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ふたご座流星群 [天体]

 3大流星群に数えられるうちのひとつが、ふたご座流星群です。 今年の極大日(出現数が多くなる時)は、12/13~14日でした。ニュースでも取り上げられたので知ってる人も多いかと思います。 ふたご座流星群は年々出現数が増える傾向で、観測データの残っている最古の200年前から見ても増えていて、この先もさらに増えるのではと考えられてます。 ここ数年では1時間あたり100個程度の出現が見られ夏のペルセウス座流星群よりも多くなってます。 

 出来れば空の暗いところで見たいですが、流石に忙しい年末の平日は休めないので遠出は出来ず、都会の明かりはありますが近くの公園で2時間ほど見てきました。 どうせ大して見れないだろうと思ってましたが、けっこう明るい流星が多かったおかげで20~30くらいの流星を確認しました。都会でこれだけ見れるのですから凄いことです。 山や尾瀬で見たらもっといっぱい見れたでしょう。

 ダメ元で撮影もしてみました。長時間露光は白かぶりするので、F4 ISO800 で15秒ほどをインターパル撮影で10秒置きくらいに2台のカメラを使って撮影しました。撮った枚数実に646枚。結構流れたと思うのですが流石に写らなくてまともに写ってるのは5枚ほどでした(T-T) その中でも明るく長いのを2枚ほど掲載します。

↓↓ 肉眼でもこの流星は見てまして、火球とよべるくらい明るかったです。周りで見ていた人も歓声を上げてました。 【K-5IIs DA14mmF2.8 F4 ISO800 15S コントラスト調整】

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↓↓ 露光時間を見るためテストで1枚撮った時に偶然に流れました。 【K-7 DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] F4 ISO800 15S コントラスト調整】

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↓↓ horiguti さんが使っていた合成ソフトを使って合成してみました。50枚合成です。 10秒間隔でもまだ繋がりが悪くギザギザになります。綺麗に線に繋ぐには5秒以内が最適かな? 

合成50枚a.jpg

それにしても、寒空の中でしたが、たくさんの人が流星を見ていました。 朝方になるほど多くなるので、朝まで見たかったのですが、寝不足になるので2時過ぎには切り上げました。 夜空の明るい街中でこれだけ見れたので予想外の満足感でした(^-^)


半影部分月食 [天体]

 昨日28日は満月で、半影部分月食でした。 月食の起こる仕組みは、地球の影に月が入ることでおきますが、地球には大気があったりするため綺麗な影ではなく縁がぼんやりした影になり、おおざっぱに濃い影の「本影」と薄い影の「半影」に分けられますが、その境界はとても曖昧です。 部分月食や皆既月食は本影に入ることでおきます。対して半影にはいると今回のような半影月食と呼ばれるものになります。 半影にも部分食と皆既食があり今回は半影部分月食です。

 半影はとても薄いので見た目にはほとんど判りませんが、一様に輝く満月を知っていれば幾分薄暗い感じが判ります。写真にするとさらに判りやすくなります。 天体ファンの間でもあまり関心の薄い現象ですが、ちょっと撮影してみました。 ただ、半影月食が始まる21時過ぎには薄い雲があり撮影出来ませんでしたが、最大に陰る23時半前には晴れてきたので時間を置いて撮影できました。

↓↓ 28日、23時30分頃。最大が33分ですのでほぼ最大食分です。 月の上方の影が濃くなっています、この方向に本影があります。 月の明るさを一定にするためカメラの設定は固定にして影の部分を判りやすくしてみました。 【K-5IIs SIGMA 135-400mmF4.5-5.6APO(換算600㎜)  F8.0  ISO800   1/1250s 固定。 半手持ち 大トリミング】

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↓↓ 29日、0時20分頃。 ほぼ1時間後です。 上方の影が薄くなり少し右側に移動しているのが判ります。月が影の中を移動しているわけです。正確には地球の影も動いてます。

