初秋の尾瀬ヶ原 【2】 [尾瀬]
この時期はあまり花がなくちょっと寂しい季節ですが、9月いっぱいくらいはまだ花を見ることが出来ます。 10月になるとエゾリンドウやミヤマアキノキリンソウが僅かに残る程度、それでも日だまりにはゲンノショウコや狂い咲きの花も見ることが出来ますが、実質、尾瀬の花シーズンは9月いっぱいという感じです。 今回見かけた狂い咲きといえば初夏の頃に咲くミツガシワが数輪咲いてました。
沢山の花が撮れる日は残り少ないので見かけた花には出来るだけカメラを向けて撮影しました。昨日掲載した以外の花をいくつか掲載してみます。
↓↓ 朝陽差す湿原。このルートのヤマドリゼンマイの黄葉が毎年楽しみですが、今年はちょっと遅れているようです。幸いまだ霜がおりてないので、このままの状態で一気に冷え込めば綺麗な黄葉となるでしょう
↓↓ オクトリカブト。 オゼトリカブトはほぼ垂直に立ち、花は茎の上部にだけ咲かせますが、オクトリカブトは茎が斜めになり花は各葉脇から沢山出て咲かせます。 ただし中間的なものもあるのでそういうのは厄介です。
↓↓ ジョウシュウトリカブト。 他のトリカブトの色抜けではありません。 この種はもともとこういう色なので、同定はしやすいです。ただし、尾瀬では咲いてるところは隔離的です。
↓↓ 初秋を代表する花のひとつが、このゴマナです。 見てのと降りキクの仲間です。
↓↓ ウメバチソウ。これも初秋の湿原の花の代表ですね。 高山に咲くコウメバチソウやヒメウメバチソウも至仏山や燧ヶ岳で見ることが出来ます。
↓↓ サラシナショウマ。 森林縁でよく見かける長い花穂が特徴的な花です。
↓↓ アケボノソウ。 この花、尾瀬仲間ではけっこう人気の花です。 ちょうど背後に赤く色づいた植物があったので入れてみました。
↓↓ イワショウブ。 お盆の頃の花ですが、まだ僅かに新鮮なのが残ってました。
↓↓ ハンゴンソウ。 とても背の高く花も黄色いのでよく目立ちます。
↓↓ 上田代や中田代で沢山みかけた植物ですが、たぶんホシクサの仲間だと思います。 尾瀬の植物資料には数種のリストがあるのですが、検索しても写真が少なくて同定できませんでした。 判る方、いましたら教えていただければと思います。
初秋の尾瀬ヶ原 【1】 [尾瀬]
現地からの速報でも書きましたが、恒例の尾瀬仲間の集いである尾瀬オフにこの週末、行ってきました。 大方の予報がすっかり覆り土日とも程良い天気で、心地よい風もあり、雨にも降られず、いいオフ日和となりました。 晴れ女1名様とてるてるくんのおかげです、ありがとうございました(^-^)/
尾瀬ヶ原の湿原の色はすっかり変わってきています。草紅葉まではいきませんが色あせて、初秋の雰囲気でした。湿原にある背の低いヤマウルシがいち早く色づき華を添えるかのようでした。 ヒツジグサの葉は紅葉が始まってますが、ヤマドリゼンマイはほんのり褪せてきた程度で黄葉はしていませんでした、寒気が入れば一気に色づくのですが、なかなか見極めるのは難しいです。
花は、エゾリンドウが咲き始めていますが、ちょっと遅れ気味。 ミヤマアキノキリンソウ、ゴマナ、ウメバチソウ、が特に目立ちます。オクトリカブトやオゼトリカブト、サラシナショウマも林の縁などで見頃、背の高い黄色いハンコセンソウも目立ちます。 全体的に花の数はめっきり減りましたのでこれからは日に日に進む草紅葉と木々の紅葉がメインとなる季節です。
↓↓ 下の大堀川の近いところにある池塘付近もすこし色づいてきまして初秋の雰囲気です。
↓↓ とても有名な撮影ポイントのヤマウルシたちがいち早く色づいてきました。ここだけ「秋」って感じです。 でも秋本番には枯れ枝になってしまいます(^^;)
↓↓ 下の大堀川のポイント、ヤマドリゼンマイが僅かですが色づいてきているようです。てもまだ本番は寒気が流れ込み次第という感じでした。早めに霜が降りると葉焼けして駄目になるので、タイミングが難しいです。
↓↓ 池塘のヒツジグサが色づいていますが、よく見るとグラデーションになってました。
↓↓ 秋の尾瀬を代表するのがこのエゾリンドウです。まだ蕾も多くて本番は今月中旬からでしょう。陽が差さないと開きません。
↓↓ 絶滅危惧種に指定されているオオニガナと景鶴山です。 この花が見られるのは尾瀬ヶ原でもごく一部です。
↓↓ 初秋の代表する花である、ミヤマアキノキリンソウと至仏山です。 この黄色いのは目立ちます。
↓↓ 池塘ではまだまだヒツジグサが沢山咲いてました。午前11時以降に開きはじめます。
夜は雲が広がり、遠くで雷鳴が響いてましたが、雲の合間に星空を見ることが出来ました。そのあたりはまた後ほど掲載します。
オフ会参加のみなさん、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
尾瀬ヶ原ナウ [尾瀬]
昼間はまだまだ暑さがありますが、木陰はすずしいです。
湿原の色もずいぶん変わってきました。ヤマドリゼンマイはまだまだです。
添付写真は、オオニガナです。
尾瀬の野鳥 [尾瀬]
土曜か日曜日で高尾山に行こうと思ってましたが、天気が超不安定で、雷雨が頻繁にやってくるので結局行けませんでした。 尾瀬沼も考えましたが、連ちゃんになるので、財布のひもをギュッと絞りました。でも尾瀬仲間さんが燧ヶ岳に登られたようで、ちょっと羨ましいです。今年はまだオンシーズンの尾瀬沼で宿泊していませんし燧ヶ岳にも登ってません。尾瀬病としては異常事態です(^^;)
そんなわけで蔵出しネタですが、お盆前に行きました尾瀬ヶ原で撮影した野鳥を少し掲載します。いづれもニコンP510で撮影したものです。さすがに光学1000㎜ともなるといわゆる大砲レンズの領域ですので、小さな鳥も大きく撮れて良いですね。 ただやはり飛んでるものはかなり難しいです。
↓↓ ホオアカのオス。 高い木の上でさえずってます。
↓↓ ノビタキのオス。 よーく見るとイトトンボを銜えてます。この状態で動かないで盛んに鳴いてましたが、もしかしたら巣立った我が子にここまでおいで~と促しているのかもしれませんね。 エサで釣って飛ぶ練習をさせてるのかな?
↓↓ ハクセキレイ。 エサを探してヒョコヒョコ歩いてる姿をよくみかけますね。