昔の尾瀬 [尾瀬]
紅葉真っ盛りになって来た尾瀬ですが、台風の影響で暖かい日が続いてますね。特に今日は夏のような日差しでした・・・ そんな尾瀬の昔の写真をちょっとだけ紹介。 一ノ瀬でとある広報誌? を見せていただいたら古い写真がいくつか載ってました、その中に一ノ瀬の橋と休憩所の写真もあって、ほ~ へ~と新鮮なまなざしで見てしまいました。
コンデジでの複写なので画質は悪いのですが、もともとあんまし鮮明な写真ではないのでご勘弁ください。
↓↓ 一ノ瀬休憩所と吊り橋が見えますね。 知ってる方は知ってると思いますが昔は沢の近くに建ってました。もちろん僕も知らない時代ですが、今でも当時の石垣は残ってまして、平らになって草木が茂ってるあたりに建物があったことが解ります。 吊り橋の痕跡はまったくわかりません。
↓↓ 岩清水のちょっと上、十二曲がりを登る所です。 この道路が尾瀬沼東岸を経由して檜枝岐に伸びる予定でしたがダム中止で道路も一緒に中止になりました。 尾瀬林業が道路に植林をして森に帰そうとしています。もうずいぶん育っているので道路だとはわかりにくくなってますね。
↓↓ これは、早稲の砂っ風湿原のあたりかな~? 今では考えられない光景ですね。
↓↓ 左が三平下にあった乗船する桟橋だそうです。昔は遊覧船や沼尻に向かう渡し船が出ていたそうです。 右の写真は三平峠付近だそうです。沼側か戸倉側かちょっと解りません。 ちなみに右の光ってるのは心霊写真ではありません(^-^;) 【昭和40年代】
↓↓ 尾瀬沼で養殖試験が行われていた時代です。しかし水温が低すぎで育ちが悪いので中止になってます。それでも、生き残ったニジマスが今でも見られますね。
↓↓ こちらはアヤメ平です。 踏み粗しで荒廃が進んだのがこの時代です。 でも、良く見ると木道は敷かれているのに湿原を歩いてます。当時の木道の意味合いは「歩きやすさ」ですから湿原の保護は2の次3の次、いや、無かったかもしれません(^-^;) 木道の向こう側が崖でしょう。
今回の写真は、以前紹介した動画よりも少し前の時代です。この時代に撮影された個人所有の写真はご本人の高齢化でどんどん発掘が難しくなってるでしょうから、財団あたりが収集して保存してみるのもよいかもしれませんね。
尾瀬仲間の和風さんのホームページにも昭和30年代頃の写真が沢山掲載されていますので、興味ある方はご覧頂ければと思います。アドレスはこちら→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~tt_tuuko/
ところで、気づいてない方もいると思いますが、龍宮小屋さんのブログが公開始まりました。 小屋から見える風景を映した写真が見られます。 努力目標として2~3日1回更新ですが忙しいときや電波状態が悪いときはアップ出来ないこともありますのでそのときは大目に見てやってください。 http://ryugu-goya.blog.so-net.ne.jp/
さて、この連休は尾瀬が呼んでいるようです。(^-^;)
三本カラマツ [尾瀬]
ここ数年、毎年カラマツの食害が被害が尾瀬でも見られてます。ビジター横のカラマツでも耳を澄ませているとパラパラと音がしてます、カラマツに大量についた虫の糞が落ちる音です。 ぽかーんと口開けて見てると口に入る恐れがありますし、髪の毛の中に落ちることもあるので通った後は髪をバサバサとやったほうが良いです。
その虫が今年は三本カラマツにもついてしまいました。元長蔵から見て右側のカラマツが一番被害を受けていて貧弱になってます。真ん中の木も被害が出てます。 少し前に渡り鳥がやってきて虫をついばんでくれたようで、かなり減っているとのことですが食べられた葉は今年はもう戻りませんので、これから楽しみな黄葉がちょっといつもより貧相にみえるかもしれませんね。
虫の正体は、カラマツハラアカハバチというハチの幼虫だそうです。 (注: 葉を食べる虫は他の種類もあります。)
