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都心上空を通過するISS [天体]

 10日の夕方退社して外に出ると光る物体が移動しました。 一瞬なんだろう? と思いましたがすぐに10日夕方に関東上空を国際宇宙ステージョン(ISS)が通過することを思い出しました。

 iPhone4sで写真に撮ろうかと思いましたが、試に動画で写してみたらけっこう映っていたのでそのまま消えるまで撮影、それを繋げて編集しました。小さい画面では見づらいのでフル画面にして「歯車」マークで最高解像度のHDにすると鮮明になります。

 現在ISSには長期滞在中の若田光一さんがいます。若田さんも関東の夜景を眺めていたことでしょうね。そう思いながら見上げてると不思議な気分になります。

 




ラブジョイ彗星 in 河口湖 【画像追加】 [天体]

 先日の相模湖では予想以上に尾は映ったもののやはり光害の影響があり思ったような写真が撮れませんでしたので、さらに夜空が暗く比較的楽に行ける場所ということで、今度は河口湖を選びました。 寒いけど天気も良いようです。今回は相棒も参加ということで新宿から出ているハイウェイバスを利用。約2時間で到着し片道1700円と格安です。夜行便を利用して現地着午前1時過ぎ。町中だというのに満天の星空!これは予想以上です。 Googleマップで見つけた良さそうな場所に着くとそこは真っ暗! 対岸の街灯などもありますがそれほど気にすることも無く夜空は満天でした。彗星の出る北東方面も光害の問題も軽微。 ただ、やはり東側の東京側は光害が見えますが相模湖ほどではなく、冬の天の川が見えるベストポイントでした。

 そして、稜線からラブジョイ彗星が昇ってくると撮影開始。最初から60秒露出や長めに掛けることが出来ました。モニタに映し出される彗星らしい姿にはびっくりでした。これまでのが何だったのかと思ってしまいます(^-^;) そんなわけで、長い尾を引くラブジョイ彗星をやっと写すことが叶いました。 もう一度くらい訪れたいです。

【機材: K-5IIs M200mmF4 /SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO /ナノトラッカーで恒星自動ガイド】

↓↓ 河口湖の夜景も撮影にはそれほど影響ないレベルです。対岸の稜線から昇るラブジョイ彗星をズームレンズで捉えました。 ガイドしたまま撮影したので地上部はぶれてます。 【SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO  ISO1600 露出20秒 トリミング】

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↓↓ そして、美しい尾を引くラブジョイ彗星です! 元画像でも半分くらいの尾が映ってますが、コントラスト調整などで後ろの淡い部分が浮かび上がりました。 他の人の投稿写真を見ると300㎜の画角は越えてると思います。 一頃より核の周りをとりまくコマの部分は小さくなりましたが、尾は着実に伸びています。 【ISO1600 露出120秒 ノートリミング】

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↓↓ 3分露出したものがありますが、流石にガイド失敗で星がいびつになっていたので出すのを迷いました。 その写真を画質が悪くなるのを承知の上で無理矢理淡い尾をあぶり出してみました。 更に伸びているのがわかりますね。 でも、画質は崩壊近いです(^-^;) 【ISO1600 F5.6 露出180秒 ノートリミング】

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↓↓ もうあまり彗星の高度が上がらないうちに朝を迎えてしまいますので撮影チャンスは少ないです。 朝陽照る富士山が綺麗でした。ムクドリの大群が飛び回ってました。 【SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】

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↓↓ この日の朝は氷点下7℃くらいまで下がり、霜が降りてなにもかも真っ白です。 寒いですが標高が高さは星の綺麗さに繋がります。レンズヒーターのおかげで曇ることがなく撮影出来ました。

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↓↓ 河口湖に浮かぶ六角堂。 今年の夏には水位が下がって歩いて行ける時期がありました。

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↓↓ 河口湖駅に戻る頃には富士山では強風になっているようでした。

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↓↓ 冷え切った体を日帰り温泉で暖まりました。 早朝6時から入れるホテルがあったので助かります。ただし1000円とちょっと高いです。

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↓↓ そして、名物のほうとうを食べて帰宅しました。 

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ラブジョイ彗星 【12月5日】 [天体]