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↓↓ さらに1時間後の01時30分ころ。 食の終わりは01時50分頃でしたが、眠いのでやめました(^^;) すっかり影も判らなくなり終わりが近づいています。ここまでくると肉眼ではわかりません。

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半影月食は、ご覧のように面白くないのです(^^;) しっかり欠ける部分月食は、2013年4月26日ですが欠け具合は僅かです。 皆既月食は2014年10月8日となります。 


9月30日は中秋の名月でした・・・ [天体]

 1日ずれましたが、9月30日は中秋の名月でした。 時間的には30日の正午12時18分だそうです。 下の写真は30日未明2時ころに撮影したものです。寝る前に外を見るとこうこうと輝いていたので翌日は台風で撮れないだろうと撮っておきました。

 中秋ですから「秋の中頃」を意味するわけですが、中秋が満月にならないこともあります・・・まあ、細かい話しは野暮ですのでやめておきましょう(^^;) 

↓↓ ニコンP510での撮影です。 カメラ任せで撮ったのですが、どうもホワイトバランスが変な気がします・・・

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↓↓ 一部を拡大してみました。 さすがに画質が荒れてしまいますね。

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【大彗星?「アイソン」接近中】 

 去る、9月21日にロシアの研究チームがひとつの彗星を発見しました。 その後のデータ解析では来年2013年11月下旬に近日点(太陽)最接近、その後暮れに掛けて見えるようになるだろうということが解ったそうです。 この近日点通過の時のときの明るさは-7等星くらいで金星よりも明るいです。 でも、太陽に近すぎるので観測は厳しいです(^^;)

 その後、太陽から離れて夜空に見える頃でもずいぶん明るいと予想され、もし長大な尾を引いていれば素晴らしい光景が夜空に見えますからとても楽しみです。

 ただ、彗星は来てみないとどのように変化するか解らないことが多いので過大な期待は禁物ですが、現時点でのデータではかなりの大物彗星になりそうです。

詳細はこちらです。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121001-00000000-natiogeo-int

http://www.astroarts.co.jp/news/2012/09/26ison/index-j.shtml


ブルームーン [天体]

 今日、8月31日はブルームーンです。 月に一度は必ず満月になりますが、希に2回起きることがあり、その2回目の満月をブルームーンと呼ばれています。

 何故、ブルームーンと呼ばれるのか? 昔々、月が青く見えたことがあったそうです、それは待機中のチリの影響じゃないかと云われてますが、そういうのは滅多に見られるものではなく、月に2回の満月も滅多に見れないという意味がごっちゃになりそのままブルームーンと呼ぶようになったそうですじゃ。

 まあ、見た目には普通の満月なんですけどね(^^;) とりあえず、ニコン P510で撮ってみました。 ついでに動画も撮りましたが、街灯のせいでアブラゼミが盛んに鳴いていて、蝉時雨の中の満月という、ちょっと面白い映像になりました。

↓↓ 8月31日午後22時58分が満月なのですが、撮影は少し早い時間に行いました。

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↓↓ 動画です。 蝉時雨が凄いですね。


満天の星空 [天体]

 島は街灯いっぱいの町中から外洋へ約4㎞のところにあり、夜は満天の星空が広がります。 島のなかには街灯もあるのですが、もともとの夜空が澄んでいて周辺の明かりの影響をほとんどうけないので感動ものの星空になります。 天の川も肉眼で見てもくっきりと濃く見えて見事です。 今回は天候にも恵まれて素晴らしい星空を毎夜堪能できました。 ペルセウス座流星群の名残の流星もいくつか見ることが出来ました。 