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/zukan/konchu/00data/hati/habati/karahara/note.html
↓↓ 元長蔵からみた三本カラマツ。右側のカラマツの被害が甚大です! 枝もさらに折れてしまっているようですすね。
↓↓ 大江湿原側から見た三本カラマツ。
↓↓ 少し寄ってみると食べられた部分がよくわかります。 写真右の木は真ん中のカラマツになります。
↓↓ 今年は3本のバランス良くボリュームのある三本カラマツの黄葉は無理のようですね・・・ (2012年10月20日撮影)
のんびり尾瀬沼 【3】 [尾瀬]
のんびり尾瀬沼の3回目です。 紅葉もまだまだでしたが、湿原には少しばかりのお花も残っていました。 次回訪れる頃にはもうすっかり無くなっているでしょうから、今年の名残の花ってことでいくつか撮影しました。 また、尾瀬沼Facebookに掲載されていた「ギンリョウソウモドキ」と思われるものを探して撮影してきましたが、見つかったのはもう半月以上前ですが、ほとんど伸びていなくて、このまま枯れるのでは思われます。 尾瀬ヶ原に行けばまだ何か花もあるのかなと思いますが・・・
今回は、少し花とそのほかの写真を掲載してみます。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO/DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED/ W60】
↓↓ 尾瀬沼北岸のとあるポイントからの尾瀬沼湖畔の風景。秋にはナナカマドの紅葉が綺麗なところです。 これにピンと来る方はかなりの尾瀬病です(^-^;)
↓↓ 沼尻の桟橋。なかなか絵になる光景ですよねココ。 K-5IIsの銀残しというモードで撮ってみました。少し褪せて見えるのはそのためです。
↓↓ 【左】 オゼトリカブト。 【右】 エゾリンドウ。 日曜日の早朝はプチ霜で花にもうっすらと付いていました。
↓↓ こちらが ギンリョウソウモドキと思われるものです。 伸びるとまさしくギンリョウソウのような形になるのですが・・・ このまま枯れるかな・・・
↓↓ 【左】 オオバセンキュウかな? 上が雌花で果実が出来てます。下が雄花。 【右】 オヤマボクチ。アザミの仲間ですが花がかなり大きいです。
↓↓ hidamariさんとozebakaさんの下山に途中まで同行しました。 赤白の棒は10mg間隔で測って撮影するための道具だそうです。 ozebakaさんが背負ってる青いBOXには尾瀬ヶ原の各所で採集した水のサンプルが入ってます。 ちゃんと仕事してます(^-^)/
↓↓ 今回もらったオコジョ発見証は左側ですが、2年前にもらったのが右でいつのまにやらデザインが変わっていました。
↓↓ 今回はテント泊でした。1週間前に予約したときはまだ空きがありましたが、当日は満席。こんな時期にテント場がいっぱいになるなんて聞いたことがありません。ヒュッテの小家主さんも最近多いんだよ~と不思議がってました。登山ブームが要因でしょうね。今回は9番デッキをチョイスしました。他と離れているので静かでした。
↓↓ 夜メニューは、何とすき焼き! 材料は重いけど美味しかったです。いい肉をチョイスするのがベストです(^-^;) 朝食はすき焼きの残り汁と具材を追加して、うどんをぶっ込んで頂きました。これまたマイウーでした(^-^)/ 写真はそれぞれ2人分です。
↓↓ このテントの住人はこんなやつらでした(^-^;)
↓↓ 最終日、ピーカンの青空の下で、人通りも少ない木道でちょっとのんびりとくつろぎました。
次回は三連休の尾瀬入り予定ですが、またオコジョ狙いで尾瀬沼にしようかと思案中(^-^;)
のんびり尾瀬沼 【2】 [尾瀬]