 アストロアーツなどに投稿されているラブジョイ彗星の写真では確実に尾が伸びてきているのが確認出来ます。光度もいまがピークということで少しでも暗いところで撮影しようと、平日ですが相模湖まで行ってきました。もちろん徹夜です(^-^;) 

 相模湖の南側から西側はけっこう暗いのですが、やはり東側は東京の光害の影響が大きく、思ったほどの暗さはありませんでした。それでも、しっかりした長い尾が映ってくれました。 もっともっと暗いところで撮りたいです。 

 ラブジョイ彗星は地球からゆっくりと遠ざかっていますが近日点通過が12月21日と近づいているので尾はむしろ伸びいるようであと10日間くらいは長い尾を楽しめそうです。バーストしてぐーんと伸びる可能性もあります。

【機材: K-5IIs M200mmF4 /ナノトラッカーで自動ガイド】

↓↓ ラブジョイ彗星の尾が長く映りました。投稿された写真では300㎜の画角をはみ出す勢いです。 【ISO800 60秒 カブリ除去後、コントラスト調整。ノートリミング 】

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↓↓ お馴染みのオリオン大星雲。夜空が暗いので良く映ります。 【ISO1600 60秒 カブリ除去後コントラスト調整 ノートリミング】

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↓↓ こちらは、バラ星雲と呼ばれる星雲です。 もっと赤い色で、調整するとバラのような立体感も出てきます。【ISO1600 60秒 カブリ除去後コントラスト調整 ノートリミング】

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彗星の状態がいいうちにもう少し遠征しようかと検討中です。

 

 

 


いよいよヤツの季節? [カワセミ・野鳥]

 日曜日、早朝のラブジョイ彗星を撮影後、二度寝して気づいたら10時でした(^-^;) うーん、ちょっと遅いけどヤマちゃん行こうかと悩んだ末、行くことに決定。 場所は都内西部某所としておきましょう。判る人には判りますが・・・。

 今回はしっかり、ブラインドを持参です。といっても、以前見たときに斜めの場所しか無いのでテント型は駄目だと判っていたので、簡易型のブラインドにしました。三脚に傘を差して迷彩シートを被せるという簡易型ですが最近ヤマちゃん撮り屋の間では人気のスタイルです。三脚なので斜めった場所でも設置できます。

 で、現地に着いたのは1時ころ。待てど暮らせど出てこなくて3時間・・・、もう帰ろうかと思いましたら遠くでケケケケと鳴いていたのでカメラを持って頭から迷彩シートを被って静かに近づくといましたいました。なにやら飛びながら騒いでます。でも枝が邪魔して追えないAF迷うし、薄暗いのでブレブレ・・・ それでも、何とかトマリモノはゲッチュ! トビモノはブレブレで証拠写真程度。 

 

【機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 OS HSM / Nikon P510】

↓↓ 今季初のまともなトマリモノ写真です。 ちょっと警戒してるのか興奮してるのか頭の羽が立ってます。 葉っぱが色づいてるときなら絵になったでしょうね~  【ISO6400  大トリミング】

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↓↓ 見つけたときはケケケケと飛び回ってました。 このシーン、とにかく薄暗くてISO12800でもシャッタースピード1/250以下でした・・・。これでは動きは止まりません・・・。 日が陰ると厳しいポイントです・・・。 【ISO12800 ノートリミング】

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↓↓ オシドリのオスたち。 このオシドリも警戒心が強いです。 【ISO6400  ノートリミング】

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↓↓ カイツブリの幼鳥かな? ちょっと白っぽいです。  【Nikon P510 デジタル2000㎜ ノートリ】

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↓↓ こちらはたぶんオオバンだと思います。  【Nikon P510 デジタル2000㎜ ノートリ】 

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まだ彗星の撮影も続きますが、ヤマちゃん、カワちゃんもぼちぼちスタートです(^-^)b

 


アイソン散り散りに・・・ [天体]

 さて、アイソン彗星のその後の情報が新たに出ましたね。 NASAや国立天文台がサイトで発表してるように、「一部は残った」という期待はなくなり「ちりになった」という見解のようです。近日点通過後、一時的に輝いた原因はまだ不明だけど、その後はどんどん薄くなってしまいチリが漂っているだけのような画像でしたので一抹の不安がありましたが、やはり厳しい結果となったようです。

