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残秋の御岳山 (2) 岩苔と水のハーモニー [高尾・陣馬・奥多摩]

 御岳山にはいろんなコースがありますが、ハイカーにもカメラマンにも人気なのが天狗岩を経由するロックガーデンのルートです。 といっても、訪れたのは今回が初めてです(^^;)  基本的に沢沿いのルートで苔むした岩の間を流れる水の流れがいい感じでした。紅葉の最盛期にくればもっと素晴らしいでしょう。 今回はそんな岩と水の絡みの風景を少し掲載してみました。 

どの写真も手ぶれ補正を利かせてiso400での手持ちですがしっかり構えたり岩に固定するなどして撮ると結構撮れますね。 でも出来たら三脚を使っていろいろ試しながら撮ってみたいです。

↓ 七代の滝。ロックガーデンの下部の方にある小滝で落差は5~6mくらいです。水量は少ないですがちゃんと滝壺がありました。

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↓ 岩に落ちたカエデの葉っぱが秋を感じさせてくれます。

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↓ 時々飛び散る水滴がシダの葉っぱを揺らしていました。

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↓ 苔むした岩の間を流れる水の流れが良い感じです。

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↓ 何の葉っぱかな~? 

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↓ ロックガーデン上部にある綾広の滝。 あまり切り立ってないので水の勢いは弱く滝壺も極浅いです。

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残秋の御岳山 (1) [高尾・陣馬・奥多摩]

 今日は、尾瀬仲間さんたちと「奥多摩遠足」に行ってきました。 行った場所は、御岳山です。 奥多摩に詳しい園長さんの引率で宿坊~武蔵御嶽神社~七代の滝~ロックガーデン、綾広の滝~天狗の腰掛け~御嶽神社~宿坊。というようなコースです。 すでに紅葉は終わりの段階ですが、それでもところどころに鮮やかなものが残っていて綺麗でした。 今や信仰の山というより高尾山同様にお手軽な登山コースとして人気があるので秋も終わりですが人も多かったです。  参加の皆さんとの談笑も弾んで楽しいハイクでした、みなさんお疲れさまでした。   まずは残秋の紅葉をご覧下さい。

↓ 御嶽神社の朱色に透過光で鮮やかに輝く黄葉がと背後の青空が素敵です。

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↓ 鳥居と紅葉。この鳥居は銅板が貼られてるのか青サビが出てます。

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↓ 御嶽神社の北側の紅葉です。ちょっと逆光でしたが綺麗です。

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↓ 秋空に伸びる杉と紅葉。三段紅葉? コントラストが綺麗ですね。

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↓ 神代ケヤキの大木によりそうように色づく紅葉。 この巨木にはムササビが住み着いているらしいです。

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↓ 小さな花の冬桜?(10月桜ともいうらしい)が点々と咲いてました。 背景には贅沢に紅葉の丸ボケをあしらってみました。

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↓ こちらはカエデですが、黄葉タイプです。やはり紅葉は透過光が一番映えます。

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↓ 暖かな色の街灯と紅葉のカエデの組み合わせがなんともいい感じでした。

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↓ 空が曇ってしまいましたが、ケーブルカーと紅葉です。

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小さな冬景色 [尾瀬]

 先日のアヤメ平から1週間経とうとしてますが、今週も雪はほとんど降らなくて積雪していないようです。 でもこん週末は強い寒気でそれなりに積もりそうな気配です。 

 厳冬期には真っ白になってしまい、風景以外にはあまり撮影対象も少ないですが、まだこの時期ならマクロ的な撮影も可能です。前回のアヤメでも風景撮影の合間に足下の小さな冬景色も撮影しました。

↓ オヤマリンドウでしょうか?気持ち紫色が残っているようでした。 次第に雪に覆われてしまうのでしょう。

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↓ 朝陽を浴びるキンコウカの花の残骸です。 夏に黄色い花を咲かせますが今はオレンジ色に輝いてました。

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↓ 雪面の表面に氷の結晶が成長してザラザラした雪面になってました。よく見る三角形になってます。

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↓ こちらは枝に育った結晶です。 霧氷はこんな感じに育つのでしょう。

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↓ 冷たい雪の上をノロノロと歩く小さなクモを発見しました。越冬出来るとは思えないのですが・・・