4月の尾瀬沼以来でしょうか、今回は2日間ともにいい秋晴れでした。 しっとりした雨もまた風情がありますけど、やはり青空があると気分もウキウキですよね。 特にこの時期は青空と紅葉という組み合わせでないとちょっと物足りない感じです。その紅葉はまだ少し早いです、台風の影響でかなり風で煽られたようで痛んだ葉が沢山落ちてました。今年も少し痛んだ紅葉になりそうな気がします。
初日はいい感じの雲が広がってそれなりにいい夕焼けになりましたが、ちょっと欲をかいて移動したりしたので結果的に写真はイマイチかも・・・ やはり場所を決めたら動かない方がいいですね。
夜は0時までは闇夜で星空が綺麗でした。少し雲も通るのですがやっぱり尾瀬沼の星空は格別です。 月が昇ってからも星空は綺麗で夜中に起き出して2時間ほど撮影したので寝不足でした(^-^;)
明け方にかけてピーカンでしたが朝霧が漂い、大江湿原らしい光景です。日の出前にはビーナスの帯じゃないかと思われるものも見られてとても綺麗でした。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO /DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED 】
↓↓ 皿伏山の麓あたりに太陽が沈んでゆきます。いい感じの雲ですが、動きがはやくどんどん形が変わってしまいます。
↓↓ 第三ベンチ付近は人がワラワラやってきたので釜っ堀田代へ移動。この方向は焼ける雲が少なくてちょっと物足りないのですがどんどん色が変わってくるので動くに動けずでした(^-^;)
↓↓ 三本カラマツと夏の天の川。夏の大三角も見えてますが、判るかな? 魚眼レンズを使いましたが、どうも無限の位置がシビアでピンがきっちり来てません。このサイズなら問題無しですが・・・
↓↓ 太い三日月が昇っても、夜空が綺麗なので星たちはかなり沢山見えていました。 月と一緒に昇ってくるオリオン座が印象的です。ベテルギウスが超新星爆発すると月と同じくらいの明るさになると言われてます。ちょうど写真のような感じなのでしょうか!?
↓↓ 明け方、ピーカンで焼け雲は無し。それでも湖面を漂う朝霧がいい雰囲気です。良く見るとビーナスの帯のような赤い帯が徐々に下がってゆくのが判りました。
↓↓ モルゲンロートが綺麗です。 この写真と上の写真は同じ場所です。通の方なら察しがつくかもしれませんが、ロープが外され通れるようになってました。しかも板が渡されて歩きやすくなってました。
↓↓ こちらはいつものビューポイントからです。 ちょっとハイキーで撮ってみました。
↓↓ 大江湿原を流れる大江川、日が上がってくると次第に霧が薄れてゆきます。
↓↓ 日曜日の朝は、プチ霜でした。久しぶりに木道が滑る感触を味わいました。これからはこの霜が普通に降りるようになるのですね~
↓↓ そして、昼間は、ドッピーーーーカン★
のんびり尾瀬沼 【1】 [尾瀬]
週末は尾瀬沼テント泊に行ってきました。土日ともに天気に恵まれて秋晴れでした。それでも日中はちょっと暑いくらいの日差しですが朝晩はぐっと冷え込み僅かに霜も降りました。
今回はあまり動くことはしないでのんびりとテント泊を楽しもうというコンセプトです。 尾瀬沼テント泊は今年は初めてです。 紅葉にはまだまだちょっと早く中途半端ですが、草紅葉は見頃でした。 沼尻の池塘のヒツジグサも真っ赤に色づいてとても綺麗です。 こんな中途半端な時期なのにヒュッテは満室。長蔵小屋も別館やアネックスを使うくらい混んでました。テント場も満デッキでが学生がいなかったので静かです。 夜は満天の星空、夕方はなかなかいい焼け、朝は焼けは無かったですがビーナスの帯らしきものも見ることが出来ました。
そして、なにより、今回のビッグサプライズは帰り際に、オコジョを目の前で見ることが出来ました。 もうその様子は超絶に可愛かったです。このオコジョは他にも5~6人が目撃して一気にオコジョカードが大量に出るという珍事でした。今回、星とか夕焼けとかいろいろありますけど、もうオコジョに尽きますね(^-^;)
