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アイソン彗星とスピカ [天体]

 18日未明におとめ座の一等星スピカに最接近したアイソン彗星を何とか捉えました。 この日はほとんどん満月で月明かり+光害+低空という悪条件でしたが、それでも、彗星の核は写せましたから相当明るくなっているのは確実ですね。 他の方が撮った写真を見るとかなり尾も伸びているので下の写真からはみ出している可能性はあります。このときのスピカとの角度は約1度、月明かりが無ければ2度くらいの尾が出ているのではと思います。 光度は4~5等星前半はありそうな感じです。

 自宅のある武蔵野市からアイソン彗星が見える東南東はちょうど新宿など都心部の灯りがあるので余計に見にくいようです。これが町田や狛江市あたりまで下がるとかなり軽減されるので同じ東京の街中でも随分違ってきます。

 16日には、何かの要因で急激に明るくなるバースト現象が確認され尾も大きくなりました。 原因としては彗星の核が一部分裂、剥離した可能性もあります。今後太陽に近づくにつれてこのようなバーストが起きやすくなり、素晴らしい尾が出るかもしれません。

↓↓ 7倍50㎜の双眼鏡で見た画角くらいにトリミングしてあります。 【K-5IIs DA50-200mmF4-5.6 換算300㎜ iso1100 4秒 固定撮影】  

IMGP1502s.jpg

 もうかなり低空で東京の場合23~24日の日の出30分前で10度くらいしかありませんので市街地では厳しいでしょう。30分前では空はかなり明るくなってます。 標高の高いところや水平線が見えるような海岸なら何とか見れそうですが、本格的な観望好機は12月10日くらいからです。

 

 

 


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