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白い尾瀬沼 【速報版】 [尾瀬]

 まだ道路開通前ですが昨年の素晴らしい光景を再びということで今年も尾瀬仲間のkazuさんと行ってきました。 戸倉ゲートは開いてませんので大清水まで徒歩です、大清水まで雪はありません。それでも約2時間かかりました。 一ノ瀬までは雪道ですが昨年よりかなり少ないです。一ノ瀬からの登山道もまだまだ雪ですがこちらも少なめ。ただし、3月に入ってから降った雪が吹きだまりをつくったりしているので、十二曲がり上部付近は嫌らしい斜面となっているのでトラバースは要注意です。一部階段が出てきてます。 

 尾瀬沼では前々日から降った降雪で真っ白にお色直ししてとても綺麗でした。昨年は降りたてのピカピカを堪能しましたので2年連続で真っ白な尾瀬沼を見ることが出来ました。ラッキーです。 天気も良く一晩中すんばらしい星空も堪能出来ました。パンスターズ彗星も撮影出来ました。そのあたりの写真はまた明日からということで速報として登山道の状態写真などをアップします。 

 今年は雪解けがとてもかなり早いのでGWは前半がお勧めです。

【機材: ペンタックスW60 コンデジ 3枚目だけK-5IIs シグマ17-70㎜】

↓↓ 前々日からの降雪が多かったので汚れていた雪原が真っ白にお色直ししていました。美しいです!!

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↓↓ 元長蔵のビューポイント付近はすっかり川があいてます。 昨年は雪が覆ってました。

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↓↓ 雲も無かったので焼けませんでしたが、このあと綺麗な星空を見ることが出来ました。

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↓↓ そして、夜は満天の星空で、明け方には大江湿原上空にパンスターズ彗星がカシオペア座のそばに姿を現しました。 久しぶりに見た彗星は尾が拡散して扇型になって広がってました。

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↓↓ 十二曲がり最上部は急な傾斜になっているので上り下りは要注意です。とくにスノーシューの方は気をつけてください。 ここを登っても三平峠ではありません、さらに尾根沿いに進みます。 間違えて向こう側の谷に下りてしまい遭難される方が毎年出ています、尾根に出たら木につけられた「赤い布きれ」を確認しながら尾根沿いを進んでください。

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↓↓ その下の大きな岩のあたりには吹きだまりがありトラバースには細心の注意が必要です。 十二曲がりはまだ雪が多いですが急激に溶けていますので数日後には階段などが中途半端に出そうです。

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↓↓ 岩清水~一ノ瀬では写真の部分、落雪の危険があるので通過には注意してください。 また写真の手前の方は川に向かって斜面になっていてさらに枝があるので通過は要注意です。

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↓↓ 一ノ瀬~大清水は急激に雪解けが進んでますが特に危険な場所は無いです。ただし落石中の箇所が多いです。

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↓↓ そして、先日の暴風で元長蔵の大きな唐松が2本倒れて休憩所を直撃! 出入り口のあたりのひさしなどが破壊されました。また1本はは大屋根に倒れ損壊しています。見る限り修復にはかなりの時間が掛かるのでしばらくココは閉鎖になるかもしれません。

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★ホームページの方にいつものように「尾瀬速報画像」をアップしました。小さい写真ですが枚数は多く掲載しています。http://www.tebamaru.jp/

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ナノ・トラッカー [カメラ・撮影機材]

 星を撮る方法には固定撮影と星の動きに合わせて回転する赤道儀を使ったガイド撮影があります。このうち固定撮影は風景と一緒に撮れるので尾瀬でも何度も撮影してきました。レンズにもよりますがだいたいiso1600、30秒くらいで点像に映ります、それ以上の露出だといわゆる日周運動という状態になり星が線になります。 

 ガイド撮影で長秒時間露出すると地上は流れますが、星は点像に映り固定撮影の点像とは別物の綺麗な星空となります。昔は赤道儀を使って撮ったりしていましたが、東京にきてからはほとんどやってなくましてや山や尾瀬には持って行くことが出来ませんでした。しかし最近は簡易赤道儀という便利な物が出てきてずいぶんと手軽になってます。 いくつかある簡易赤道儀の中でも群を抜いて小さいのがナノ・トラッカーです。 手のひらサイズで最大荷重は2㎏あり一眼デジと広角レンズ、または換算200㎜程度の望遠レンズならノータッチガイドが可能とのことです。 以前から気になっていたのですが、ヨドバシのポイントがずいぶん貯まったので全額ポイントでポチっと購入しちゃいました。