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】
↓↓ オコジョ!! 我々の前に家族連れがオコジョを見たと言うことで、そのあたりでまた出るかも~とウロウロしていたらギッギッと鳴いたので、どこだどこだと見ていると何と、足下の側溝の木の隙間からひょっこりと顔を出しました。もう~びっくりでしたがすぐに撮影して何とか撮ることが出来ました。ただ、日影でiso100だったのでちょっとブレてしまいました。 それにしても小さな手が可愛いですよね~(^-^) 4~5枚連写しましたが、直ぐに隠れてしまって出てきませんで同じカットしかありません。 全身が見たかったですが贅沢は言えませんね・・・ 帰る寸前だったので直ぐに発見証明書を発行してもらいました。 ちなみに場所はビジターセンターの横です。 最初の出現の時にレンズキャップしたままで撮れなかったというおじさんはこのあとも張りこんだようですが、撮れたかな?
↓↓ 大江湿原や沼周辺の湿原は草紅葉が最盛期です。
↓↓ 沼の、北岸の入り江の草紅葉と秋晴れ、それを映した青い尾瀬沼がとても綺麗でした。
↓↓ 沼尻の池塘のヒツジグサは真っ赤に色づいてました。 そこに燧ヶ岳が映り込んでました。
↓↓ 草紅葉の沼尻の池塘。
↓↓ ところどころに色づく木々もありますが、本格的な色づきはまだまだです。
↓↓ オオカメノキの紅葉。 透過光で綺麗です。
↓↓ 林床には小さな紅葉も始まってます。
↓↓ 夕陽浴びて輝くゴマナの果穂。
↓↓ 夕方になり、いい感じの雲が空全体に出ていました。魚眼レンズを持ってきていたのでダイナミックに撮ってみました。このあと、雲が徐々に焼けます!が・・・
41年前の尾瀬動画 [尾瀬]
YouTubeで検索していたら、面白いものを見つけました。 1972年7月に撮影された尾瀬の光景です。(動画は8㎜フィルムで撮影されたものを投射しそれをデジカメで複写したものです。) 撮影された内容を見ると鳩待山荘に泊ってから至仏山に登り、山の鼻でもう1泊、尾瀬ヶ原を縦断して尾瀬沼の尾瀬沼ヒュッテで1泊して大清水に下山してます。 みなさんキスリングなのが時代を反映しています。
ルートはともかくそこに映し出される光景は見たこともない部分も多く、特に山小屋の様子もまったく違いますしとても新鮮です。途中すこし龍宮小屋が出てきますが、現在の1つ前の建物のようですね。今は受付の上に飾られている看板がしっかりつけられています。
尾瀬沼ヒュッテはあまり外観はかわりません、鳩待山荘はまったく違います。一ノ瀬の道路工事が進んでいたころのようで、話には聞いていたつり橋がまだあってちょっと感動しました。 昔はゴミ箱があったのもよくわかります。 この時代を知ってる人は懐かしく、知らない人には新鮮だと思いますので、是非見て頂けたらと思います。
※動画の掲載についてはご本人様の許可を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。またぜひ尾瀬を訪れてください。
この動画から切り出した写真と今の状態を何カ所か比べてみました。
↓↓ 至仏山東面道からの山の鼻ですね。 左が1972年です。 建物の配置もずいぶん違います。どうも、山の鼻小屋だけ木道の反対側の湿原に建っていたようです。
↓↓ 上の大堀川の橋です。 1972年頃は現在の橋の上流側、写真では右側に架かってまして今も橋桁の跡が渇水時に見れることがあります。
↓↓ 龍宮小屋です。 モノクロ写真は龍宮小屋に飾られていた初代の建物です。この小屋は火事で焼失していまして、そのあとに建てられたのがこの動画に映っているものです。 小さい写真右は現在の建物です。初代はともかく2代目と今はほぼ同じような外観を継承しています。
↓↓ 最後は、尾瀬沼ヒュッテです。 あまり外観は変わってないようですね~?
