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ラブジョイ彗星と細い月  [天体]

 アイソン彗星は太陽観測衛星SOHOの視界から抜けてしまい状態が判りませんが風前の灯になっているようで、この先、見えるかどうかはかなり難しい感じです。期待していただけにショックは大きいです・・・

 幸い今年はもうひとつの明るい彗星である、ラブジョイ彗星がまだ見えていますので、救われてます。12月1日の未明はすこぶる空のコンディションが良くて撮影してみました。月明りもないのでいい状態です。少し多めに露出をして画像調整で荒れるのを覚悟でどのくらい尾が出るかやってみましたが、けっこう浮き上がったのには嬉しくなりました。もっと暗いところならなにもしなくても写るのでしょうね。尾瀬で撮ってみたかったです。

【機材: K-5IIs M200mmF4 /SIGMA APO135-400mm F4.5-5.6 DG /Nikon P510 /ナノトラッカーで自動ガイド】

↓↓ ラブジョイ彗星(12月1日撮影) 4.5等星くらいと今が旬です! 暗いところならもっと尾が伸びている姿を映せるでしょうが、東京の都区外市街地でこれだけ映れば上等ですね。 M200mmF4で撮影し、トリミング後画像をちょっと調整して尾を浮き上がらせてみました。【換算300㎜ F4 ISO1100 露出30秒】

IMGP2385s.jpg

↓↓ こちらは、テストでSIGMA APO135-400mm F4.5-5.6 DG をつかってみましたが、30秒程度までならガイドしてくれてびっくりです。でもテレ端の画質はイマイチ・・・。 ノートリミング、調整なしですが、流石に焦点距離が長いと尾も映りますね。【換算600㎜F5.6 ISO1100 露出15秒】 

IMGP2419s.jpg

↓↓ 今見えてる惑星の中で2番目に明るいのが木星です。ニコンのP510のデジタル2000㎜で撮ってみましたが、流石に縞模様は無理ですが衛星が映りました。露出オーバーなので光が誇張していて見えませんがもうひとつ衛星が埋まってます。【ノートリミング】

Dscn2991a.jpg

↓↓ 12月1日未明の月齢27.6の細い月の地球照が綺麗でした。 地球照を出すため三日月部分は露出オーバーにしてあります。 【換算600㎜ ノートリミング】

IMGP2429a.jpg

↓↓ そして12月2日、更に細い月齢28.6の極細の月です。この日は水星食がありましたので、チャレンジしましたがやはり高度が低すぎて月に潜入する時は建物で見えず、出てくるときはすっかり明るくなり無理でした・・・ 写真は水星が月に隠されてから20分後くらいのもので、このくらいの状態なら月から水星が出るのはバッチリ見えるのでしょうが、急速に明るくなってしまいます・・・。 因みにこの写真ではナノトラッカーの月追尾モードで撮影しています。月と恒星では移動スピードが違うためです。 【Nikon P510 換算1000㎜ ノートリミング】

Dscn2996a.jpg

 


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