↓↓ これがナノ・トラッカー。私の手と比べてもとても小さいです。単3アルカリ電池3本で約5時間くらい動きます。コントローラーはシンプルですが、1倍速、0.5倍速、高速回転50倍速、月追尾、太陽追尾が可能となってます。 (19800円)

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↓↓ 三脚に取り付けカメラを載せた状態です。 (背景のごちゃごちゃは見ないでください(^-^;))

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 当初、これで接近しているパンスターズ彗星を狙おうと目論んでましたが、あまり明るくならず、遠征しないと東京の光害では駄目なので使わないでいましたが、そろそろ尾瀬シーズンも始まりますし、頃合いを見てこいつを持ち込んで撮影してみようかと思ってます。

 ガイド撮影するには極軸を合わせないといけませんが、ナノ・トラッカーには小さい穴があいてましてここに北極星を導入するという方法ですが、まずピタリと導入するのは難しいです。そこで、方位計と角度計を利用してある程度位置を決めます。これだけでも広角レンズなら問題無しです。望遠レンズの場合はさらに穴に北極星を導入する必要が出てきます。

↓↓ iPhoneアプリで見つけた計測アプリです。これでまず撮影場所から見える北と北極星の角度に合わせます。しっかり固定しておいてからナノ・トラッカーと雲台、カメラを乗せてセット完了です。 露出は1~2分がベスト。

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 撮影したものをまだ見せられないのが残念ですが、撮れたらまた掲載したいと思いますので乞うご期待!!


嵐の後の奥高尾 【2】 [高尾・陣馬・奥多摩]

 稜線に出るとやはりそれなりに風が強かったのですが南風で寒くは無かったです。少し休憩していると突然にわか雨が降ってきてびっくりでした。 ホントは陣馬山まで行きたかったのですが、脇道に入ったりしてスミレ散策したので時間切れとなりそのまま下山となりました。それにしても、人気の山ですがとても人が少なくて静かでした。荒れる予報だったとはいえこれだけの晴天なのにびっくりです。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO200~400】

↓↓ 見上げると青空と山桜がいい感じです。風が吹くとヒラヒラと花びらが落ちてきました。

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↓↓ この山のイカリソウは赤みが強い個体が多いです。

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↓↓ ヒトリシズカと背景はヤマルリソウ。

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↓↓ ほんのりピンク色のタチツボスミレ。 サクラタチツボスミレという変種もありますが、それよりももっと薄いピンク色でした。この薄いピンク色がなかなかうまく出なくて大変でした。

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↓↓ 綺麗な色のエイザンスミレ。今年はヒナスミレも豊作ですがエイザンスミレも沢山咲いてます、しかも花付きがとても良いです。とある急斜面にエイザンスミレ畑を見つけましたが花は全て終わってました。日当たりがいいので早咲きのようです。

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↓↓ これは、ヒゴスミレ。やや紅が差してますがこのようなタイプも時々見つかります。葉は極細でしっかり5裂しています。香りも良かったです。

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↓↓ そしてこちら、たぶんヒゴスミレとエイザンスミレの雑種のヒラツカスミレだと思われます。両者よく似ているので同定が難しい交雑種のひとつです。葉はヒゴよりやや広く、微妙ですが4~5裂しています。少なくとも3裂でないのでエイザンではないと思います。同定確率75%。

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↓↓ さらにこれ! エイザンスミレとヒカゲスミレの交雑種、スワスミレです。 残念ながら花はしおれかかってますが図鑑で見るのと同じ色合いでどことなくヒカゲスミレに似ています。葉はエイザンが入ってるとすぐに分かります。同定確率100%。 来年また花を咲かせて新鮮な状態のを撮りたいです。

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↓↓ 帰り道、傾いた陽が差し込む小道にヤブツバキの花が沢山落ちていました。なんだか哀愁が漂っている感じでした・・・。

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嵐の後の奥高尾 【1】 [高尾・陣馬・奥多摩]

 日曜日は予想に反して朝から晴天、風は強いものの雨は大丈夫そうなので再び奥高尾方面へ出かけました。土曜日とはうってかわって陽光が降り注ぎちょっと歩くと汗ばむ感じでした。青空も綺麗で萌える山々は芽吹きの色と山桜の淡いピンク色が綺麗でした。

 やはり沢沿いを歩き途中から山頂にむけて歩きますが、途中何かに誘われるように地図にも載ってない作業道に入り込みすっかり知らない場所へ・・・ 戻るのは時間がかかるので地図を見て間引き伐採跡に出来たはっきりしない作業道を急登!! このときはiPhone4sのGPSが役立ちました。 何とか普通の道に出てほっとしました。 まあそれなりに発見もあったので良いのですが、よい子は真似してはいけません・・・(^-^;)

