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早春の尾瀬ヶ原 【2】 [尾瀬]

 雪解けも進み、湿原や山々ではいろんな花が咲き始めました。 1週間でこの変わり様はほんとに劇的です。雪国特有の花のスタートダッシュの凄さを実感しました。 もっと驚いたのは早朝はまだ固そうな蕾だったオオバキスミレが帰りにはポツポツと咲いていて、今回は見れないかと思ってたのに嬉しいサプライズでした。

 尾瀬でもけっこうスミレが咲きますが、今回もいろいろ見ることが出来ました。そんな尾瀬のスミレを中心に咲いていた花たちを紹介します。

↓↓ オオバキスミレが咲き出しました。 まだ少しですが、今週末くらいには木道沿いに沢山咲き出すと思います。根や種でも増えるので環境がいいとどんどん増えます。

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↓↓ ミヤマキスミレ。 オオバキスミレの高山型です。3枚の茎葉がほぼ同じところから出て輪生になるのが特徴です。オオバキスミレは離れてつきます。 花などは同じなので「輪生」を確認しないとまったくわかりません。

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↓↓ ミヤマスミレ。 尾瀬では花弁のタイプが3種類くらいあり、細いタイプ、中間タイプ、幅広いタイプ。この個体は中間タイプです。山の鼻付近では大木の幹に群生している様子が見られます。

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↓↓ スミレサイシン。 日本海側に多いのがスミレサイシンで、太平洋側ではナガバノスミレサイシンが多く、それなりに棲み分けがされてます。大きな花がとても目立つスミレです。

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↓↓ エゾアオイスミレ。 低山や里山でよくみかけるアオイスミレの高山型です。花はすっきりした淡紫色で花弁は丸みがあります。葉はアオイスミレのように丸くなく葉先が山型になります。全体的に毛が多いですが、尾瀬のは疎らにある程度です。とても小さく豪雪地帯に対応した感じです。

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↓↓ キクザキイチゲ。先週末は1つ2つ見ただけですが今回はあちこちの林床で見かけました。龍宮小屋付近では群生していて淡紫色の花も見られます。

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↓↓ ウスバサイシン。 目立つ花ではないのですが、見つけるとついつい撮ってしまいます。 地面付近の褐色の壺のようなものが花です。

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↓↓ ご存じ、リュウキンカですが、よーく見ると、花弁が7枚もあります。普通は5枚です。こういうのは希に見つかり中には10枚というのもあります。

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↓↓ キバナアマナ。 里山では多いのですが尾瀬ではとても少ないです。まだ咲き始めで近いところに咲いてなかったので遠くに咲いていたのを望遠レンズで撮り、等倍切り出ししてみました。

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