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地球影とビーナスの帯 [尾瀬]

 今回のアヤメ平では、なかなかお目にかかれない朝焼けを見ることが出来ました。 同じような朝焼けは2007年11月のアヤメでも見ていますので2回目とにります。 大気の帯が徐々に赤くなり、それが東の太陽の上昇と共に移動してゆきます。見た目には高度を下げているように見えますが、実際は遠ざかっていることになります。 どういう現象なのか調べてみましたが判りませんでした、しかしkyon2さんからの情報を元に検索しましたところ「地球影(ちきゅうえい)」という天文現象だと判りました。 簡単に言いますと、青い部分が地球影でピンク色の部分をビーナスの帯と呼ぶそうです。なんてロマンチックなネーミングでしょう。

 ↓ 最初は極淡い色の帯が広がるだけです。

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↓ 帯の下方から徐々に赤く色づいてきて青い空との境界がはっきりしてきます。右上の黒い筋は日光白根の影だと思われます。

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↓ さらに色濃くなり、「ビーナスの帯の見頃」到来です!! 皆さん興奮の坩堝でした!! このころから帯は下がり始めます。

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↓ 更に濃くなりつつ下がり至仏山を浮かび上がらせます。 色は池塘にも反映して興奮の頂点です(^^;)

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↓ 全体的にはこんな感じでビーナスの帯が伸びて綺麗です。

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↓ 背後が赤いまま、モルゲンロートが始まります。 このころから帯は上方から薄れ始めます。

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↓ そしてアヤメ平に朝陽が届くと日の出となりました。自分たちの影がずーんと伸びてきます。

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↓ 朝の柔らかな光がアヤメ平を照らし出し新しい朝が始まるのです。 

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【地球影をネットで調べるといろいろ出てきます。】

判りやすい説明はここかな。。 http://wapichan.sakura.ne.jp/esdata.htm

いろんな地球影の写真はこちら。。http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GGLR_ja&q=%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%BD%B1&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=KzDtTODzEcTQcbSuyfUO&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=5&ved=0CDYQsAQwBA

この地球影が見られる条件としていろいろサイトを見て回ってまとめると、

  • 空気が澄んでいること。 水蒸気や砂塵、風の無い快晴の空。
  • 夏よりも冬の夕方、明け方の日の出j前、日の入り後の20~30間。
  • 平地より標高の高いところの方がより濃く見える。

こんな感じになります。

先日のアヤメ平では基本的にこの条件にぴったり当てはまります。

まさか天文現象とは予想外でした。

 


月夜の光景 [尾瀬]

 今回のアヤメ平は、新雪のアヤメを見る、撮るというのが一番のコンセプトでしたが、それよりも印象的だったのが月夜のアヤメ平でした。この日はちょうど満月にあたり一晩中空に輝いて雪を抱いた至仏山やアヤメ平、富士見池を神秘的に照らし出していました。かなり早いうちに登りつけたので月夜の光景をいろんなところで撮影することが出来て、面白かったです。 月の角度も撮影するのには丁度良くて沈む行く月も印象深かったです。 そんな月明かりの光景を厳選して掲載してみました。 月夜の撮影でこんなに沢山撮影したのは初めてかもしれません。 

↓ アヤメの崖。 雪付きが少ないのでちょっと冬ぽくないですが、なかなかいい雰囲気でした。 (K-7 SIGMA17-70mm)

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↓ 凍結した富士見池の上空に北斗七星が大きく見えていました。 (K-7 PENTAX DA14mm)

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↓ 何だろう?と思って近づくと枝に付いた氷が月明かりで輝いていました。 氷は透明のようです。 (K-7 SIGMA17-70mm)

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↓ 月明かりを映す凍結した池塘と氷化した雪の粒がキラキラと輝いていました。 (K-7 PENTAX DA14mm)

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↓ 大気層の影響で夕陽のようにオレンジ色になった満月。 光が弱まると星が息を吹き返したように沢山光り始めました。

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↓ そして、満月はゆっくりと越後方面の雪山に消えてゆきます・・・ 暫し見とれてましたが望遠レンズに切り替えて撮影でした。 月表面の模様を出すため高速シャッターにしたので実際より周辺が薄暗くなってます。

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初冬のアヤメ平 [尾瀬]

