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秘密の花園 [スミレ]

 日曜日はどうしても見ないといけないスミレがあったのでやや筋肉痛でしたが、日影沢の後に某所に移動。 見たかったのはシハイスミレの群落です。昨年偶々見つけたポイントでしたが、本降りの雨でゆっくり撮影も出来ずで心残りでした。今回は撮影の他に群生の規模と突然変異の調査が目的です。 しかーし、最寄り駅に着くと雷雨(T_T) でも雨ニモマケズカゼニモマケズ で強行~ すると現地に着く頃には晴れてきました(^-^)/ 

 ということでゆっくりポイントに足を踏み入れると点々と咲いていて丁度見頃な感じ! そして群落~ とパシャパシャと撮ってると目を疑うばかりの光景が飛び込んでました! 凄まじい密集度の花園です! 昨年は見逃していたようです。 ほんとに凄い群生で、どこから撮影していいのか迷うほどでしたがとにかく夢中で撮りました。でも、足の踏み場所を考えないと踏んでしまうので大変でした。 

【機材:K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO 】

↓↓ 雷雨あがりで桜もいっぱいの水滴がついてました。

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↓↓ シハイスミレ。 西日本では普通の種ですが、関東では比較的珍しいスミレで局地的に点在するのみです。

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↓↓ 花の形には地域差もあり関東は都内のは比較的丸っこい花弁です。

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↓↓ ただでさえ大きな群生地ですがその一角に密集した花園を見つけました。 実際はこの画面だけではないです。

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↓↓ 密集しているので一株ごとに撮る概念は捨てないといけません。しかし群生撮影は意外と難しい・・・

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↓↓ 踏みつけないように足の置く場所考えながらなので大変です。こういうときは望遠マクロが便利ですね。

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↓↓ 密集群落の端の方からちょっと広角で撮ってみました。 密集しているところは日当たりがいいので成長も早いのでしょうね。タチツボスミレもそうですが伐採後に大群落を作ることがありますが、シハイスミレもその性質を持っているようです。下草が生い茂り日当たりが悪くなるとこの群落は自然に衰退します。

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↓↓ 花園の中に咲いていたシュンラン。ランの方が成長が遅いのであれよあれよというまにスミレたちに取り囲まれてしまったのでしょう(^-^;)

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↓↓ 花園を盛んに飛んでいたのがコレ。蜂かと思いましたが、調べてみるとアブの仲間の「ビロウドツリアブ」のようです。長い口を持っているのでスミレのように奥のある花の蜜を吸うにはうってつけです。

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↓↓ 近くにはタチツボスミレの大群落もありました。

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 けっこう時間をかけて周辺を探索しました。群生はテニスコート2つ分くらいの広さはありそうです。 ただその中にある他のスミレはタチツボスミレだけ。さらに周辺で部もタチツボだけでした。(シハイが終わったら何か出るかもしれませんが・・・) これではハイブリッドも期待出来ません。これだけ咲いてるなら白花もありそうなものですがまつたく見つからずでした。

 とはいえこれだけの花園は都内随一と思いますのでとても貴重な場所です。大切にしてゆきたいです。そんなわけで場所は聞かないでください~(^-^;)  でも、知ってる人は知ってるようで踏み跡がありました。 今回は満開でつぼみ無し。タイミングが良かったようです。

 


高尾馬蹄縦走 【2】 +α [高尾・陣馬・奥多摩]

 日曜日、朝起きたらまだちょっと足が痛かったのですが幸い筋肉痛はほとんど出なかったので、軽く日影沢ともう一箇所に行ってきました。出発してすぐは天気も良かったのですが、日陰に着く頃には怪しい雲が広がってにわか雨も降ったりと不安定な天気・・・ 1週間前よりスミレ類は増えてますが、やはり少し遅れ気味のようでタカオスミレもやっと新葉が出てきたばかり、まだまだつぼみでしたがどの株もつぼみが見えるので去年より花は多い気がします。雨が降ってしまったのでニリンソウはほとんどうなだれていました。

 撮影しているとhoriguti さんとバッタリお会いしました。少しばかり談笑してその後は稜線へ? 何か成果はあったのでしょうか?

 さて、高尾馬蹄縦走の時の野草写真と今日の日影沢での写真を少し加えてアップします。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】

↓↓ 南高尾の稜線から見える津久井湖の一角。

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↓↓ ミツバツツジが真っ盛り! 

