の斜面にけっこう沢山咲いていましたが本来は3月下旬からの本番のスミレです。
↓↓ こちらもヒナスミレです。 上の個体よりピンクがやや濃いですね。もっと濃い個体もあります。
↓↓ アオイスミレ。 高尾で一番早く咲くはずのアオイスミレですが・・・ あまり考えない方がいいかもしれません(^-^;)
↓↓ 一番どこにでも咲いているスミレがこのタチツボスミレです。 個体差もあり色合いの変化も多いです。
↓↓ ナガバノスミレサイシン。 こちらも高尾界隈では多いスミレで比較的薄暗い場所でも生育出来るので適応範囲は広いスミレの一つでしょう。
高尾山界隈のスミレのシーズンは始まったばかりで、これから何度も足を運ぶことになりそうです。 タカオスミレはまだ芽も出ていませんでしたが、気温の高い日が続けば一気に芽吹いて咲き出すかもしれません。
早春の高尾散策 【1】 [高尾・陣馬・奥多摩]
春うらら、朝夕こそひんやりしますが日中はポカポカ陽気の土曜日、久しぶりに高尾界隈へ野草散策となまった体に渇を入れるべく行ってきました。 ルートは、野草が一番目的なので、小仏川沿いを歩き、日陰沢からいろはの森コースを上って山頂から山頂周回路や5号路や3号路をウロウロして1号路を下山しました。 天気もいいのか野草散策の人はかなり多かったです。日陰沢のハナネコ群落は大盛況でしたので違うポイントでじっくり撮影しました。 日当たりの良いポイントはどこも満開状態でここ1週間くらいで終わってしまうかもしれません。
スミレもそれなりに咲いてまして、石垣のヒメスミレは満開でしたこんなに早く満開になるのはびっくりです。 日陰沢などはまだまだですが高尾山山頂付近ではヒナスミレが沢山さいていてびっくりでした。例年早いポイントですがそれにしても多かったです。
今回は野草を掲載です。スミレは次回ということで・・・。
【共通機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO200~400】
↓↓ 小仏川沿いの散策路には梅林が見頃でした。そこらじゅうから甘酸っぱい香りがしていました。
↓↓ ハナネコノメ。ちょうど見頃ですね。やっぱりこれを見ないと高尾の春が始まりません。
↓↓ 日陰沢の群生地は100%満開です。赤いのが落ちてる花もありましたので、ピーク過ぎです。 撮影の方はお早めに! ここは桂林の木々を間引いたので日が入るようになり昔より満開が早くなってます。 ちなみに小下沢にいけばまだまだ新鮮なのはあると思います。
↓↓ バックがキラキラすると綺麗なのですがなかなかそういう場所がないので探すのに苦労します。
↓↓ キバナノアマナ。 高尾界隈でも咲いているところは少ないです。 まだまだつぼみが多いのでこれから見頃でしょう。
↓↓ アズマイチゲは見頃です。生育環境はこういう所という雰囲気を出すためにマクロでなく広角で撮影してみました。 この花は十分太陽が高くなったころに行かないと開かないので注意が必要です。
↓↓ コチャルメルソウ。まだ少なかったです。 お世辞にも綺麗な花とは言いがたいですがついつい撮ってしまいます。
↓↓ カントウミヤマカタバミ。まだまだ一部ですが咲いてました。
↓↓ ヤマルリソウ。 日陰沢付近ではまだ咲いてませんが高尾山の日当たりの良いところでは満開になってました。 というか誰もが通る道ばたにこんなに大量に咲いてるのは初めて知りました(^-^;) とにかく凄い数です。 ピンクの濃いのも多くて綺麗です。
↓↓ この株はとくにピンクが濃かったです。
久しぶりに山歩きをしたので、筋肉痛になりそうです(^-^;) やはり今冬はヤマちゃんばかりだったのですっかり筋力が衰えていて登りはちょっと足が重かったです。