嵐の後の奥高尾 【2】 [高尾・陣馬・奥多摩]
稜線に出るとやはりそれなりに風が強かったのですが南風で寒くは無かったです。少し休憩していると突然にわか雨が降ってきてびっくりでした。 ホントは陣馬山まで行きたかったのですが、脇道に入ったりしてスミレ散策したので時間切れとなりそのまま下山となりました。それにしても、人気の山ですがとても人が少なくて静かでした。荒れる予報だったとはいえこれだけの晴天なのにびっくりです。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO200~400】
↓↓ 見上げると青空と山桜がいい感じです。風が吹くとヒラヒラと花びらが落ちてきました。
↓↓ この山のイカリソウは赤みが強い個体が多いです。
↓↓ ヒトリシズカと背景はヤマルリソウ。
↓↓ ほんのりピンク色のタチツボスミレ。 サクラタチツボスミレという変種もありますが、それよりももっと薄いピンク色でした。この薄いピンク色がなかなかうまく出なくて大変でした。
↓↓ 綺麗な色のエイザンスミレ。今年はヒナスミレも豊作ですがエイザンスミレも沢山咲いてます、しかも花付きがとても良いです。とある急斜面にエイザンスミレ畑を見つけましたが花は全て終わってました。日当たりがいいので早咲きのようです。
↓↓ これは、ヒゴスミレ。やや紅が差してますがこのようなタイプも時々見つかります。葉は極細でしっかり5裂しています。香りも良かったです。
↓↓ そしてこちら、たぶんヒゴスミレとエイザンスミレの雑種のヒラツカスミレだと思われます。両者よく似ているので同定が難しい交雑種のひとつです。葉はヒゴよりやや広く、微妙ですが4~5裂しています。少なくとも3裂でないのでエイザンではないと思います。同定確率75%。
↓↓ さらにこれ! エイザンスミレとヒカゲスミレの交雑種、スワスミレです。 残念ながら花はしおれかかってますが図鑑で見るのと同じ色合いでどことなくヒカゲスミレに似ています。葉はエイザンが入ってるとすぐに分かります。同定確率100%。 来年また花を咲かせて新鮮な状態のを撮りたいです。
↓↓ 帰り道、傾いた陽が差し込む小道にヤブツバキの花が沢山落ちていました。なんだか哀愁が漂っている感じでした・・・。