 今回、一緒にいった従兄弟がPENTAX Q を持ってきていまして、星空撮影がしたいけど映るかな? ということでちょっと貸してもらいました。Qにはバルブ機能があるのですが、普通に最大30秒まではシャッターのセットが出来るのでとりあえずこの機能を使い、ISO1600に設定、レンズは単焦点の01 STANDARD PRIME 35㎜換算47㎜ f1.9しかなかったのでこれで撮影してみました。 結果は驚くべき写りでした。空の状態が良いとはいえこれだけ映るのは驚異的で、僕のK-7を上回ってます(T_T) このちっちゃいレンズでこれだけ分解するんですか!というのも驚きました。  因みに三脚が無かったのでタオルを使って台を作ってそこに載せて勘でアングルを決めてますので微妙にずれてます・・・。

↓↓ さそり座は大きく傾いてしまっていたのでいて座と天の川です。 この天の川は銀河系の中心方向と云われています。天の川の濃さが凄いですね。

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↓↓ 上と同じ方向のタテ位置です。 天の川が大きく映っています。

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↓↓ こちらは、天頂にあった天の川で、はくちょう座付近ですが、これだけ星が映っちゃうとどれがどれだか判らなくなります(^^;) 上方にある明るいのが1等星のデネブです。その横に赤く広がるのが北アメリカ星雲です。これがしっかり映るのには感激しました。

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↓↓ そしてこちらは、アンドロメダ座ですが、左にぼんやりしたかたまりがありますね、これは有名なアンドロメダ大星雲です。銀河系に一番近い銀河です。 この銀河は肉眼でも見えましたが写真でもしっかり映りました。

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等倍ではやはりノイズはあるもののフィルム時代の写りに近いですので、それを知ってる人にはあまり違和感はないと思います。大伸ばしにはちょっと不向きかもしれませんが、これだけ映るのなら「Q」を買って星空専用にするのも悪くないな~という気持ちにもなりました(^^;) 


金星の太陽面通過 [天体]

 朝から雨で、この天気では絶望的かと思われたのですが、11時くらいから雲に隙間が出始めました。 もしやと思って会社まで持参していたカメラとレンズ(換算600㎜)にフィルターをつけて見ていると太陽の輪郭が現れました! 夢中でシャッターを切りましたが、飛ぶように動く雲でなかなか露出が安定せず、ブラケットでとにかく撮るだけでした。 それでもしっかり金星が映っていて、超感激(^o^)/ その後も何度も雲間が出て撮影しました。 最終的には第三接触も撮影することが出来て、奇跡的に見ることが出来ました。 いや~良かった良かった(^-^)

 11時ともなると太陽はほとんど真上なので三脚は使えず手持ちです。 でも最初から三脚は駄目だろうと持っていきませんでした。 撮影時は壁や電柱にレンズを寄り掛けてブレを防ぎました。 スッキリした画像にはならなかったですが、ある意味、日食より珍しい現象を捉えることが出来て満足です。 途中からとなりましたが掲載してみます。 

↓↓ 11時17分頃。 雲が切れて初めて見れた金星の太陽面通過には感激しました。 画像は以下すべて大きくトリミングしてあります。

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↓↓ 11時42分頃。 いちばんすっきり晴れた時ですね。ちょっと露出が飛んでますけど、黒点の淡い部分も映ってます。その黒点と直線に並んでいる様子が面白いです。 このころからAFにして太陽の縁でピントを出してます。

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↓↓ 12時35分頃。 1枚目よりずいぶん動きました。

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↓↓ 13時30分頃。 東京での第三接触は13時29分59秒なのでほぼちょうどですが、実際にはまだ少し隙間があるように見えます。 厚い雲でうっすら映っている連続写真をよーく見ると、30分15秒くらいが撮影地の第三接触の時刻じゃないかと思います。

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↓↓ 第二接触や第三接触の時に見られる「ブラックドロップ現象」らしいのも映ってました。これは地球の大気の揺らぎによって太陽の縁と金星の縁が伸びて繋がっているように見える現象で、これがあるため精確な接触時間を計るのが難しくなっているそうです。 写真は等倍をさらに1.5倍に拡大しているのでかなり画像が荒れてますがなんとなく繋がってる感じに見えるでしょうか?

