冬の高尾山 [高尾・陣馬・奥多摩]
春や夏にいろいろな花、そしてスミレで楽しませてくれる高尾山ですが、流石に冬場は花もほとんどなくて淋しい限りです。それでも、よく見ていると花の実があちこちにあって、これはなんの実だろう? と興味が湧いてきます。 花はカンアオイや一部の植物の狂い咲きなどが見れるだけです。 2月になれば山麓で梅などが咲き始めます。 またスミレの季節が楽しみです。 今回の高尾山で見かけて名前の判る実とカンアオイを掲載します。
↓↓ カントウカンアオイ。 地味な花ですが高尾山でも減ってきているそうで撮影場所は登山道ではなく作業道沿いです。 花は11月~4月頃まで咲くというとても期間が長いです。 地面に埋まるように咲いていることから、受粉を助けるのは土中の小さな虫ではないかと考えられます。
↓↓ カントウカンアオイの花色は普通は暗紫色ですが、暗緑色タイプもあります。
↓↓ キジョランの実。 裂けると中から毛が付いた種が出てきて風で飛んでゆきます。 キジョランはアサギマダラの幼虫の食草にもなってますが、この植物も少ないです。
↓↓ ツルリンドウの実。 葉は枯れないようで実と一緒に巻き付いてました。尾瀬にはホソバツルリンドウという種もあります。
↓↓ ヘクソカズラの実。 変な名前の植物ですね~ でも実は黄金色で綺麗です。
↓↓ ミヤマシキミの実。 実が赤いととても目立ちます。
↓↓ ヤブコウジの実。 こちらも赤いですが、草丈が低いのですが、林床に群生を作っていたりします。