白い尾瀬沼 【2】 ~星空~ [尾瀬]
尾瀬沼の3回目は、星空です。 尾瀬の夜空はとても綺麗ですが、尾瀬ヶ原と尾瀬沼では標高の違いもあり尾瀬沼の方が星が綺麗です。そんな尾瀬沼の夜空でも今回はトップクラスの透明度でした。地平線付近まで星が見えていて沈みゆくオリオン座がとても印象深かったです。
1回目は夜半、2回目は未明の3時ころから撮影しました。未明には夏の星空になり素晴らしい天の川が天空に横たわって圧巻でした。魚眼レンズで撮りたかったです。
そして、ずいぶん見てなかったパンスターズ彗星も撮影することが出来ました。当初の明るさは無いですが扇状になった尾が印象深いです。今回は先日ブログで紹介したナノトラッカーを持ち込んでガイド撮影もテストしてみました。 雪の上の設置で風もありちょっとブレが出ましたが、なかなかいい感じです。これから雪が消えてからの撮影が楽しみです。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO ISO800~1600】
↓↓ 夜半まではまだ細い三日月がありましたが星空にはほとんど影響はなく美しい星空でした。 【固定撮影 17mm域 F3.5 iso1600 30s】
↓↓ 沈みゆくオリオン座。 【固定撮影 17mm域 F3.5 iso1600 30s】
↓↓ 燧ヶ岳山頂に輝くペルセウス座。 【固定撮影 37㎜域 F4.0 iso1600 30s】
↓↓ ナノトラッカーで傾いたオリオン座をガイド撮影してみました。 その写真から三つ星と大星雲あたりのトリミングです。簡易的な極軸あわせでしたがそれなりに点像には映ってるようです。なによりオリオン大星雲M42がしっかり映ったのがとても嬉しいです。数枚撮影してコンポジットすればもっと鮮明になるでしょう。 【カイド撮影 48㎜域 F4.0 ISO800 90秒】
↓↓ 未明に起きると南東の空には天の川がくっきりと輝いて素晴らしかったです。こんなにはっきりとした天の川を見たのは何年ぶりでしょう~! 建物は尾瀬沼ヒュッテ。 【固定撮影 17㎜域 F3.5 ISO1600 30s】
↓↓ そしてそして今回狙っていたのがパンスターズ彗星です。肉眼ではあまりよく分かりませんでしたが撮影するとしっかりと扇状になった尾が映っていて感激でした。予想よりも高い位置でしてあと1時間早ければもう少し低空で三本カラマツとの共演も出来たかもしれません・・・。 いちおうガイド撮影なので地上の風景は少し流れてます。 撮影中は気づきませんでしたが流星が1つ映ってました。 【カイド撮影 34㎜域 F3.5 ISO1100 65s】
↓↓ こちらもガイド撮影したものから、カシオペア座とパンスターズ彗星、M31が入るようにトリミングしてみました。 【ガイド撮影 17㎜域 F2.8 ISO1100 30s】
↓↓ 明け方の撮影はあっというまに過ぎ気づけば空が白み始めていました。もっと撮影していたかったです。 けっこう明るくなった夜空にも夏の星たちが輝いていました。 【固定撮影 17㎜域 F4.0 ISO800 30s】
カイド撮影はおおむね良好でしたが、今回はズームレンズを使ったのですが焦点距離が変わるたびにホワイトバランスが微妙に変わってしまうのが面倒でした。やはり単焦点がよいようです。