SSブログ

尾瀬ヶ原と至仏山 【3】 [尾瀬]

 盛夏の尾瀬ヶ原では、キスゲが終わり、あまり目立つ花が少なくなりますが、お盆にかけてサワギキョウやオゼミズギクといった比較的カラフルな花も目立ちはじめます。 それ以外にも、やや地味ではありますが多種多様な花が咲き続けるので花の尾瀬シーズンはまだまだ続きます。

 湿原の草が生い茂りますが、その中に埋もれるような花も多いので、昼下がりの人気の居なくなった時間帯にじっくり探すとお宝的な植物が見つかるかもしれません。 歩くだけでなく湿原のほんの小さな一角にも目をやって見てください。

 至仏山の花が膨大なのですが、まずは尾瀬ヶ原などで見た花たちを掲載します。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】

↓↓ 竜宮十字路付近も今年はキンコウカが沢山咲いていました。 見頃は過ぎてはいますが今回もまだまだ見ることが出来ました。

IMGP6954a.jpg

↓↓ 【左】 マルバダケブキ。毒があるのでシカは食べないそうです。  【右】 オゼミズギク。夏の終わり頃に見頃を迎える花ですが個体数が多いので湿原でよく目立ちます。

IMGP6850a.jpgIMGP6873a.jpg

↓↓ 【左】 アキカラマツ。 カラマツソウの仲間ですが花は淡い黄色をしています。  【右】 ナンバンハコベ。

IMGP6887a.jpgIMGP6857a.jpg

↓↓ 【左】 コイチヨウラン。 とても小さなか細いランで見つけるのは至難の業、撮影するのはもっと職人芸級です(^-^;) 【右】 ヤチラン。こちらもか細い小さなランで、湿原に咲きますが、探すのは国宝級の技が必要です(^-^;)

IMGP6823a.jpgIMGP6976a.jpg

↓↓ 【左】 エゾスズラン。全体が黄緑色であの清楚なスズランとは似ても似つきません。 【右】 ネジバナ。赤い花が湿原にポツポツ咲いているので意外と目立ちます。

IMGP7017s.jpgIMGP7062a.jpg

↓↓ 【左】 ジャコウソウ。 尾瀬では少ないので見る機会があまりないかもしれません。鳩待峠などによく似てるのがありますがあれば外来種です。 【右】 サケバサワヒヨドリ。 ヨツバヒヨドリと違って背丈は低く葉が裂けています。

IMGP6939a.jpgIMGP7023s.jpg

↓↓ ドクゼリ。 尾瀬ヶ原では晩夏に掛けてセリ科の植物がいろいろ生えてきます。名前から察するように毒がありますが触っても問題は無いです。

IMGP6892a.jpg

↓↓ ノリウツギ。 山にもありますが湿原でも見ることが出来ます。

IMGP6878a.jpg

↓↓ イワショウブ。 晩夏の花ですがぽつぽつ咲いてきていました。 

IMGP7081a.jpg

↓↓ 【左】 ヒメシロネ。 林縁などに咲くエゾシロネの仲間ですが、ヒメシロネは主に湿原に生育して葉が細いのが特徴です。 【右】 コケオトギリ。 通常のオトギリソウよりかなり小さく湿原にへばりつくように生育して小さな花を咲かせます。

IMGP6894a.jpgIMGP7037a.jpg

↓↓ ミカヅキグサ。湿原にはスゲ類やカヤツリグサの仲間が沢山生育していて湿原の植物のうちの大半はこれらの植物たちと言われています。このミカヅキグサもそのひとつで、夏にそこらじゅうで白い花を咲かせています。地味ですが湿原構成にとってとても重要な植物です。草紅葉の主役でもあります。

IMGP6942a.jpg

次回は、至仏山のお花たちです。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。