尾瀬沼に入って食事をしているところがありますが、たぶん沼尻だと思います。もうすこし昔の尾瀬沼も見てみたいですね。
私の尾瀬ベスト5 【動物編】 [尾瀬]
台風が近づいてますね~ 関東地方を縦断するコースになりそうで明日は暴風雨でしょう。今夜のうちに対策をしておくことが重要です。
さて、私の尾瀬ベスト5ですが、ラストは動物編にすることにしました。 20数年尾瀬に通ってますが、意外と動物を見かけたり目の前に現れることは希です。特にオコジョには長年会いたいと思ってましたが3年ほどまえにやっと会うことが出来て大感激でした。でも、写真はイマイチなのでもう一度会いたいです。ちなみに最初にオコジョにあったのはもう15年以上前の晩秋で白いオコジョでした、でも遠くでカメラも出してなくて写真も撮れなかったです。
シカはこのところ増えてますので見掛ける機会が増えましたけど、見てもあまり嬉しくないです(^-^;) 数年前にツキノワグマを至近距離、たぶん5mくらいで出くわしまして怖かったのが記憶に強烈に残ってますが、こういうのは出会えても嬉しくないですね(T-T)
↓↓ 誰もが会いたいオコジョ。 至仏山に登っているときにチョロチョロ動くオコジョを発見、一緒に居た相棒ともども大感激で見ていました。しかし、写真はブレブレ・・・ もっと綺麗に撮りたいと思ってますがなかなか出会えません・・・が、初めて来て見ちゃって、しかも綺麗な写真を撮る人もいるのですから完全に運次第という感じですね。 (2010年7月4日撮影)
↓↓ ヒメネズミです。 秋になると冬に備えて食べまくるようでそういうときはあまり逃げようとせずこうして至近距離で撮影できたりします。しかも何を血迷ったのか私のズボンを登ろうとしてました。かわゆい~(^-^) (2006年10月中旬撮影)
↓↓ ノウサギですね。 冬なので白い冬毛です。 この日はガンガンに新雪が降っていて、不意にタタタと走ってきました。 そのあと、テンに追われたのか自ら沼に飛び込んで泳いでいる様子を見ることが出来ました。ウサギが泳ぐなんて・・・貴重な写真です。 (2006年11月11日撮影)
↓↓ ホンドテン。 オレンジ色の体毛が特徴的ですね。 上のウサギの後に登場したのがこのテンでした。ウサギを狙っていたのでしょう。 (2006年11月11日撮影)
↓↓ アナグマ。 晩秋の枯れ野の中でガサガサと動いていたのがゆっくりと木道に近づいてきたらアナグマでした。なぜかこいつは驚きもせず悠然と木道を渡って反対側の茂みに消えてゆきました。 アナグマはツルコケモモやズミなどの実を求めて彷徨っていたようです。 (2010年10月31日撮影)
このほかにはエゾリスや小さなモグラとかニホンカモシカも見たことがあります。
私の尾瀬ベスト5 【ビュースポット編】 [尾瀬]
さて、私の尾瀬ベスト5、今回は、好きなビュースポットです。 尾瀬では定番ポイントというのもいくつかあり、一番有名なのは中田代、下の大堀川の流れに沿って咲く水芭蕉と至仏山でしょう。ポスターに一番使われているので誰もが思い浮かぶポイントです。 たしかに綺麗ですが、長年尾瀬通いをしていると他にも沢山綺麗な場所が見えてきます。 そんな中から選んでみました。