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↓↓ 13時35分頃。 ゆっくりと金星が太陽の縁で欠けてゆきます。 

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↓↓ 上の写真をちょっと拡大してみました。 金星が欠けているのがわかります。 このあと、13時47分ころに完全に抜けましたが、そのころはまた雲が出て撮れませんでした。

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関東ではほとんどの地域で曇りか雨に阻まれたということですから、なんとかこうして時系列に撮れて本当に良かったです。 たまたま今日は仕事に隙間があったので、ちょこちょこ外に出て太陽が見えたら撮影していました。 

【余談ですが、「金星の太陽面通過」という言葉はいわぱ一般向けの通用名で、天文用語的には「金星の日面通過」という呼称が正式名です。】

金星絡みの天文現象では、8月14日の早朝(東京だとam2:42~3:29)に月に隠される金星食が見られます。そちらも楽しみです。


部分月食 [天体]

 昨日、6月4日は全国で部分月食となりましたが、北海道や東北の日本海側など一部で見れただけで、他は雲に阻まれてしまったようです。

 まあ部分月食だから、たいしたことないしと思いつつも撮影しようとしたのですが、微妙な厚さの雲がべったりと広がり肉眼では月の輪郭がわからないくらいのぼんやりした月、いや光芒でした(^^;)  光芒を何枚か撮影しましたら、なんとか輪郭が映っていたものがあったので、本来ならボツ写真ですが証拠写真ということで掲載します。

 次回の月食は来年ありますが、欠けるのはごく僅かです。 次に一番よく見えるのは2014年10月8日の皆既月食となります。

↓↓ 19時35分ころなのですでに35%くらいは欠けていると思います。 この輪郭は肉眼では判別出来ませんでした。

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★金星の太陽面通過

 さて、明日6月6日は、金星が太陽面を通過するのが見れるのですが、関東はまたしても雲に阻まれてしまい雨の予報です。かなり絶望的ですね・・・ こっちのほうが珍しい現象なんで見たかったのですけど・・・ 次回は105年後です。

 見られそうなのは西日本と日本海側と北日本かな? ただし、お隣の山梨では曇り時々晴れとなってますので、台風の動きが速ければ雲間から見れる可能性もあるかな? そんなわけでいちおう、カメラ持参で出勤予定です(^^;)

 金星が太陽の縁に接触する第一接触が東京で7時10分頃、太陽の真ん中に一番近づくのが10時29分頃、そして完全に太陽面を抜けるのが13時47分頃で、実に7時間近くかかりますので、この間に雲間から太陽が見えればチャンスはあります。台風の雲ってけっこう隙間があるのは知っての通りなので諦めずにいたいですね。

★下記は東京の時間ですが全国ほぼ同じです。

  • 第一接触 7時10分53秒   金星の縁が太陽の縁に接触する時間
  • 第二接触 7時28分29秒   金星全体が太陽に入った時間
  • 最大    10時29分39秒  金星が太陽の中心に一番近づく時間
  • 第三接触 13時29分59秒  金星の縁と太陽の縁が接触する時間
  • 第四接触 13時47分26秒  金星が完全に太陽面から抜ける時間

観測や撮影には必ず日食の時と同じように専用のフィルターを使ってください。 

撮影では普通に太陽を写すときの露出で大丈夫です。金星による減光の影響はまったくありません。

 


金環日食 in 青梅 【追加分】 [天体]

 金環日食のつづきです。 

 午後からは会社に出ましたが、雲間からなんとか見れたそうです。近くの聖橋には大勢の見物客が来ていたそうで、都内各地は当時は凄かったようですね。僕は1人静かに見てしまいました。でも、尾瀬仲間のメールは嬉しかったです。

↓↓ 全過程はいちおう撮影出来てますので、多重露光のように並べて合成してみました。 下から上に向かって時系列になってます。 こうやって見ると月の移動の様子が分かりますね。

