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盛夏の尾瀬 【4】 至仏山編 (前編) [尾瀬]

 さて、至仏山編です。 至仏山は百名山のひとつですが、別に花の百名山にも選ばれている花の山です。 その種類はとても多くて僅か3ヶ月の花の時期に次から次へといろんな花が咲かせて、花好きにはとても魅力的な山です。 それと同時に尾瀬ヶ原や尾瀬沼では味わえない山岳展望の素晴らしさも人気の秘訣になっています。 燧ヶ岳にはない稜線歩きも至仏山ならではです。

 今年は7月1日の山開きには登りませんでした。そのころに咲く花が見れなかったのですが、雪解けの遅い場所ではまだいろいろ見ることが出来てうれしいサプライズでした。 また、これまで同種と思っていた花が実は違うものだと後でわかりまして思わぬ発見となりました。

 とにかく種類が多いので、出来るだけ沢山掲載したいと思ってます。また、風景も少し織り交ぜながら掲載したいと思います。

↓↓ 尾瀬ヶ原の素晴らしい眺望が見られるのも至仏山ならではです。特に山の鼻からの東面ルートは展望が素晴らしく好きなルートです。

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↓↓ 東面ルートは急なところや蛇紋岩の滑りやすいところでもあり危険と云うこともあって現在は登専用になってます。

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↓↓ 高天原の手前の階段付近では高度感が素晴らしく。好きな場所のひとつです。

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↓↓ そして高天原のお花畑です。 眼下に見える尾瀬ヶ原と燧ヶ岳との組み合わせがとても綺麗でした。いつまでもここにいたい気分です。

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↓↓ 高天原の一角の写真ですが、この画面の中に10種類くらいの植物が見られます。凄いですね。皆さんは何種類見分けられますか? 

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↓↓ 左が、クルマユリ。 右が、オオバギボウシ。 とぢらも尾瀬ヶ原など標高の低いところでも見られます。

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↓↓ そしてこれ、左が、ウスユキソウ。 右が、ミネウスユキソウ。 今まで左のはミネウスユキソウが成長しきってばらけたものだと思いこんでましたが、あとで調べると別種だということが判りまして、ちょっとびっくりでした。 これで至仏山には3種のウスユキソウの仲間があることになります。 ちなみに分類上の母種はミヤマウスユキソウですが、至仏山にはないそうです。

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↓↓ 一番有名なのが、ホソバヒナウスユキソウですね。 花期は終わっているのですが、岩陰ではまだ綺麗なのが残ってました。

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↓↓ 左が、シブツアサツキ。 右が、ジョウシュウオニアザミ。 シブツアサツキは至仏山で発見されたものです。 まだ少し花期には早いので少ししか開いているものがありませんでしたが、例年お盆頃までには見頃になります。

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↓↓ 左が、ヨツバシオガマ。 右が、タカネシオガマ。 タカネシオガマの方が花期が早いので、あまり綺麗なのが無かったです。

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↓↓ ジョウシュウアズマギク。 こちらも花期は終わりなのですがまだ咲き残ってました。 

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↓↓ エゾウサギギク。 夏は黄色い花が少ない至仏山ですが、鮮やかなこの黄色はけっこう目立ちます。 ただ個体数はやや少ないです。

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↓↓ この日の至仏山山頂はかなり賑わってまして、到着直後は団体がいて座るところがないくらいでした。 静かな時期にもう一度登りたいです。ちなみに山頂からだと尾瀬ヶ原はよく見えないので撮影なら高天原あたりからがお勧めです。

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