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ナノ・トラッカー [カメラ・撮影機材]

 星を撮る方法には固定撮影と星の動きに合わせて回転する赤道儀を使ったガイド撮影があります。このうち固定撮影は風景と一緒に撮れるので尾瀬でも何度も撮影してきました。レンズにもよりますがだいたいiso1600、30秒くらいで点像に映ります、それ以上の露出だといわゆる日周運動という状態になり星が線になります。 

 ガイド撮影で長秒時間露出すると地上は流れますが、星は点像に映り固定撮影の点像とは別物の綺麗な星空となります。昔は赤道儀を使って撮ったりしていましたが、東京にきてからはほとんどやってなくましてや山や尾瀬には持って行くことが出来ませんでした。しかし最近は簡易赤道儀という便利な物が出てきてずいぶんと手軽になってます。 いくつかある簡易赤道儀の中でも群を抜いて小さいのがナノ・トラッカーです。 手のひらサイズで最大荷重は2㎏あり一眼デジと広角レンズ、または換算200㎜程度の望遠レンズならノータッチガイドが可能とのことです。 以前から気になっていたのですが、ヨドバシのポイントがずいぶん貯まったので全額ポイントでポチっと購入しちゃいました。

↓↓ これがナノ・トラッカー。私の手と比べてもとても小さいです。単3アルカリ電池3本で約5時間くらい動きます。コントローラーはシンプルですが、1倍速、0.5倍速、高速回転50倍速、月追尾、太陽追尾が可能となってます。 (19800円)

ナノトレ2s.jpg

↓↓ 三脚に取り付けカメラを載せた状態です。 (背景のごちゃごちゃは見ないでください(^-^;))

ナノトレ1a.jpg

 当初、これで接近しているパンスターズ彗星を狙おうと目論んでましたが、あまり明るくならず、遠征しないと東京の光害では駄目なので使わないでいましたが、そろそろ尾瀬シーズンも始まりますし、頃合いを見てこいつを持ち込んで撮影してみようかと思ってます。

 ガイド撮影するには極軸を合わせないといけませんが、ナノ・トラッカーには小さい穴があいてましてここに北極星を導入するという方法ですが、まずピタリと導入するのは難しいです。そこで、方位計と角度計を利用してある程度位置を決めます。これだけでも広角レンズなら問題無しです。望遠レンズの場合はさらに穴に北極星を導入する必要が出てきます。

↓↓ iPhoneアプリで見つけた計測アプリです。これでまず撮影場所から見える北と北極星の角度に合わせます。しっかり固定しておいてからナノ・トラッカーと雲台、カメラを乗せてセット完了です。 露出は1~2分がベスト。

計測アプリa.jpg 

 撮影したものをまだ見せられないのが残念ですが、撮れたらまた掲載したいと思いますので乞うご期待!!


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コメント 3

horiguti

てばまるさんが赤道儀を尾瀬に持っていった事がないという事が意外でした。
成果を期待して待っています。
固定写撮影えまともに撮った事もありませんが、これとポラリエが気になっています。ダメもとで夏までに買ってしまいそうです^^:
by horiguti (2013-04-12 21:09) 

pulsar

尾瀬に赤道儀を持参することはポタ赤でも重くて無理ですね。ワイドレンズであればナノ・トラッカーかビクセン ポラリエですね。

尾瀬ではガイド撮影すると地上の風景が流れてしまうので私は固定撮影中心に考えています。一番大切なのはレンズの曇り防止でしょう。
by pulsar (2013-04-14 16:02) 

てばまる

horigutiさん
 いやいや流石に赤道儀だけで何キロにもなるのでちょっと無理ですね。でももって行こうと考えていた時期もあります(^^;)
ポラリエとナノトラッカーの性能はほぼ同じなので、それならコンパクトな方をと購入しました。

pulsar さん
 スカイキャンサーでも重いのでちょっと無理ですよね。それでこの簡易赤道儀は便利でした。今回初めて使いましたが、いい感じです。雪の上設置になったので精度はイマイチですが、ぐらぐらしない木道の上なら概ね100㎜なら大丈夫そうです。

by てばまる (2013-04-15 09:13) 

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