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猛暑の尾瀬 【2】 お花たち [尾瀬]

 尾瀬の花の季節も折り返しの時期で9月中旬くらいまではいろんな花を楽しむことが出来ます。 それでも、湿原の草の色は褪せてきているのは目に見えて明らかで秋が忍び寄ってきているのだな~と実感しました。 とはいうものの、日中は晴れるととても暑くて特に今年は下界の猛暑につられるような気温になっているようです。 そんな猛暑さながらの尾瀬ヶ原などでいろいろ花の撮影もしてきまたので、いつものように多めに掲載します。

 そして、今回の最大の目的だったランも初披露です。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO / Nikon P510】

↓↓ サワギキョウはあちこちで咲いてますが、見頃はピークでした。 この写真は下田代ですが、中田代のサワギキョウロードは今年は少ないようでちょっと寂しかったです。

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↓↓ 【左】 今が盛りのイワショウブ。  【右】 いよいよゴマナが咲き出しました。結構好きな花です。

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↓↓ 【左】 アケボノソウ。 まだ咲き始めで数は少ないです。 【右】 トモエシオガマ。 中途半端な花の咲き方が特徴です。

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↓↓ 【左】 ツルニンジン。 つる性の花で花は釣り鐘型でけっこう大きいです。  【右】 アカバナ。

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↓↓ ソバナ。 大きめの花がつり下がっている姿は可愛らしいです。 湿原ではなく林縁や森林内で見られます。 希に白花も見ることが出来ます。

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↓↓ 左右どらの写真も コイチヨウランですが、一般的なのは左で葉っぱが緑色です。 多雪地域では葉っぱが紫色になるムラサキコイチヨウランがあり、尾瀬でも見ることが出来ます。それが右の写真です。

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↓↓ 【左】 アリドウシラン。 薄暗い林床に咲くので撮影が大変です。 【右】 チョウジギク。変わった形の花ですね~キク科の植物です。

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 そして、今回の目的の「ツリシュスラン」です。 ランの仲間ですが、木に着生して花を吊るように咲かせるのでツリシュスランと言うようです。 木の高い所に着生することが多くとても見つけにくいです。 実は昨年に1箇所で確認してましたが、咲きませんでした。 そして今年は、初夏につぼみを確認したので待ち構えていたわけです。しかも、あちこちの探索の結果、10カ所くらで確認しました。    しかし、見頃は1週間前だったようで、花序の半分くらいは茶色く終わっているものが多かったですが、何とか新鮮なものも見ることが出来ました。 下の3枚は別々の箇所で撮影した物です比較的新鮮な個体たちです。

↓↓ これだけの群生は滅多にありませんが、数カ所で確認しています。 どの花も新鮮です。一つの株は小さいのにこれだけ大きい花序を伸ばすわけで相当なエネルギーが必要でしょう、そのため毎年咲くとは限らないのかもしれません。そういうことから考えると今年は当たり年でどの着生木も花を付けていました。

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↓↓ デジタル2000㎜でやっとこの大きさですからかなりの高所です。

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↓↓ 一番近いところで撮影出来た個体です。 花の様子が何とかわかりますね。オレンジ色の部分は枯れているわけではないようです。成熟した花はこういう色合いになるのかもしれません。

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 寒冷地にはヒロハツリシュスランというものも存在するそうで。尾瀬にもあるとされています。 「永遠の尾瀬」の植物リストにはヒロハツリシュスランの記載があり、ツリシュスランの記載がありませんので、見つけたこれらは「ヒロハツリシュスラン」の可能性が高いです。 ただ、その差は葉の広さだけという記述もあったりするので、個体差も考えると果たしてどうなのか?? ランに詳しい先生とかに聞いてみたいものです。

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