猛暑の尾瀬 【1】 [尾瀬]
帰省から間もない週末でしたが、尾瀬ヶ原へ行ってきました。どーしても見たい花があったのですが、ほとんど見頃を過ぎて茶色くなったはなばかりでした。でも、新たに見つけた株はまだ新鮮な状態でして、骨折り損にならずに済みました。その花はまたのちほどアップします。
下界も暑いですが尾瀬ヶ原も日中は晴れるととても暑くて参りました。今回はアヤメ平から初めて八木沢を下るルートでテント場のある見晴らしへ歩きましたが、稜線も風がほとんどなく暑かったです。 2週間前に比べるとすっかり晩夏で、サワギキョウもピーク過ぎ、オゼミズギクやイワショウブは盛りですが、湿原の草は色あせて、池塘のヒツジグサの葉も色づいてきていました。季節の移ろいは駆け足ですね・・・ それでも、日中の暑さは異常です・・・。
まずは、風景などの写真を掲載です。今回は久しぶりにしっかりした白虹を見れるというサプライズがありました。龍宮小屋では知人と来ていた花見さんとバッタリとお会いしまして小家主さん共々夜遅くまでランについて談笑してしまいました。 この知人の方は初めての尾瀬でいきなり白虹をゲットしてしまうのですから超ラッキーですよね。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO /DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5】
↓↓ 2年ぶりのアヤメ平。青空が清々しく見えますが、けっこう気温が高くて暑かったです。 冨士見小屋にも挨拶にいきましたが営業していませんでした。8時半よりとは書かれてましたが9時になっても現れず・・・ この時期は登山者も少ないので開けない日があるようですのでご注意ください。トイレは使えます。
↓↓ 富士見峠のヤナギランは更に増えたようで、ちょうど満開でした。尾瀬沼の「ヤナギランの丘」のヤナギランは笹の勢いで減ってきているので富士見峠のは貴重になりつつあります。
↓↓ 午後には綺麗な絹雲が出ましてこれが焼ければと思いましたが、消えてしまいました・・・
↓↓ 夜は夜霧が尾瀬ヶ原を覆い、折しも半月の煌々とした月夜で幻想的でした。月夜の白虹は駄目でした。
↓↓ 夜霧で星は厳しいかと思いましたが、見晴らし付近はそれほど強くなく0時過ぎにはほぼ満天の星空でした。尾瀬沼も満天だったと思います。そんなわけで、丑三つ時から星空撮影ですっかり寝不足です。
↓↓ ノイズリダクションがONだと掛けた露出時間分ノイズ処理をしてしまい時間がもったいないのでOFFにして10分露出をしてみました。これくらい流れれば様になりますね。途中ガスが通ったりしたのでぼんやりな写真になってしまいました。
↓↓ ちょっと小細工をして花と一緒に夏の大三角を撮ってみました。 花には一瞬だけ光をあててます。
↓↓ そして、夜霧は朝靄となり湿原を覆います。こういうときには白虹が出るのですが・・・、暫くヤキモキしていると出ましたっ!! これだけ綺麗な白虹はなかなかお目にかかれませんので、今回のサプライズでした。龍宮付近でしっかり三脚たてて撮影していたのは僕と花見さんだけでした。他の場所でも出たのかどうかは不明です。 いちおう白虹も狙っていたので魚眼レンズが役に立ちました。
↓↓ 白虹が消えると一気に晴れ上がり暑くなりました。 消えゆく朝靄が尾瀬らしい風景になりますね。
↓↓ 朝露にキラキラしていた蜘蛛の巣と燧ヶ岳を撮ってみました。 絡み獲られた燧ヶ岳というイメージです(^-^;)
↓↓ 11時過ぎには池塘のヒツジグサが満開でした。 写真は見本園の池塘です。
↓↓ お昼前にはモクモク雲が出てきて夏らしい景色です。
八木沢ルートは昔ながらの道でほとんど整備らしい整備はされていませんので、ちょっと歩きにくい箇所がありますが全体的に傾斜は緩やかです。下部のブナの森は新緑や紅葉の時は素晴らしいようですが、夏場は茂ってしまい展望がほとんどありませんので、静かな山歩きをしたい方向けの玄人ルートですね。静かなのでクマの出没には要注意です。
次回は晩夏のお花たちを紹介です。