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO200~400】

↓↓ 新芽の色と山桜の淡いピンク色が混じる萌黄色がとても綺麗です。

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↓↓ 青空とタチツボスミレ。こういう撮り方もなかなか面白いですね。

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↓↓ ヒカゲスミレですが葉が黒っぽく少し斑が入ってます。 くろっぽいだけならハグロスミレですが、斑があるのでフイリヒカゲスミレと呼ばれるようです。

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↓↓ シロバナタチツボスミレ。久しぶりに見ました。唇弁の紫条もなく距まで真っ白です。また、葉や茎もふつうのものより明るい緑色というのも特徴です。おそらく赤系の色素が消えているのでしょう。 背後には普通のタチツボスミレの群生があります。

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↓↓ 少しですが葯ののついたハナネコノメが残ってました。でも良く見ると黄色い葯だけのものもありますね。 ハナネコの変わり種でしょうか?

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↓↓ 道沿いで熱心に何かを撮っている人たちがいたので、訪ねてみると小さな蝶を撮ってました。聞くとルリシジミだそうです。 留まってるときはまったく羽が開かないのですが飛び立つ瞬間にやっと開いてくれました。瑠璃色が綺麗ですね。 

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↓↓ シソ科のオウギカズラ。通常は淡紫色ですが、この個体は白花でした。周辺のものも白い物ばかりでした。

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↓↓ こちらもシソ科のキランソウ。カーペット状に群生していて紫色が遠目にもよく目立ちます。 

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↓↓ 木々の隙間から見えた富士山は強風で舞い上がった雪冤と雲がまとわりついて荒々しい表情でした。

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嵐の前の奥高尾 【2】 [高尾・陣馬・奥多摩]

 各地で強風が吹いて被害が出てますね、幸い武蔵野市付近ではそれほど風もなく雨がザザザと降っただけでした。天気もすぐに回復して日曜日は朝からポカポカ陽気。もったいないので昨日よりは遅いですが奥高尾へ散策してきました。そちらの方はまた後ほどということで今日は昨日の続きの写真を掲載します。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO400~800】

↓↓ ノジスミレ。平野部や里山に多いスミレで標高があがるとほとんど見ません。 とある場所で大量に咲いている場所がありました。

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↓↓ ナガバノスミレサイシン。 淡紫を中心に幅のある色合いですがこの個体はほんのりピンク色に見えます。この色を出すのに何枚も撮影しました。 このスミレは今が旬ですね。

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↓↓ フタバアオイ。葉の下の方に花がつくのでとても撮影しにくいのですが、斜面に生えることが多いので下から覗くように撮ってみました。今年は花付きがよいようです。

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↓↓ ヤマブキ。とてもあざやかな黄色がよく目立ちます。垂れるように咲いているのが綺麗です。

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↓↓ ミヤマキケマン。 紫色のものはムラサキケマンといいます。希に白いのも見つかります。

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↓↓ タチツボスミレのブーケ。 こんもり咲き誇ってこのままお持ち帰りしたくなります(^-^;)

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↓↓ ニオイタチツボスミレ。 今年はどこの山も多いみたいです。 見つける度に香りを嗅いでいました(^-^;)

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↓↓ ヤマザクラがあちこちで見頃となっています。 真下にいくとそうでもないのですが、少し離れて見る方がヤマザクラは綺麗なようです。

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↓↓ クサイチゴ。 けっこう大きな白い花でスミレを探しているとよく目立つので紛らわしいことがあります。伐採地など日当たりの良いところには沢山咲いてました。果実は食べられます。

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↓↓ オカスミレの群生地でみつけた怪しい個体。いかにも雑種強勢って感じです。花はアカネやオカスミレかと思いましたが、どこかコスミレにも似ている部分もあります。葉っぱは先が尖るような感じですね。近くにはコスミレもあるので、両者の雑種のヒノクマスミレの可能性もありそうですが、なんとも判断しにくい一品です。

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嵐の前の奥高尾 【1】 [高尾・陣馬・奥多摩]

 スミレツアーから1週間、高尾方面も山桜が咲き出してかなり春らしい季節となりましたが、どうも週末は天気が悪くて、スミレを追いかけたいのに困ってしまいます。でも、花はどんどん進むので多少の雨でも行こうと決意! お昼過ぎくらいまでなら大丈夫だろうということで奥高尾を歩いてきました。

