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パンスターズ彗星 [天体]

 この春最大の天文イベントとなっているパンスターズ彗星をやっと綺麗に捉えることが出来ました。 昨日も試みたのですが低空の靄が酷くて駄目でしたが、今日はばっちりです。場所は三鷹駅近くの陸橋の上からです。数人の天文ファンや通りすがりの人もいて見つけたときはみんなで喜んでしまいました。

 雲があったのですが18時20分ころには雲の端からキラリと輝くパンスターズ彗星が現れて感激でした。 7倍35㎜の双眼鏡でもなんとかダストテイルが確認出来るくらい透明度が良かったです。 空が明るいうちの状態でもかなり輝いていたので1等星台はあるのではないかと思います。

 まだまだ低空のため実際の尾がどこまで伸びているのか分かりませんが、しっかりした尾で久しぶりに彗星らしい彗星を見ることが出来て感激です。 まずは撮りたてホヤホヤのパンスターズ彗星をご覧ください。

【共通機材: K-5IIs DA50-200mmF4-5.6 200㎜域(換算300㎜) ISO1600  コントラストなど調整あり】

↓↓ 雲の端からキラリと姿を現したパンスターズ彗星。まだ空は明るかったので1等星クラスはありそうです。【露出0.5秒 ノートリミング】

IMGP8518a.jpg

↓↓ 夕暮れに輝くパンスターズ彗星。300㎜以上ならダストテイルもしっかり映るようですので次回は400㎜以上で挑戦したいです。【露出1秒 ノートリミング】

IMGP8541a.jpg

↓↓ 拡大写真です。 この時点で高度は5度を切ってますので流石に尾の細部までは映りません。。【露出1秒 大トリミング】

IMGP8541as.jpg

↓↓ アストロアーツの「ステライメージ7」の体験版を使って加算合成してみました。彗星の核を基準点に合成してます。1秒×7枚合成ですが、これだけでも尾の輪郭が綺麗に浮かび上がってきますね。 白いグリッド線は体験版では消せないのでそのままです。

7枚加算合成.jpg

写真以外でしっかり見ようと思ったら、最低でも10倍以上の双眼鏡が必要でしょう。

これから高度が上がってきますが、光度も暗くなるので肉眼での観察は厳しいかもしれませんが、高い位置で暗い夜空だとけっこう尾も伸びている可能性がありますね。そのころにはガイド撮影もしてみたいです。 3月下旬からは明け方の南東の空で見やすくなってきます。

★ビクセンからiPhone、iPad用のパンスターズ彗星とアイソン彗星の表示アプリ「Comet Book」(無料)が出ています。ちょっと操作に難ありですが、まあまあ使えそうです。ただ拡大表示は出来ないので「iステラ」の方が機能は多いです。

http://www.vixen.co.jp/app/cometbook.htm

リアルタイム表示のほか、日付や時間を設定しての表示も出来ます。リアルタイムでは東西南北に向けることで現在見える星空も表示出来るので星座盤としても使えます。

ビクセン1.PNG

全画面表示も出来ます。

ビクセン2.PNG


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