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ラブジョイ彗星とISS [天体]

 アイソン彗星は、今のところ核が細かく分裂、もしくは粉々になったというNASAの見解で、アイソン終了~みたいなメディアの報道ですけど、実際はもう少し太陽から離れて望遠鏡で観測が出来るようにならないと詳細は分からないそうです。少しでも核が残っていればそれなりの彗星として見られると思うので、そこに期待したいと思います。

 さて、アイソン彗星が近日点を通過した29日未明に、近所の公園でラブジョイ彗星を撮影しました。 たまたまISSの航路データを見ていると北東の空44度というのを見て「コレってもしかしたらラブジョイ彗星とニアミス?」 と閃いて撮影したのですが、これがまだドンピシャで大正解でした! しかも予想よりも接近して彗星の頭部の直ぐ近くを通過してくれました。 東京ではこの近さですが南北へ動けば変わってきます。

 アイソンが本当に駄目でも、まだこのラブジョイ彗星が明るいので暫くは楽しめるのが救いですね。

【機材: K-5IIs M200mmF4 /ナノトラッカーで自動ガイド】

↓↓ ラブジョイ彗星を掠めるISS(宇宙ステーション)。左から右へ移動してゆきました。もうひとつ薄い光跡がありますがこれも何かの衛星だと思います。 光跡が微妙にガタガタしているのは恒星をガイドしているためです。 武蔵野市ではやはり尾が出にくいですね。 【換算300㎜ F4 ISO800 10秒 トリミングあり】

ISS-FL.jpg

 

 


アイソンくん無事に通過!???? 【追記あり】 [天体]

 ネットニュースで崩壊したとか、観測できずと流れていたのですが、どうやら無事に通過した模様です。望遠、広角カメラの画像には尾をスーと引きながら太陽を急激にカーブしてゆく雄姿が写ってました。カッコいいです(^-^)/ 天文中年は心躍ります(^^;) 多少の核が剥がれたとは思いますが、何とか通過してくれとほっとしました。これで予想通り5日以降に再び長い尾を引く姿が見られるようになります。しばらくは低空ですが、10日を過ぎると見やすくなり、20日以降は幾分暗くなりますが夕方の低空にも見えるようになります。つまり早朝と夕方の両方楽しめるわけです。 どの程度の尾がの伸びているのかはもう少し時間がかかります。

と、早々と書きましたが、その後に出てくる情報ではかなり悲観的なニュースになってます。 近日点通過後に見えている彗星の明るい部分は崩壊した核の残骸で、次第に消えてしまうとの見解のようです。うーん、そうだとしたらすごく残念ですが・・・ どうなんでしょう?

↓↓ C2カメラ。 右手前から奥の太陽をかすめるように急カーブを描き通過しました。 薄く見えるのは遠くになったのと太陽から出る物質や陽炎でそう見えているためなのか、それとも核が無くなったからなのか??

ISON-201311292324.jpg

↓↓ C3カメラ。 こちらの方が鮮明に急カーブを描く長い尾が見えています。カッコいいですね~ 彗星核の輝きもしっかりしているようにも見えますが? このまま地球最接近となりそうです???

ISON-201311292318.jpg

【追記】 近日点通過から随分経った画像ですが、予想軌道通りにこちらに戻ってきているようにも見えるのですが? しかも核の部分は結構明るく集光しているように見えるのですが・・・?? 少なくとも核の一部は壊れたのでしょうけど、一部は残っているのではと楽観的に見ています(^^;) ある程度質量がないとこういう軌道では戻らないのではと素人見解ですが、果たして?  (画像の時間は世界標準時です。)

ISON-C3-201311290530.jpg

↓↓ 2011年12月にやってきたラブジョイ彗星(今見えてるラブジョイを発見した人が同じなので同じ名前です。) が近日点を通過した時の動画です。この彗星は通過後、素晴らしい長大な尾を見せてくれましたが見えたのは南半球だけでした。




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