 スミレツアーの時はまだ少しだったタカオスミレも見頃になってました。沢沿いはニリンソウが満開、尾根の日当たりの良いところはタチツボスミレが群生となってました。 また、ほかの野草たちもいろいろ咲き始めてなかなか足が進みません(^-^;)

 雨予報なので人も少なくて快適です。11時くらいまでなんと降らなかったのですがその後は断続的に雨模様でしたが結局下山したのは15時過ぎでした。 いろいろ撮影したので2回にわけます。 スミレばかりではなんですので野草も混ぜて掲載してみました。

【共通機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO400~800】

↓↓ ほんのりピンク色のマルバスミレ。 着実に個体数を増やしてちょっとした群生になってます。

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↓↓ タカオスミレ。 これくらい焦げ茶色だとタカオスミレの定義に当てはまります。けっこう微妙なのも多いです。

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↓↓ ニリンソウは見頃でした。

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↓↓ トウゴクサバノオ。とても小さな花でピンあわせが大変。それ以前に意外と開いてるのが少なくてそれを探すのが大変です。この写真でもまだ半開きです。

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↓↓ カントウミヤマカタバミ。あちこちの林床で見頃でした。少し陽が差せば一気に開きます。曇ったり雨だと閉じてしまいます。

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↓↓ とても色の濃いエイザンスミレ。 芳香があることがありますがこれはありませんでした。

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↓↓ オカスミレ。 とある伐採地で大量に咲いている場所がありました。 伐採すると日当たりの好きなスミレが沢山咲くようになるので面白いです。

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↓↓ イカリソウが点々と咲いてました。高尾のは薄いピンク色のものが多いですね。まれに白いのも見つかります。

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↓↓ ヒトリシズカも出てきてました。伸びたものよりこのくらいの方が可愛いですね。

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↓↓ ヒナスミレはまだまだ見られます。この個体はとても綺麗な色合いです。

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PENTAX オート接写リングK + M50mmF1.4 試写 [カメラ・撮影機材]

 Kyon2さんにいただいたSMC PENTAX M50mmF1.4とオート接写リングKを使って試写してみました。 M50mmF1.4はなかなか明るいレンズで発売当時はそれなりの値段がしたレンズだと思います。僕は少し暗いF1.7を持ってますがF1.4は初めてです。当然デジタル用には設計されてません。 

 また、オート接写リングKも頂きました。これは3つの異なる厚さのリングを繋げることで倍率をあげるというものです。光学部品は入ってませんので単に光軸の位置を調整するためのものです。オートとあるのは単に自動的に開放値に固定される爪があるという意味です。 また、オートでない「接写リングK」というのも発売されてましたがリングの厚さが若干違うので計ってみたら「オート」の方でした。カタログを見ますと、開放測光が出来ると書かれてます。1.2.3のリングのうち単独または2個を組み合わせて使用するようです。 外でやりたかったのですが室内で試写しました。

↓↓ K-5IIsにつけたオート接写リングKとM50mmF1.4。懐かしい角形フードも付属してました。袋はなぜかCanonでした(^-^;) リングは薄い順に、【1】12㎜、【2】19㎜、【3】26㎜となります。マクロ撮影で等倍とは焦点距離と同じだけ繰り出せば大凡等倍となりますので50㎜レンズ前提で3つのリングを全てつけると大凡等倍になる仕組みですが、2個が最大と規定されているのでおそらく3つつけると画像的に厳しいためだと思われます。

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↓↓ SMC M50mmF1.4です。流石に古いので中には細かなほこりがはいってるようでした。この程度なら問題無しです。

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↓↓ M50mmF1.4 単体で撮影した物です。最短撮影距離は45㎝、F8。

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↓↓ いきなりリングを3つ繋げてみます。倍率がわかりやすくするためピントリングを最短距離で固定してスミレの側弁のヒゲにピンがくるようにカメラを微妙に動かしました。 3つで57㎜となるので大凡等倍となりますが、ピンあわせは厳しいです。

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↓↓ 【2】と【3】の組み合わせ。 

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↓↓ 【3】だけ。約0.5倍。 微動装置があればもうすこしピン追い込めるかな? シャッターはレリーズ使用。

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↓↓ 【3】と【1】の組み合わせ。 うーん、どの組み合わせもシャープさは・・・ ぼかしたようなマクロ撮影には良いのでしょうが・・・。 

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↓↓ 参考ですが、SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO、F8での最短撮影です。 当然ですがシャープです。

