白いのを見に石尾根へ 前編 [高尾・陣馬・奥多摩]
今日は、シロスミレを見に奥多摩の石尾根に行ってきました。長い尾根ですがここにシロハミレがひっそりと咲くと「高尾・奥多摩植物図鑑」に記載があり何年か前に行って見ることができたのですが、久しぶりに行ってきました。 (念のため具体的な山の名前は伏せておきます。)
しかし、ここはどこから登ってもアプローチが長く尾瀬で言えば燧ヶ岳を登るような感じです。しかもそれほど整備されているわけでなく急登あり、道幅40㎝くらいの渓谷歩きアリで、流石に足がパンパンになってます(^-^;)
でも、尾根沿いの草原ではシロスミレが最盛期でした。 ちょっと変わったシロスミレも確認出来たりと大変でしたけど行って良かったです。天気はイマイチでときおり小雨が降ったりしましたが、晴れ間もあり忙しい天気でした。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】
↓↓ ミツバツツジ咲く石尾根。雲が多くときおり小雨がぱらつく天気でしたが、おかげで涼しかったです。しかし、草原はブヨだらけでホトホト大変でした。虫除けを持っていけば良かったです・・・
↓↓ ミツバツツジ。あちこちで満開で目立ちます。
↓↓ シロスミレ。 花弁が白色、側弁は毛が多い。唇弁は紫色の紫条が入ります。標高の高い草原に咲くので見に行くのが大変です。ちなみに北海道では海岸とか低いところに咲いていたりします。
↓↓ 仲良し3兄弟? かたまって咲いてるのは少なくてだいたい単独ですね。
↓↓ こんな草原に点々と咲いてます。
↓↓ 毒のある蕗だけ鹿が食べないので草原ではよく目立ちますがその側によくシロスミレが咲いてます。
↓↓ 普通のスミレも結構咲いてました。
↓↓ シロスミレとスミレの雑種が「キリガミネスミレ」ですが、この写真のは微妙ですがもしかしたら雑種かもしれません。
↓↓ そして、このシロスミレには側弁に毛がまったくありません。 「いがりまさし著 日本のスミレ」にも毛が無い個体の記載はありません。普通のスミレの毛が無いタイプを「ワカシュウスミレ」と呼びますが、さしずめ「ワカシュウシロスミレ」と呼ぶべきかな? 1株みつけ、その付近を探すと2株だけですが毛の無いタイプを見つけましたので1個体だけの突然変異ではなく、種子で増えている可能性があります、そうなると遺伝子的に固定されている可能性もありそうです。
↓↓ 草原では、エゾノタチツボスミレも僅かですが咲いてました。
↓↓ 花期は過ぎてますが、遅咲きのサクラスミレも2株だけ見つけました。もう少し早い時期ならいっぱい咲いていると思います。