 こればかりは、自然の成り行きですから仕方ないですね・・・ 肉眼で見えることはほぼなくなり、精々天の川の一番濃い部分の5分の一程度だそうですから写真撮影してやっと映るかどうかですが、彗星の様相をしてないようなので果たして雲などと見分けが付くのかどうか? 残念です・・・ 彗星の光度などを分析している吉田氏のサイトには8~9等星と記載されてますので撮影でもかなり厳しいです。

↓↓ 太陽観測衛星SOHOに映った最後のアイソン彗星の全様(写真右上のやつ)です。すっかり薄れてしまいました。

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 まあ、今後はラブジョイ彗星がありますので、そのラブジョイ彗星は12月22日に近日点通過でもう少し光度は上がりますが地球が遠ざかってしまうので4等星止まりかと思われます。ただ、バーストなど起こして増光することもあるので見逃せません。ちなみに太陽からかなり離れたところを通過する軌道なので崩壊することはないと思います。

 そして、12月4日にはNHKでアイソン彗星の特集がありますが、状況が状況なので内容はかなり変更されるようですが、放送はされますので、興味ありましたら見てください。 アイソン彗星撮影用に高感度の4Kカメラを持ち込んでますから、もしかしたら現在の彗星の映像やラブジョイ彗星の映像がみられるかもしれません?

NHKスペシャル 「宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎」 12月4日(水曜日) 午後19時30分~20時43分 

 


ラブジョイ彗星と細い月  [天体]

 アイソン彗星は太陽観測衛星SOHOの視界から抜けてしまい状態が判りませんが風前の灯になっているようで、この先、見えるかどうかはかなり難しい感じです。期待していただけにショックは大きいです・・・

 幸い今年はもうひとつの明るい彗星である、ラブジョイ彗星がまだ見えていますので、救われてます。12月1日の未明はすこぶる空のコンディションが良くて撮影してみました。月明りもないのでいい状態です。少し多めに露出をして画像調整で荒れるのを覚悟でどのくらい尾が出るかやってみましたが、けっこう浮き上がったのには嬉しくなりました。もっと暗いところならなにもしなくても写るのでしょうね。尾瀬で撮ってみたかったです。

【機材: K-5IIs M200mmF4 /SIGMA APO135-400mm F4.5-5.6 DG /Nikon P510 /ナノトラッカーで自動ガイド】

↓↓ ラブジョイ彗星(12月1日撮影) 4.5等星くらいと今が旬です! 暗いところならもっと尾が伸びている姿を映せるでしょうが、東京の都区外市街地でこれだけ映れば上等ですね。 M200mmF4で撮影し、トリミング後画像をちょっと調整して尾を浮き上がらせてみました。【換算300㎜ F4 ISO1100 露出30秒】

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↓↓ こちらは、テストでSIGMA APO135-400mm F4.5-5.6 DG をつかってみましたが、30秒程度までならガイドしてくれてびっくりです。でもテレ端の画質はイマイチ・・・。 ノートリミング、調整なしですが、流石に焦点距離が長いと尾も映りますね。【換算600㎜F5.6 ISO1100 露出15秒】 

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↓↓ 今見えてる惑星の中で2番目に明るいのが木星です。ニコンのP510のデジタル2000㎜で撮ってみましたが、流石に縞模様は無理ですが衛星が映りました。露出オーバーなので光が誇張していて見えませんがもうひとつ衛星が埋まってます。【ノートリミング】

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↓↓ 12月1日未明の月齢27.6の細い月の地球照が綺麗でした。 地球照を出すため三日月部分は露出オーバーにしてあります。 【換算600㎜ ノートリミング】

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↓↓ そして12月2日、更に細い月齢28.6の極細の月です。この日は水星食がありましたので、チャレンジしましたがやはり高度が低すぎて月に潜入する時は建物で見えず、出てくるときはすっかり明るくなり無理でした・・・ 写真は水星が月に隠されてから20分後くらいのもので、このくらいの状態なら月から水星が出るのはバッチリ見えるのでしょうが、急速に明るくなってしまいます・・・。 因みにこの写真ではナノトラッカーの月追尾モードで撮影しています。月と恒星では移動スピードが違うためです。 【Nikon P510 換算1000㎜ ノートリミング】

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