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オート接写リングKは最小絞りに固定されるという制約もあるのでなかなか使いづらいと思いますが未だに売っているのは需要があるということなのでしょうね。

ちなみに「接写リングK」の方は絞り固定はしないタイプで絞りリングがあるレンズならF値変更が可能です。絞ればもう少しシャープになるでしょう。また組み合わせの個数も制限がありません。 現在はこの「接写リングK」のみ継続販売されています。ただし高価で44000円もします。

頂いたレンズの方はとくに問題ないようですので、明るいレンズですし星空撮影にも使えるかな~?と思ってます。Kyon2さんありがとうございました。

さて、明日は夕方から荒れそうですね、午前中だけでも出かけようかと考えてます。スミレは待ってくれませんからね~


スワタチツボスミレ??? [スミレ]

 昨年都内某所撮影したもので、当時はとても気になっていたものです。見た目に「おや??」と思いました。 つまり雑種? でも何だろう?? まず、距が白い。 葉が尖って鋸歯が強い。全体的に垂直に立ち上がる。 いろいろ調べるとスワタチツボスミレの可能性がありそう~?  【スワタチツボスミレは、エゾノタチツボスミレとタチツボスミレの雑種です。】

 と疑ったものの、付近にエゾノタチツボスミレが見当たらない、いやあまり広範囲には探してないのでなんともいえない。 ただ奥多摩や高尾山付近にはエゾノタチツボスミレは僅かながら存在するのは確認済み。 

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 「信州のスミレ」に載っているスワタチツボスミレの特徴に葉の両面に散毛がある。 写真を見ると表面に散毛を確認! が、裏面には無いようだ・・・ うーむ。 

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 しかし、決定的なものが見つかった。エゾノタチツボスミレの距の裏側は筋状に凹んでいる。スワタチツボスミレもこの性質を受け継いでいると記載がある。ではこの個体は・・・「ありました!」 これはどう見ても筋状の凹み。 ただタチツボスミレの個体差の可能性も・・・。 さらには即弁に毛があるのも特徴だが、この花には見当たらない・・・ やっぱり違うのか?

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てなわけで、昨年は同定できず保留にしてあったのですが、今年もう一度行って確認したいと思ってます。 とにかく現地でエゾノタチツボスミレを探してみないことにはなんともかんとも・・・です。

話は変わりますが、どうして週末は雨予報ばかりなんでしょう(T_T) ただでさえ今年はスミレの開花が早いっていうのに・・・(T_T)


スミレツアー 【後編】 [スミレ]

 スミレツアーの後編です。 今年の高尾山系はどうもスミレの当たり年のようで、沢山の花をつける株が多い気がします。先日の南高尾でもその傾向が強かったです。冬に雪が多く寒かったのと雪以外に雨が少なく乾燥していたので危機感を感じたスミレが種をつけようと花芽が増えたのかもしれませんね。 多花になる株もあればちょっと奇形も出やすいようで今回のツアーでも変なのが見つかりました。

【共通機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO800】

↓↓ 今回のツアーを振り返ると、やっぱりこのヒナスミレの大群生ですね。これの印象が強すぎました(^-^;) 知り合いの野草スミレファンの方々も見て大興奮したそうで、その筋の人たちには話題沸騰のようです。 前編とは違う角度の写真を大きめに掲載します。

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↓↓ ナガバノスミレサイシンの咲く風景。 

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↓↓ そしてこれ、エイザンスミレなんですが、花が変ですね!? よーく見るとなんと1つの柄に数個の花がついてました。奇形です。観察するとどうも3つくらいあるようですね。それぞれに距と花柱があるのが確認出来ました。萼片も3つ分?あるようです。

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↓↓ 雫をいっぱいつけた若葉が綺麗です。これはジロボウエンゴサクかな?

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↓↓ 日影沢の入り口に咲いていたミツバツツジ。いろはの森コースにもありましたが、木々の中の方で撮りませんでした。

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↓↓ こちらも入り口にあった桜。しっとりと濡れる様子もいいものです。 桜の名前は不明・・・

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↓↓ ガスに煙るいろはの森に咲くミヤマシキミ。 いかにもミヤマ(深山)って雰囲気ですね。

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↓↓ 下山後は高橋でお蕎麦を頂きましたが、山頂近くで小腹をみたしたのがこれ「ぜんざい」が振る舞いました。お腹も空いていたので最高に美味しかったですね。こいちゃんがたまたま持っていたお餅を追加したのでボリュームが出ました。ちなみにぜんざいの案は相棒さんでした。

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