湿地のスミレ [スミレ]
霧ヶ峰の次の日は、前々から見たかった「タチスミレ」を見に栃木県南部に行ってきました。 いちおう絶滅危惧種に指定されている珍しいスミレです。 昔は河川の湿地に沢山生育してましたが、河川改修や埋め立てなどで激減して今は茨城県や栃木県、群馬県、宮崎などの湿地でしか見ることが出来ません。 主にアシ原に自生してスミレらしからぬ1m近くまで伸びる性質があります。 このスミレもキスミレと同じで野焼きによって随分芽吹きを助けられているスミレのひとつです。
上記のように生い茂るアシの中に生育しているので探すのはとても大変でした。 しかもこの日は暑くてあっというまに汗だくになって長居をすると脱水症状になりかねませんでしたが、なんとか探し出すことが出来ました。 面白いことにタチスミレは、花期が非常に長くて1カ月くらい断続的に咲き続けます。 激減しているタチスミレ、後世に残し続けたいものですね。
↓ タチスミレの全景。 ご覧の通りアシが生い茂る中に生育しています。アシに寄りかかる感じで伸びています。
↓ 花の部分を大きくしてみました。 基本的に白い花です。芳香はありません。
↓ 希に紫色を帯びた花も見つけることが出来ます。 今回は運良く見つけました!
↓ 湿地にはいろんな花が咲いてました。 これはイヌゴマ。
↓ キキョウソウ。元々は北米原産ですが明治時代に持ち込まれた帰化植物だそうです。
2010-06-16 20:27
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コメント(2)
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すごいですね~!
よく見つかりましたね。何とも面白い姿のスミレです。
by bioskop (2010-06-17 00:01)
bioskopさん
断片的な情報でしたが、駄目もとで、とりあえず行ってみたのですが見事にビンゴでした! 今回みつけた場所以外にも咲いているところはるそうです。とにかく広いところですから・・・
by てばまる (2010-06-17 20:21)