↓↓ この景色はほんとに感動します。 至仏山東面登山道からの尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の大絶景です! まったりした湿原を連想する尾瀬ですけど、この山岳風景は最初に見たときはヤバイ!と思いました。 森林限界から高天が原付近までが一番の絶景で、高度感が堪りません! 以前は山頂から山の鼻に下れ、尾瀬ヶ原に向かって下りてゆく感じが好きでしたが今は駄目なのが残念です。 夏の緑色の湿原もいいのですが10月、紅葉の時の景色も絶品ですので、これからの季節お薦めです。 ただし、山の鼻からの登りはかなり厳しいです・・・。 (2002.10.5撮影)
↓↓ 尾瀬沼、元長蔵横のベンチからの景色。 広々とした尾瀬ヶ原もいいのですが、このこじんまりとした箱庭のような光景も素敵です。ここからの逆燧ヶ岳が一番綺麗じゃないかと思います。ベンチに座っていつまでも眺めていたい景色ですね。 ここからの三本カラマツと大江湿原も美しいです。 私の尾瀬原風景という感じです。 (2012.10撮影)
↓↓ アヤメ平も捨てがたいのですが、この横田代からの至仏山も絶品です。 綺麗な傾斜湿原で、夏にはキンコウカの大群生が見られる場所でもあります。 爽やかな風が吹き渡る最上部のベンチでこの景色を見ながらまったりとコーヒーを頂くのが最高の幸せです。 (2011.7撮影)
↓↓ 熊沢田代。 御池側からヒイヒイいいながら登ってきて突然現れる熊沢田代には衝撃的に美しいです。目の前にどーんと燧ヶ岳が聳えてます。 その反対側、燧ヶ岳側に少し登ったあたりから見下ろす熊沢田代も個人的には好きです。背後にはこれまた百名山の会津駒ヶ岳のたおやかな山容が印象的です。ここは秋の草紅葉のころもとても綺麗です。 (2013.8.25撮影)
↓↓ 5つ目、迷いに迷いましたが、燧ヶ岳のナデッ窪からの尾瀬沼が感動的です。山頂から見えるのも、もちろん素敵ですが、急なこの道を登っている間、常に背後に尾瀬沼があり、頑張れ~と見守ってくるているようで好きです。特にお気に入りがこのナデッ窪上部付近に急に狭くなった切り通しのような道から覗く尾瀬沼が何とも言えず目に焼き付いています。 ここはいつ行っても風が吹き通り気持ちがいいところです。 ちょっとマニアックなビューポイントですけど、お試しあーれ。 (2011.7撮影)
ビュースポットもかなり迷いましたが、上田代のゆるぎ田代にある大池塘の逆さ燧や三条の滝、残雪時にしか行けない牛首山の麓からの川の蛇行と至仏山の風景などなど、うーんベスト5では語り尽くせませんね・・・。
私の尾瀬ベスト5 【お花編】 [尾瀬]
今週末は3連休ですが、またしても天気はあまり良くない予報ですね。 今年はどうも週末は微妙な天気になるパターンになってしまってます。困ったものです・・・。 自宅待機になりそうな感じです・・・
さて、pulsar さんのベスト5企画に便乗して、私も考えてみました。 先週末のオフ会では同宿だった群馬大学の若者が宿泊客に一番好きな場所とか聞いていたのですが、なかなか直ぐに答えられるものでもないですよね。
今回は、尾瀬に咲くお花のベスト5ですが、順位と言うより印象に残っているものという感じで選んでみました。
↓↓ ニッコウキスゲの大群落。 特にここ大江湿原の大群生は、私が尾瀬通いをはじめるきっかけになった光景で、はじめて見たときは鳥肌がたつくらい感動したものです。 でも、もうこの光景は見れないかもしれません・・・ 中田代の群生もなかなか素晴らしいです。 (2000.7撮影)
↓↓ ホソバヒナウスユキソウ。 まずこれが見たくて至仏山に初めて登ったのを覚えています。 可憐ですよね~ (2007.7撮影)
↓↓ エゾリンドウ。 尾瀬に最初に来たのは秋でした。 朝霧が凄くて、次第に晴れてきたら草紅葉の湿原に紫色の花が点々と咲いていてとても哀愁を感じました。 寂しい湿原に咲くこの花はけっこう好きです。 (2010.9撮影)
