皆既日食は雲の上・・・

　７月２２日当日。　綺麗な朝焼けが見えまして普通なら喜ぶところですが、綺麗な朝焼けは下り坂の前兆なので嬉しくありませんでした(^^;)

　観測場所の奄美パークには報道陣も詰めかけてました。　パークの南端の芝生に陣取って見ていましたが、花曇りのような雲が空一面を覆って時折黒い雲が見えます。　とりあえず部分食は明るいのでこの程度の曇りでも見えますが皆既は駄目なので青空が出るのを祈りましたが、結局駄目でした。

　それでも、西から影が近寄ってきて太陽の光が失われてゆくのがはっきり判りましたし、水平線が夕焼けのような色になっていてちょっと鳥肌が立ちました・・・。　２分４５秒の間に少しでも見えればと思いましたが願い適わず影は足早に東に去って行きました・・・。　その後は雲が一段と厚くなり撮影を断念でした。　黒い太陽を見れなくてすごくかなり無念ですが、皆既日食って見えても見えなくても、「日食病」にかかるようで、海外遠征も目論んでしまいました(^^;)

　ちなみに国内では硫黄島近海で綺麗に見えたほか、奄美のとなりの喜界島では薄曇りながらコロナも見えたそうです。　肝心のトカラ列島ではニュースでもあるように風雨、屋久島も雨、上海も曇り空ということで多くの人が涙を飲んだことでしょう・・・。

とりあえず撮れた写真を並べて見ます。雲が多いので露出に困りました・・・。

水平線の夕焼けの画像はかなり異様な雰囲気でした。

↓　１０％くらい欠けてきました。

↓　２０％くらいかな

↓　途中雲が通過したのでうまく撮れず、一気に８０％くらい

↓　９０％。ここまでくるとちょっと薄暗いです。　

↓　９９％！！　雲が恨めしいです・・・

↓　西から影が迫ってきたのがはっきり判ります。

↓　皆既直後です。　水平線が夕焼けです。　

↓　皆既が終わり、ダイヤモンドリングと思われる瞬間です。

このあとは雲が厚くなり撮影は困難でした・・・

 

総額２０万円の費用をつぎ込んだ皆既日食は結局見れずでしたが、皆既の異様な間隔は体感出来ました。　２６年後に関東で見られますが、出来ればどこか海外遠征しても見てみたいです。こうなりゃ意地でも見たいぞ！！！

 

 

コメント 2

今年の梅雨明け後は変でしたね、梅雨前線のようになってしまっていました。私がハワイ島での皆既日食ツアー時は20kmの違いで雲に隠れてしまいました。

北海道でも部分日食に感激している方も多かったようです、宇宙飛行士の毛利さんは子どもの頃見た皆既日食がきっかけだったとか聞きますね。黒点はほどんどなかったのでしょうか。
by pulsar (2009-07-25 05:11) 

pulsarさん。
タイミングを計ったように梅雨前線が復活して南下でしたね。本来なら晴天率８０％の時期です・・・。
奄美から喜界島まで４０㎞弱ですが雲が薄かったので皆既が見れたようです。アストロアーツにも写真が載っていて見ると凹みます(T_T)　日食は雲次第ですからほんとに運次第ですね～
目視できる範囲では黒点はまったくありませんでした。　

by てばまる (2009-07-25 11:02)