 雪が少ないと思って見送ろうと思ってたアヤメ平ですが、尾瀬仲間さんの情報でそれなりにありそうということで急遽メンバー4人で行ってきました。  雪は前日より少なくなってましたが氷っているので歩くことは可能でした。 付いたときは満月で、月夜に浮かぶ雪を抱く至仏山とアヤメ平がとても神秘的で同じような写真を何枚も撮ってしまいました。月明かりなのに流星もいくつか見ることが出来てびっくりです。 そして聡明の後の綺麗な朝焼けにはみなさん興奮でした。 雲が焼けるのではなく高層のガス?が焼ける感じです。こういう焼け方は珍しいでしょう。  尾瀬ヶ原も見れましたがこの朝は大霜だったようです。  

↓  月夜のアヤメ平。月明かりに負けずに冬の星座達が輝いていました。 神秘的ですね~

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↓ 聡明のアヤメ平と燧ヶ岳。 日の出までまだ随分時間がありますが地平線がとても綺麗になります。

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↓ 高層のガスでしょうか?陽が昇るに連れて至仏山の方に移動して雪次第に色が濃くなります。2007年に見て以来2度目です。

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↓ モルゲンロートの至仏山。もうすこしのっぺりと雪があれば更に綺麗だったことでしょう。

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↓ 尾瀬ヶ原は拠水林の木までも白くなる大霜だったようです。

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↓ 白いアヤメ平と青空が綺麗です。 でもやはりもう少し雪が欲しいですね~

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↓ 氷る富士見池。 雪が降ると一気に埋まってしまうのでちょうどいい感じでした。

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 フカフカの雪ではなかったですが、神秘的な光景を見ることが出来て出掛けた甲斐がありました。でもやはりフカフカの新雪に覆われた「冬のアヤメ平」と呼べそうな光景もみたいので、チャンスがあれば年内にチャレンジしてみたいです。

 

 


新雪のアヤメ ( 現地速報版)

101121_0621~0001.jpg ただいまアヤメ平に来ています。穏やかな青空です。 思ったよりも雪はあり良く締まっているので歩くことができました。 朝焼けも珍しい焼けでキレイでしたが、月夜のアヤメ平には感動でした。

とりあえず速報版でした。詳細は帰宅後です。

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過去のラストアヤメ [尾瀬]

 今週末予定のラストアヤメは雪不足で中止にしようかという状況になりましたので過去のラストアヤメの画像を引っ張り出してきて眺めてみましたら、雪原歩きが出来るときは至仏山の雪はかなり大量に付いていることが判ります。 森林限界の低い至仏山さとアヤメの稜線は少し似通っているのかもしれません。 アヤメは強い風が吹きやすくなかなか雪が溜まりにくいので、至仏山に沢山の雪があるときに行けば白いアヤメが見れるという「目安」になるのかもしれません。 

↓ 2005年11月23日。ラストアヤメに通うことになる最初の年でした。このフカフカの新雪が病みつきになってしまう訳です。

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↓ 2006年11月25日。初めて峠でビバーグして満天星のアヤメを満喫しました。この時の雪は残雪のように締まってました。

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↓ 2007年11月17日。この時は摩訶不思議な朝焼けで美しかったです。この日、花見さんもいて、撮影した写真が翌年のフォトコンで銀賞でした。さらに同じ日にアクアさんが熊沢田代に登っていてその時の写真が金賞でした。

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↓ 2007年11月25日。上の1週間後ですがその間に更に降雪したので湿原は埋まりフカフカの雪原となりました。有志数名でラッセルで大変でしたが、素晴らしい景色で、雪と戯れました。この時に撮った全員の人型が翌年のフォトコンで「人の部」で金賞でした。 

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↓ こちらが「金賞」の人型です(^^;) つまり翌年2008年のフォトコンでは尾瀬仲間の3名が入賞してしまった訳です。

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↓ 2008年11月23日。再び有志でラッセルして行きましたが、雲が多くて至仏山はご覧の通りでした。でも雪原は綺麗です。

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↓ 2009年12月6日。この年は、いつもの週末の天候が悪くて師走にずれ込みました。 降雪直後で厳冬期のようでした。日の出は見れましたが至仏山は終始雲が掛かってしまいました。

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 いづれの時も、アヤメの端までスノーシューで歩けて尾瀬ヶ原を俯瞰できました。