金環日食時系列過程11コマa.jpg

↓↓ これは第2接触時に見られたベイリービーズと言われる現象です。月には凸凹がありその影響で太陽の縁との接触時に光が隙間から漏れる現象です。 理論上、金環食の南北限界線付近の方がよりハッキリ、長く見ることが出来ます。

ベイリービーズ.jpg

↓↓ 予告しましたとおり、動画をアップしました。ちょっと画質も悪く露光オーバーになってしまいました。さらに青いゴーストが出てしまい見た目が悪いのですが当時の雰囲気は判ると思います。また撮影地が川沿いだったので川の音がちょっとうるさいです、カシャカシャ音はシャッター音です。まあ、想い出ってことでアップしました。 ちなみに動画は金環食の最大時の前後7分間のみです。 リングになる瞬間を味わってください。

 

 

↓↓ 今回使った機材はこんな感じです。 三脚に取り付けたビデオ雲台にカメラを乗せてますので、スムーズな移動がけっこう細かく出来るのでとても便利でした。本当は赤道儀が良いのですけど、緊急の遠征だったので割愛しました。

撮影機材s.jpg

金環日食 in 青梅 [天体]

 2012.5.21。待ちに待った金環日食の日です。 予報では関東南部は曇りとか小雨とかの悪い予報で、わたしの住んでいる武蔵野市も微妙なかんじだったので、東京では唯一晴れマークが並んでいた奥多摩方面に行ってきました。しかし時間的な都合で途中の青梅市での撮影となりました。 場所は航空写真地図で電車の中で探し、ぶっつけ本番で河川沿いの公園での撮影となりました。

 雲は少しありますが、ほぼ晴天。 6時19分ころ右上から欠け始めました。 そして50%!! 気持ちがソワソワしてきます。しかし小さな雲がひっきりなしに通過するのでやきもきでした。 80%くらい欠けたところで大きな雲が通過・・・ 駄目かと思いましたが、タイミング良く移動してくれてあとは快晴の晴れ間です! よしよし!

 そしてそして、7時34分ころ月が太陽に吸い込まれるように入ってゆきます、鳥肌モノですね~!! 月と太陽の重なる瞬間にはべイリービーズと呼ばれる現象らしきものが見えてました。 そして、金環日食が始まりました。 そんな暗くならないだろうと思ってましたけど、周辺はけっこう薄暗くなりましたね。意外でした・・・ ここでビデオも開始でしたが、ちょっと失敗してしまいましたが、後ほどアップします。

 5分間の金環日食が終わると再び月が太陽から離れてゆきます・・・ ちょっと寂しい想いでした・・・。 後半はさらに薄雲が広がってきましたが、何とか全過程を見ることが出来ました(^-^)/ いや~感動です!! とりあえず写真をいくつか掲載します。

【共通機材: PENTAX K7  SIGMA135-400mmF4.5-5.6  2×テレコン使用、35㎜換算約1200㎜ 合成F11に設定】

↓↓ 右上から欠けてきました。 周りは誰もいなかったので僕だけ盛り上がってました(^^;) 黒点があるのがいい感じですね。

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↓↓ 50%くらいですね。気分は高まります。時々とおる散策の人がメガネで見てました。

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↓↓ そして、いよいよ金環食の始まりです(^-^)/ スーと光の線が繋がる瞬間が感動的でした!!

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↓↓ 金環日食最大時です(青梅での理論値は7時34分20秒頃)。 中心線からちょっと北よりのため均一なリングにはなりませんが綺麗なリングでした。 周りは誰もいないので一人で拍手してしまいました(^^;)。 周辺はけっこう薄暗い感じでした。 そういえば鳥も騒いでいたような・・・

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↓↓ 金環日食が終わります・・・ リングが消えてゆく瞬間はなんだか寂しい想いです・・・。太陽と月の縁の接しているあたりがブツブツになってますが、これは月の凹凸の影響です。こういうのをベイリービーズと呼びます。

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↓↓ 50%くらい戻りました。 このころから雲がひっきりなしに通過してゆきましたので、金環食の時の快晴状態は奇跡です。

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↓↓ いよいよ金環日食も終わりです・・・ なんだか急に日常に戻った感じでした。

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日食中は、関東の尾瀬仲間さんからメールがいくつも届き、見えるよ~ 雲出てきたよ~とかやり取りして一緒に見ているような気分でした。皆さんありがとうございました(^-^)/

花見さんの方も天気の悪い中でしたが、なんとかリングが見れて良かったですね!!