↓↓ ワタスゲの群生。 新井氏の写真集に一面に広がるワタスゲの群生が載っていて、これまた鳥肌がたって是非見たいと思ったものです。キスゲと同じで最近は規模が少なくなりましたね。それでも、毎年気になります。 (2010.6撮影)
↓↓ ヤチラン。 とてもか細い小さなランで、初めて存在を知ってからずっと探していて、炎天下で湿原を目を皿のようにして相棒と一緒に見つけたときは、喜びましたね~! 今でも見つけるのは難しい花の一つですから、見つけるとヤッター!と感激します。 (2013.8撮影)
他にもいろいろあって迷います・・・ 今年確認したヒロハツリシュスランも探し求めて見つけた一品ですからね~ ヒメシャクナゲも可愛いので捨てがたいですが・・・ 意外と水芭蕉は印象度低いです(^-^;)
秋雨の尾瀬ヶ原 【2】 [尾瀬]
シーズンはまだ少し続きますが、花の尾瀬としてはいよいよ終盤で、めっきり咲いている花が少なくなって寂しい限りです。それでも、エゾリンドウが咲き始めていましたが、今年はちょっと少ないようです。白花エゾリンドウ?は確認出来ず・・・ また刈られてしまったのかな? サラシナショウマ、トリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、ゴマナ、ウメバチソウが主力ですね。 アケボノソウは見頃を過ぎていましたが1箇所だけ全ての花が新鮮な株がありました。 また今回は典型的なホロムイリンドウも確認出来ました。
【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】
↓↓ 山の鼻湿原では木道の両側にアブラガヤが群生していて、穂が茶色くなっていました。これを見ると秋が来たな~といつも感じます。
↓↓ 【左】 エゾリンドウ。 【右】 ホロムイリンドウ。 尾瀬の湿原にはこの2種が存在しているのですが、どういうわけかビジターセンターではひっくるめてエゾリンドウと説明しています。 区別の方法としては、ホロムイリンドウの方が全体的に小型で葉も細く、花は茎の先の方にかたまって咲きますが、エゾリンドウは全体的に大柄で花は茎の上方の葉腋から出で咲きます。 両者の中間的な個体もかなり多くこのあたりがひっくるめている由縁かもしれません。 今回は典型的なホロムイリンドウを見つけることが出来ました。龍宮小屋のすぐ前の木道にありますので是非見てみてください。すぐとなりにはエゾリンドウも咲いているので比較しやすいです。
↓↓ オゼトリカブト。 これも同定が厄介な花のひとつです。 とりあえず垂直に立ち、花は上方にかたまって咲くというのがオゼトリカブトの定義だそうです。
↓↓ こちらはジョウシュウトリカブト。 花色が白と紫のツートンなので同定がしやすいです。 尾瀬でも咲いているところは隔離的で少ないです。
↓↓ ウメバチソウ。 大きめの白い花はよく目立ちます。 単独で咲いていることが多いですが、見本園ではかなり寄り添うように沢山咲いている姿をみます。
↓↓ 黄色い花のミヤマアキノキリンソウと、白い花のゴマナは晩夏から初秋の主力の花です。
↓↓ サラシナショウマ。 拠水林や林縁でよく見掛けます。いい香りがするので嗅いでみてください。
↓↓ 葉が色づきはじめたヒツジグサもまだ咲いています。
↓↓ アケボノソウ。 ほとんどの株は花が終わりかけていましたが、ここのはどの花も新鮮でした。
↓↓ もうすこしアップの写真を掲載します。 ぱっと見地味に見えますけど花一つは複雑で綺麗ですよね。