 今年も何とか、チャレンジしたいですね(^o^)/

 


しし座流星群 [天体]

 尾瀬のリアルネタもちょっと切れてきたところへ、探査機はやぶさのカプセルに入っていた微粒子が小惑星イトカワのものだったという快挙を記念しまして、星の話しです(^^;) 

 毎年11/18前後はしし座流星群の極大日(出現期間のうち一番多く飛ぶと予想される時期のこと。) にあたります。このしし座流星群は何年かに一度、大量に流れることがあります。その数は1時間に数百~数千個!! こういう状態は「流星雨」と呼びます。過去に何度も起こっていて、最近では、2001年にかなりの数が流れました。日本でも流星雨状態になって見ていた人を興奮の坩堝にしたのです。実は僕も八ヶ岳の高原で見ていました。-10℃にもなる寒さでしたが、もう鳥肌ものの素晴らしさでした。 今年も11/17~18未明にかけてが極大日です。でも今年は大きな出現はないだろうと言われてます、また明るい月があるので観察には厳しいですが夜明け前なら月没後なのですがしし座流星群は明るいものが多いので見れる可能性はあります。 今日は2001年の大出現の時に撮りました写真をいくつか掲載してみます。 どれもネガフィルムからのスキャンです。ISO1600、露出はだいたい30~1分です。

↓ 八ヶ岳に降り注ぐ、流星雨。 明るい流星はほとんど木星、金星クラスの明るさです。 ネガにはこのコマだけで20個くらい映ってます。

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↓ 「見ていた」範囲では一番明るかった流星です。 最後にパンッと爆発する感じで一瞬ですが半月くらいの明るさでした。

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↓ この画面には18個くらい映ってますが、かなり明るいモノしか映らないので暗いものを入れると倍以上は流れてます。

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↓ 冬の星座に降り注ぐ流星たち。 光跡が淡く色がついてるのは燃えてゆく間の色温度の影響です。

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↓ しし座流星群は獅子の頭に見かけの放射点がありますが、これだけ沢山流れるとその様子が良く判ります。

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↓ しし座がまだ地平近くにあると流星は真横にカッ飛びます! こういうのも珍しいです。写真は大犬座を横切る流星です。

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 こんな流星雨は滅多に見ることが出来ませんが、しし座流星群に関してはまた見れるチャンスがあるみたいなので楽しみです。 

 また、12月15日未明前後にふたご座流星群が極大になります。 夏のペルセウス座流星群と同じくらい明るいものが活発に飛ぶので注目です!!

 


竜宮小屋 [尾瀬]

 尾瀬は多くのカメラマンが訪れますが、カメラマン御用達の宿といえば、尾瀬ヶ原では竜宮小屋。尾瀬沼では長蔵小屋です。 特に竜宮小屋さんは、カメラマンに人気なのは立地もありますが、ご主人の人柄と、夕方や朝方の撮影で遅くなるのは心得ていて食事も残して置いてくれますし暖かいみそ汁も出してくれます。 まず文句を言われることはありません、そんな心遣いに甘えてしまって時には1時間くらいおそくなったりすることもあります(^^;)  そんな竜宮小屋は我々尾瀬病患者にも人気の定宿となってます。 尾瀬ヶ原にくれば必ず訪れて小屋主さんとの語らいも楽しみのひとつです。 ただ滅多に個室にはならないので、どうしてもってときは他の小屋に泊まることもありますが、泊まらなくてもフラリと訪れてしまう竜宮小屋は癒しの宿でもあります。 今年も何度も訪れて美味しいコーヒーをいただいたりお世話になりました。 また来年もフラリと訪れたいですね。

↓ 竜宮小屋のロビーから見る至仏山。 いいロケーションですね。

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↓ そんな風景を見ながら頂く竜宮小屋のドリップコーヒー。 絶品ですねっ!

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↓ 小屋の受付口は、売店にもなっている。 受付の上にある看板は以前に入り口に掛かっていた古い看板だ。

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↓ 小屋主さんの長靴。 レインウェアのズボンをこうやって脱いでおけばまた直ぐに履ける。 合理的ですね!

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↓ オコジョも覗いてゆく人気の山小屋です(^^;) (10/31撮影)

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↓ ありがとう今年の竜宮小屋。 また来年(^o^)/

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