動画はまた後ほどアップします。


金環日食まであと3日 [天体]

 H2Aロケットも無事打ちあがり、いよいよ金環日食まであと3日となりました。 ニュースやワイドショーなど情報番組でもとりあげられてかなり盛り上がってますね。 昼休みに某カメラ量販店に行きましたら日食メガネのコーナーに人だかりが出来てました。ほとんどおばちゃん、おっちゃんです。 フィルター類は品切れになってるのでメガネ購入の駆け込み客ですね。 店員を質問攻めにしてました(^^;)

↓↓ 18日の太陽の状態です。以前あった大きな黒点は見えない方へ移動したようですが、小さいのがいくつか出てきてました。

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 そんな盛り上がりですが、21日は全国的に曇りがちの天気・・・西日本の太平洋側の一部では雨かも?という生憎の予報になってます。金環食が見られる地方ではのきなみ曇り空で、四国東部、近畿中南部、関東あたりは雲が多いながらも見えそうだという予報ですが当日にならないとわかりません。 部分食の地域では日本海側や北日本は見えそうです。

当日の天気分布図を参考に移動するのも手ですね。 こちら→ http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-4671.html

 薄曇りなら金環食は何とか見えますので曇り空でもあきらめずに見上げてみてください。 適度な曇り空だと日食メガネを使わなくても見えることがありますが、ふいに雲が切れたりすると光が強烈になるので必ず日食メガネで見るようにしましょう。

  問題は撮影です、一般に売られているND100000は10万分の1に減光します。これは快晴時にはいいのですが、曇越しだと減光され過ぎてしまい露出が長くなってしまいます。超長焦点で撮影すると三脚につけていてもシャッターブレを起こす可能性があるので、これを回避するためには感度を上げるか、絞り値を小さくしてやる必要がありますので、当日の天気を見て臨機応変に対応する必要が出てきますので注意してください。

 なお、フィルターを付けた状態で風景と一緒に金環食や部分食を直接撮影することは出来ませんので、もしやる場合は多重露光かフォトショップなど画像処理ソフトで別撮りした風景と合成することになります。 多重露光だと最後に風景を入れることになりますが、露出が難しいと思います。 合成だと調整は出来ますが・・・ 僕もやったことがないので何とも説明できません・・・。

 見るのと写真以外の楽しみ方としては、下の写真のように紙に穴をあけて太陽の光を通すことで太陽の形も反映させることが出来ます。いわゆるピンホールカメラの原理です。 写真のように数字と文字になぞった穴をあければ、そのとおりに映ります。 部分食の時は欠けた状態になりますし金環食のときはちゃんとリングに映ります。 これと同じ原理で木陰の木漏れ日も同じようになります。 

↓↓  紙に開けた穴を通った太陽は太陽の形のまま投影されます。 リング状の太陽がいっぱい並ぶと面白いでしょうね。 ちなみにこの紙の文字たちは「アストロアーツ」の「金環日食特設サイト」の「観望方法」にあったものをプリントして千枚通しで穴をあけました。

ピンホール.jpg

  ところでテレビではこの先、300年は見えないというような間違った報道がされてますが、今回と同じように太平洋側の広い範囲で見られるのが300年後という意味で、実際は、18年後の2030年6月1日に北海道で見られます。 本州の人も移動すれば見れるわけですので安心してください。

★前回の日食詳細記事はこちらです。参考にしてください。 http://tebamaruda.blog.so-net.ne.jp/2012-05-01-1


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