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↓↓ ヤブツバキも真っ盛り!

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↓↓ アオキですが、通常アオキの実は赤~赤黒く色づきますが、色づかず白いままのアオキもあり、シロミノアオキと呼ばれています。これは高尾山で最初に発見されたそうです。

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↓↓ モミジイチゴ。 夏には黄色い実がなり食べられます。花が下向きなので撮影しにくいです。

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↓↓ ヤマブキがもう咲き始めてました。

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↓↓ 日当たりの良いところにはホタルカズラも咲き始めてました。

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↓↓ ヒメウズ。 とても小さい花なのでピン合わせが辛い・・・

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↓↓ ニオイタチツボスミレを透過光で撮ってみたので載せて起きます。なかなか綺麗ですね。

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↓↓ 開き始めたトウゴクサバノオ。もう少しで開くのですがこのあとにわか雨でした・・・ 曇ると開きません。 【日影沢】

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↓↓ ニリンソウ。 何とか開いているのを見つけて撮影。 群生が撮りたかったのですがみんな垂れてました。 【日影沢】

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高尾馬蹄縦走 【1】 スミレたち [スミレ]

 春うらら、は昨日までで寒気が入りちょっと肌寒い1日でした。午前中は少し小雨もありましたが午後は概ね晴れていました。昨年ちょっと歩いてスミレが多いと感じていた南高尾山稜を再び歩いてみました。今回はちょっと確認したいものがあったので欲張って大垂水峠から登り返し小仏城山から高尾山経由で下山しました。いや~ハードです! 久しぶりに膝が痛くなったので最終リフトでちょっと楽しました(^-^;) 

 なんだかんだと予想以上にスミレの種類は豊富でハイブリッドはないかとか探しながら歩いたので南高尾だけで随分時間を掛けてしまいました。今回見かけたスミレは全部で基本種11種類、ハイブリッド2種。1種は花は無かったので断定できずでした。

※スミレは見つけた順番ではありません。

【機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 OS HSM】

↓↓ 南高尾の稜線から見える高尾山の稜線。 少し新緑も始まりヤマザクラも咲いていました。

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↓↓ 今回の目的の一つが、このヒゴスミレ。 高尾山系でも希少種です。香水のような香りがしました。

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↓↓ ヒゴスミレ。縦位置で少し環境状態も判るように撮影。

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↓↓ エイザンスミレ。花色には変化があります。この個体は白っぽいですが、後ろに咲いていたのはややピンクの濃いタイプでした。

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↓↓ オカスミレ。 これは至る所に咲いてる感じでした。しかも多花の株が多いです。

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↓↓ こちらはアカネスミレ。葉や茎に微毛が多いです。 オカスミレは無毛。

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↓↓ ナガバノスミレサイシン。 これもかなりの数咲いてました。高尾山系は特に多いですね。これも花色に変化が多いです。

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↓↓ まだまだ咲いているアオイスミレ。 大雪と寒さで他のスミレと一斉に咲いたのが判る感じでした。

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↓↓ タチツボスミレ。これもあちこちに咲いて群生しています。お馴染みのスミレですね。

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↓↓ ニオイタチツボスミレ。 稜線の日当たりの良いところに点々と咲いてます。名前の通りいい香りがします。

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↓↓ マルバタチツボスミレ。 タチツボスミレとニオイタチツボスミレのハーフです。大株で雑種強勢を伺わせます。鼻を近づけるといい香りがしました。

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↓↓ 長い稜線でもほんの一角にしか咲いてないシハイスミレ。 葉が立ってますが、周りの個体は寝てますし全体的に幅があるのでマキノスミレよりシハイスミレに近いと思います。高尾のスミレに詳しいA氏の見解もどちらでもOKとのことだそうです。

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↓↓ ヒナスミレ。この写真のみ高尾山です。 昨年大豊作でしたが今年は普通だと思います。南高尾でも少ない感じでした。昨年いっぱい咲かせてエネルギー使い過ぎたのかもしれませんね(^-^;)

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↓↓ こちらは南高尾のヒナスミレ。この色合いはヒナスミレぽい感じで好きです。

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写真は掲載してませんが、コスミレも少し咲いてました。

次回は野草などを少し。

 

 

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